今日はろくろういんでした。
機の神様、黒姫さまをおまつりする日です。今日は曇天で少し風も涼しく。
単衣で過ごすには絶好です。
単衣と袷の時期に厳密に拘るわけではないのですが、このろくろういんが僕にとっては単衣始めになることが多いです。
この日は昔から機を織ってはならない日と言われ、織子さんもおやすみです。
織物組合の理事長始め、多くの団体の玉串があがります。
宮司様の祝詞も実にこの日らしく、「機の色は野山に咲く花のように清らかに、綾の紗綾形は春の桜秋の紅葉のように」みたいな感じで
実によいです。
一年の機業の隆盛を願います。
神事が終えると神社でそのまま直会となります。
単衣のきもので風に吹かれながら山の神社で朝から飲むお酒は実に心地がよく。
毎年、楽しみにしている日でもあります。
直会のご馳走はトラディショナルなおまつりご馳走。
今日もお開きになる正午までほどよく飲んで気持ちよく酔いました。
この日は「今日は仕事をしない」と宣言して過ごすことにしています。
まあ、夕方には酔いが冷めて会社にいくのですけどね。
直会の間も織子さんが今年織った反物の端を神社の戸に奉納にみえます。
こんな慣習もとても楽しく。