心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

宗教性の強い国に平安はない

2020年02月12日 | 世界
通常宗教信者は自分が信じる宗教を絶対と信じることで平安をえていますが、国単位で見ると宗教性の強い国は平安ではありません。その理由は、一人一宗教だからです。宗教的争いが増えるからです。絶対宗教はあると思いますが、自分が信じて表明する宗教はどうしても自分が粉飾した宗教です。このようなことがおこらないようにと、宗教の指導者が経典主義を重視し、経典に従えと言いますが、この経典がすでに経典を書いた人によって粉飾されています。経典主義で宗教の絶対性を守ることは不可能です。

同じ宗教団体に属しているので信仰は同じかと思うとそうではありません。その結果、分派がおこります。

世界を観察すると宗教は無数、経典は無数、一人一宗教です。このことを知り、政教分離の原理原則を国法に取り入れた国は概して平安になります。宗教の多様性を国が認めるからです。

日本では神道をもって日本の伝統的文化としたいと思う人が多いと思いますが、神道を絶対とすると国が乱れます。外国とも争います。神仏習合は奈良時代から始まった日本人の知恵ですが、これでは実は収まりません。現代の政教分離が正解だと思います。

日本の憲法は政教分離です。世界に通用する法(世界法)でも政教分離は非常に重要になると思います。

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