日曜は久しぶりに山に登りました。昨年、白神山地を歩いて以来なので、丸一年振りになります。
苗場山は新潟では最も身近な山の一つです。登山口の小赤沢までは十日町から約一時間、登山口から山頂まで二時間半と実に手頃です。
手頃とは云え、登山は暑いし、それなりにしんどいものです。
でも山に登っていると、次第に自分の感覚がシャープになってくるようで好きです。
山に登るのは好きですが、散歩や近所の山歩きはあまりしません。ラリーにはでるけどドライブが嫌いみたいな感じでしょうか?
私の母方の祖父は厳しい人でした。まあ、おじいちゃんってのは孫には優しものですから、その辺りはご多分に漏れずですが、軍隊上がりで随分と厳しかったようです。
山形県米沢市の生まれで、「日本傳統織物集成」には紅花染めの考案者として裂と共に名前があります。既に故人ですが、昔「山に登るなんて誘われてもしない人が多いのだから、自らその苦難を得ようと云うのだから、必ず上手くいく」そう云って誉めてくれました。
久しぶりに山に登ったらふと、そんな事を思い出しました。
写真は山頂の湿原のわたすげ、