祈り～中越地震から9年目の日に。

今日で中越地震から9年を迎えます。
9年の間にも多くの自然災害が各地で起きましたし、それ以外にもたくさんのニュースがありました。
インターネットのポータルサイトにも「中越地震」の文字は見られなくなりました。
全国的に云えば、記憶の隅に辛うじて残るくらい風化したのかもしれません。
転んだ傷の痕に血が滲み、瘡蓋になり、それが剥がれたりしながら傷が見えなくなっていくようなものかもしれません。
たくさんの自然災害が傷の上に瘡蓋を作り、たくさんのニュースが傷を覆っていきました。
一定の記憶を留めておくにはあまりにもニュースが多いのかも知れません。
十日町も様々なものが新しくなり、残った傷跡もずっと昔からこの町にあったかのように現在の生活や景色に馴染んでいます。

こんな節目の時には失われた多くの事柄に、手を差し伸べてくれた多くの人々や事象に、耐えてきた様々な事柄を思い出し祈るのです。

「煩わしい事起きるが丁寧に対応」

今日は朝からろくでもないニュースが次々と飛び込んできたので、すっかり凹んでしまいました。
そんな時は気分を変えて高島暦を見てみます。

「煩わしい事起きるが丁寧に対応」
　なるほど、示唆に富んだ啓示です。