京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

和装のメンテナンス!残布を利用して長襦袢を仕立て直す

2022-06-09 15:22:23 | 洗い・しみ直し・寸法直し・仕立て直し

着物のサイズ直しやシミ直しのご注文も多い今日この頃。

中には、
「面倒な注文で申し訳ない。。。」
と言ってくださるお客さまもいらっしゃったり。
全然申し訳なくないのにお気遣いいただき大変恐縮しております
 
というのも
実は私もこれから面倒な事やろうとしています。
 
何度かブログに登場している私のお気に入りのボロボロ長襦袢。
身頃の裾の方の生地が裂けて簡易的にメンテナンスしたのは今年の1月でした。
(その時のブログは→コチラ
 
 
6月になり今月から絽の長襦袢なので
冬用の長襦袢は洗って片付けようと思い畳んでいたら・・・
 
ぎゃっ!

 
ぎょっ!!

 
ふぎゃっ!!!

 
左脇の裾の方と両身八口の生地が裂けてるー
想像以上にボロボロ
 
身八口なんて紐との摩擦で一番チカラがかかる所なので
簡易的なメンテナンスでは間に合わなさそう。
 
お気に入りすぎて着倒してるので台衿の下もズズ汚れているし
脇には汗ジミもあるし
やっぱり長襦袢を新調するか・・・

 
いやいや待てよ。
たとう紙を開けて残布発見。
キレイな残布がめちゃくちゃあるー
しかも袖単衣仕立てで低身長だから残布3mもー
 
てことで身頃の縫い目のところ(下の写真の所)で切って
上半身だけ新しくして仕立て直すことにしました!



そのときに袖も内側と外側を変えれば袖口もキレイになって
見た目まっさらに
 
めちゃくちゃ面倒~!!
でもこんな風に直せるんじゃないかとか考えたりするの楽しい~
 
てことで、とりあえず解くことにしました。
出来上がるのは9月ぐらいかなぁ?
どのようになるかは乞うご期待
 
長襦袢ほどいて仕立て直し代(胴継ぎ):24,500円
 
メンテナンス色々と承ります!
ただし、古いものは生地が弱っている場合もございますのでお断りする場合もございます。
一度ご相談ください
 
 
【お問い合わせ】
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定休日:日曜・祝日
 
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