反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

反転授業✖協働学習で変わる数学の学び

2016-04-20 22:25:47 | 日記
 iBooksに「反転授業✖協働学習で変わる数学の学び」という本をあげています。
これは、この3年間反転授業に取り組んで数学の学びが変化した結果
得られものや変化する経緯・社会的な背景及びラーニングスキルなどを書いています。
新入生に数学の学び方が変えるということをきちんと伝えたく書いたものです。
 新入生には難しい言葉も多いですが、とにかく一斉授業からの脱却と
協働学習の有効性を説いています。中学まで当たり前と思っていた一斉授業の授業形式が
それだけではないということ伝える一つのツールと考えています。

 iBooksが読める環境のある方は是非一度見てください。

 https://itunes.apple.com/jp/book/fan-zhuan-shou-ye-xie-dong/id1053353343?mt=13

  
 

授業が始まりました

2016-04-14 22:39:52 | 日記
 入学式も終わって、反転授業第2幕が始まりました。
まずは、春休みの課題として数学Ⅰ・Aともに第1章の予習を
課題にしました。
ただし、ネット環境が整っていないご家庭もあるだろうから
全員が予習をしてくることは想定していませんでした。
わかっていても予習をしない生徒もいることも織り込み済みでした。
その結果、45人ベースのクラスで、クラスの差はあるものの4人・8人・17人の生徒が
予習を怠っていました。
しかし、7割以上の生徒が入学前にすでに予習をしてくれていたようで、
授業が始まった今週はスムーズに授業が進みました。
たった3回の授業で、数学Ⅰは因数分解まで終了しました。
予習を行うことが大切だと感じてくれた生徒と
いままで教えてもらってからが学習の始まりと考えていた生徒の考え方に
そうではないという考えを持ってもらう良い期間になりました。

 ところで解説動画についてある数学教師から、解説動画を見たが教科書通り読んでいるだけだからあれでは
生徒全員がわからないのではないかと言われました。
全くその通りだと思いますが、授業時間の使い方が演習を中心に行えるところで生徒が理解しにくいまたはわからないところを
克服できる時間になっているところまでは考えてもらえませんでした。

 3年前の反転授業第1幕と異なり、授業の進み方を変えることに対する理論づけがしっかりできていることと、
学習に対するマインドセットに時間をかけていても教科書の進度を進ませることにつながっていると思います。
普通の授業形態で行っておられる先生はまだ展開が終わったところのようで、すでに2時間の差ができています。
 
 授業時間20%の活用として、教科書・問題集以外の数学(非定形問題)にも取り組みたいと考えています。
またいずれ報告したいと思います。
この3年で反転授業の考え方が広まったのと同時に知識伝達方法の仕方の幅ができたことで順調にスタートできていると
感じています。

新年度始動開始 

2016-04-01 22:28:10 | 日記
 新年度の開始にあたり、高校1年生の担当が決まりました。
また頑張ろうと気合が入りました。

 さて専願で合格した生徒は合格発表から2ヶ月、併願で入学が決まった生徒でも3週間、
例年ならば課題も何もない期間を過ごして入学式を迎えていましたが、
今年の新入生にはすでに作成した反転授業の解説動画を用いて
入学式までに数学I・Aのそれぞれ第1章の予習を課題に出しました。
 それに伴い内容について何件か問い合わせがあり、入学前から直接生徒と電話やメールでやり取りができたことは
すでに学びを始めている生徒がいることがわかり、私自身頑張っている新入生の声が聞けて大変喜んでいます。
 例年、中学までと大きく異なり、課題の多さと授業早さにめげる生徒もいますが、この入学前の休暇中に
数学の予習をかけることでスムーズに高校の学びに入っていける生徒が多くなると考えています。
 どこの学校でも同じだと思いますが、高校1年生の1学期の学習習慣が学力をつける上ですごく大切で
このジョイント部分のスムーズな移行は高校からの入学生の課題になっています。
 
 授業が始まっていないので、今はe-learningですが、授業が始まれば反転授業第2幕の始まりです。