
京都の旧家の方が持ち物を処分するというので少し分けていただきました。
「これ、お前のとこの家に飾ったら雰囲気ぇえやろうとおもてな」と。
銘もないので誰が作ったのかもわからないスリップウェア。もちろん皿自体のデザインもステキなのですが、こうしてきはだやのテーブルに載せてみると実にいい感じです。
「民藝」といえば、「ぁあ、なるほどそうですよね」って感じですが、皿が単体でおいてあるのとこの机に載るのと、皿が載った机がこの空間にあるのでは全くその存在が違って見えます。
なんだか新たな発見でした。
でもiPhoneで撮ると、どうもみんな平面に写ってしまうのがつまらないですね。
きはだやの裏庭に柿の木があって旨い柿がなります。
秋になると葉が落ちて方々を汚すので気に病んでいたのですが、それとは別に
意外と皆さんが柿を楽しみにしていてくださるらしく。そのくらいに美味しい柿なのです。
「桃栗三年柿八年」と言いますが、元の柿の木の子が育って今年、初めて実をつけました。
なるほど今年で八年くらいかもしれません。
背も低いので実もとりやすそうです。
秋にはこちらにも美味しい柿がなるとよいです。
小さい木ですが、結構となっていますよ。
今年のお盆の登山はいかず、地獄谷野猿公苑に行ってみました。
お猿さんが温泉に入っている様子で有名なところですね。
山の中にお湯が沸いている所があってお猿さんがテキトーに生活しているのかと思っていましたが、想像以上に整備された観光野猿公苑でした。〜いや、それが悪いのではないです。
入苑料は一人800円。
僕が日帰り温泉に行っても800円と言われると結構高いなと感じるのですが、猿が風呂に入っているところを見て800円というのは随分と高いように感じます。
それでも結構な人がいますね。
お風呂に入っているお猿は一匹もいませんでした。
聞くにお猿も体が濡れるのは好まないそうです。
そして冬に温泉に入るのは温まるためで、夏には温泉に入ることが少ないのだそうです。
まあ、夏に暑い風呂に入るのは江戸っ子的です。
お猿は春に子供を産んで、一年するとそこそこ大きくなるので、こうした子猿を見ることができるのは今だけなのだそうです。かわいい
お猿たちの様子を見ていると結構楽しく。まあ、800円でもいいかなって気になってきました。
出版を楽しみにしていたアンゲラ・メルケルの自伝ですが、いざ、読み始めてみたら全然進みません。
なんでなんでしょう。
かなりボリュームがある本なので、ちょっと展開が遅いのでしょうか。
しばし積んでおく事にしました。
渡吉さんのこと。
渡吉織物の当主、渡辺孝一さんが亡くなりました。
体調が悪いのは聞いていましたがまだ随分お若くて残念です。
先代の渡辺善平氏から引き継ぐ「伝承絣」をお持ちの方もあるのではないでしょうか。
人が着て生地が丸みを帯びると絣の白が美しく浮き立つもので、同様の作りのものは他の産地、工房でも多くあると思うのですが、格段に美しい織物でした。
工房にも何度かお客様を見学にご案内したことがあります。渡辺氏はとても大柄な方でグローブの様な手でどうやってあの繊細な織物を作るのかが当時から不思議に思ったものでした。
写真は20年前に早坂伊織さんが主宰して「男のきもの大全会」を十日町で開催したときに、渡吉さんにご案内した時のもの。
ものつくりに対して真摯で、自らの技術をあまり囲わないというか、僕がわからないことを聞きに行っても様々なコツを教えてくださいました。
そういう意味では十日町の織物技術を広く残していきたいと思っておられたと感じます。
二月に行われる雪まつりの運営にも大変に熱意を注がれました。
市の体育館で渡吉さんの指示でステージの大きさにテープを貼って、高校生が十日町小唄の練習をする段取りをしたのが思いだされます。
合掌
「紀尾井清堂」設計は内藤廣
今回は氏のスケッチや過去の状況を記録した手帳40年分が公開されているのです。大変に興味深いノートでした。建築には全くの門外漢でもあるので、そのノートの意味がどれだけ解るかといえばかなり怪しいのですが、コロナ感染拡大時の頃はその悩ましさが伝わってきました。
設計は先に用途が決まるものですが、紀尾井清堂はまず設計ありきというもの。
建築家にとってはなかなか甲斐があるものではないでしょうか。
二階から上はかなりの面積が吹き抜けになっていて回廊状の廊下を階段が繋ぎます。機能的かどうかはともかく、その吹き抜けの空間を存分に堪能できる、なにか気持ちに余裕を持たせてくれる建物です。
「自由に建物を作るとこんなふうになるのか」と思わせてくれます。
内藤氏は十日町にある「十日町情報館」の設計者でもあるのです。
映画「図書館戦争」の撮影地としても知られています。
内藤氏のノートの中で十日町情報館がどのような位置付けになっているのか気になるところですが、意外とあっさり。
十日町には内藤氏の他にも原広司氏設計の「キナーレ」があり、それなりに誇らしく思ったりもするのですが、広い世界にでると意外と扱いが小さくがっかり。
まぁ、京都駅や梅田スカイビルに比べたら小さくて単純なので、まあ仕方ないですね。
俳優の上條恒彦さんが亡くなりました。
上條さんには結構、長らくきはだやの製品をご愛用いただいておりました。
お知り合いへのプレゼントにされたりと随分、お使いいただいたと思います。
一度だけ八ヶ岳の麓にあるご自宅に伺ったことがあります。
その日は上條さんは公演でお留守でしたが、奥様がもてなしてくださいました。
「こんなカッコイイ生活があるのだ!」と感嘆するようなお宅でした。
ちょうど出版されたばかりの本をいただきました。
もう10年前になるのですね。とても素敵なレシピ本です。
合掌
古い写真データを見ていたら出てきました。
昭和期に新宿で飲んでいた人にはお馴染みかと思います。
見たときに「あ!タイガーマスク!まだ元気だったんだ』と思ってこっそり写真を撮ったのです。
今はどうしておられるのでしょうかねぇ。
情報には2009年3月とありました。
#きはだや
#きはだや店主
#新宿のタイガーマスク