心の旅紀行

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現状では永遠にイスラエルには平安はない

2020年02月04日 | 世界
アメリカは軍事力だんとつ世界一で、戦争することを国の主権と思っています。そのアメリカが、イスラエルの戦争による国土拡大を認め、現状のイスラエルを承認し、パレスチナ国建国を認める和平案を出してきました。すぐ国連も、アラブ連盟も、パレスチナ自治政府もアメリカ案に反対しました。当然のことです。

そもそもイスラエル建国は無理がありました。そこはパレスチナ人が住んでいた土地です。だからパレスチナ人はイスラエルに反対し、イスラエルと戦ってきました。パレスチナ人たちの行動は正当防衛と思います。

シオニスト達は、何とかパレスチナ人と共存したいとお願いする立場だったと思います。アメリカなどの軍事支援を受けて戦争でパレスチナ人を排除し、周辺国とも戦って強引にイスラエルの国土を拡大するなど犯罪以外のなにものでもありません。

パレスチナ人には自分達の土地を返せとイスラエルに言う権利があります。ユダヤ人は前に住んでいた場所に帰れと言う権利があります。イスラエルは、パレスチナ人に対し大幅な譲歩をして、何とかイスラエル国の存在を認めてほしいとお願いする立場にあると思います。

それなのにイスラエルは国土拡大を続けないと滅びると思い、パレスチナ人を完全に排除することでイスラエルの安定を得ようと思っています。これでは永遠にイスラエルはパレスチナ人と戦争し、さらには周辺国との戦争を続けることになります。永遠にイスラエルには平安はありません。

イスラエルは、大昔の国の復活を夢見るのではなく、先住のパレスチナ人を尊重し、大幅な譲歩をしない限り、パレスチナ人からも周辺国からも、さらには世界からも厳しい批判を受けることになると思います。戦争しながら、建国に無理があった国を維持するなどということは人間のすることではありません。
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