アラブの猫

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日々の暮らし。

激動の時代 幕末明治の絵師たち

2023年10月27日 | 東京
おはようございます。




六本木の
サントリー美術館に
「激動の時代 幕末明治の絵師たち」
を見に行ってきました。




江戸から明治へと移り変わる
激動の時代、
日本絵画の伝統を受け継ぎながら
新しい表現へ挑戦した絵師がいました。
狩野一信、安田雷洲、歌川国芳、
月岡芳年、河鍋暁斎‥
ポスターには芸術はバクマツだ!とあり
どんな絵に出会えるかわくわくしてきます。


入場してすぐに
・狩野一信(1854~63)の
五百羅漢、
お釈迦様の500人の弟子たちを
描いた仏教の絵画に
圧倒されます。
人々の表情が豊かで
影をつけて立体感があらわされたり
装飾まで細かく描かれているところに
注目して見るようにしました。
墓地や樹林で修行する姿、
くちはてるなきがらに思いをめぐらす場面は
ふきだしが書かれ臨場感たっぷりでした。
ほのぐらい照明のなか
月や雲が明るくみえました。
裏箔が施されているそうです。
お茶をのんびり入れているシーンがあるのですが
お茶碗から湯気がでていて
リアルでお湯の温度が伝わってくるようでした。
羅漢様たちの頭上には光の輪が見えました。


フォトOKな場所がありましたよ。
歌川国芳の作品です。



第三章幕末浮世絵の世界の展示場に

・歌川国芳の
3枚でひと続きの浮世絵がありました。
「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
さぬきいんけんぞくをしてためともをすくふず
と読みます。
嘉永4年(1851)頃の作品です。
馬琴先生の
小説「椿説弓張り月」
に基づいて
描かれたそうです。
青い荒波を泳ぐワニ鮫のうろこ模様が
大変細やかで美しかった。
波間に見える人や烏天狗は
どうなったのやら。

・歌川広景の
「青物魚軍勢大合戦之図」(1859年)
コレラ流行のため
生ものが売れず野菜の値段が
高騰しました。
世相を擬人化し
野菜と魚により
表現した作品です。
面白かったです。


ベスト3はこんな感じです。
お気に入りの絵に出会えてよかった。


なぜか気になる絵がありました。
柿本人麻呂が
涼やかな青の水玉の服を着て
脇息に右肘をつく姿が
とても印象に残りました。


サントリー美術館は
いついっても
心が安まります。
大好きな美術館です。
いつも飲んでいる
ミネラルウォーターが
サントリー製
だからかもしれません。



ミュージアムショップで
お土産に
吹き寄せのお干菓子を買いました。
梅、桜、藤、薔薇、菖蒲、ナデシコ、
桔梗、菊、楓
を楽しめます。
風情がありますね。





SUNTORY美術館は
大江戸線「六本木」駅直結です。


駅のそばには
アートなオブジェがたくさんあります。














歩いているだけで
アートに親しむことが
できそうです。


どうぞ素敵な一日になりますように。
お越しいただきありがとうございます。


もしも
1時間あったら
美術館にでかけます。
escapeできます。
うちの庭に
夾竹桃の白い花が一輪
咲きました。
知らない本があったら
読んでみます。
知人の読んでいる
本を読んでみます。
真似てみます。
とても難しいです。
白洲正子さんの本です。
知人は
一人になってしまったら
どうしよう 
こうした人がいるからね
というヒントもくれました。

🎨
サントリー美術館
国立新美術館
森美術館
六本木のアート・トライアングル
と呼ぶそうです。
good night☆