染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
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コルビュジェの椅子

2016年05月24日 | 店主の一日
ル・コルビュジェの建築作品が世界遺産への登録を目指していて、この度登録の運びとなったようです。
上野の西洋美術館で二、三年前からそれを狙う幟旗が上がっていました。
国内にはコルビュジェの設計って西洋美術館しかないのですね。もう少しあるんだと思っていました。
上野に行った日は、何やらシルバーデーも重なっていて報道陣とカラヴァッジョ展で結構な混雑でした。


若冲展に至っては320分待ち。皆さん、我慢強いなと。

コルビュジェは椅子のデザインでも有名でLC1、LC2、LC3などの椅子がよく知られます。全くの門外漢なのですが、背もたれや座面を支えるフレームを外側に出したあたりが特徴とラジオで言ってました。なるほど。

コピー品もたくさんでていますが、時々正規レプリカも見かけることがあります。有名家具店での販売で50万円くらい。結構高いです。

多分、本物と思っているのですが、国立博物館の中、正倉院宝物館の二階に置いてあります。静かな展示館なので夏の晴れた日にぼんやりするのには心地よいだろうなあと。


宝物館の設計は谷口吉生。前面に水を配した景観も落ち着きます。
水の穏やかな存在を感じます。この水は藻が張ることも苔がつくこともありません。それなりに特殊な水を循環させているのでしょう。


もう一つ、この前、札幌の帰りに羽田空港空港で「羽田空港ディスカバリーミュージアム」に寄ってみました。コレクションがあるわけではなく、他の美術館の貸与展示のようですが、静かで落ち着いたスペースです。ここにもLC2が置いてありました。
黒いソファとシルバーのフレームと云うのも収まりがよいのかもしれません。



そういえば、若冲店は今日が最終日ですね。

コメント
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