懈怠石

結晶系、屈折率:100、主要産地:東京近郊、つまりそういう日記

おどるクマのクマ牧場

2004-11-11 15:06:29 | Weblog
秀逸だと思いませんか?
思いませんか?
クマのポーズとか、看板の安っぽさとか、素晴らしいキャッチコピーとか。
微妙の美学。

研究室の仕事で学部生の授業を担当しています。
120人ほど履修生のいる授業なので、教授の補助として作品の採点などもしております。
今週の課題は「connect」をテーマにした平面表現。
解釈は人それぞれですから、自分なりの事象や物体、妄想を描いてもらいます。
学生の脳みそを覗き見できるような、楽しい作品が多い中で、目に留まる作品がありました。

クマが仁王立ちで、じっとこちらを見つめているスケッチ。
そんだけ。
しかも、えらいヘタくそ。

ああ、でも、目が反らせない。
ペットショップのチワワみたいな、媚びた瞳とは違います。
今は柵の中におるけどなあ、お前なんかに負けないんじゃあ、ぼけー、でもちょっと泣きそうじゃーぼけー
って感じです。きゅん。
何言ってんだかわからんが。

全然課題のテーマと関係なく、しかもスケッチブックの1ページを破いて提出しているナメっぷりで、しつこいけどヘタくそで。
にもかかわらず、教授に、
「私、これを推します!」
と言ってしまいました。
だって目が合った瞬間に、もう負けてたんですもの!
これこそ運命ですもの!

「ダメ」
の一言で却下されましたけどね。

視力が低いのは言い訳にはならない

2004-11-11 14:40:36 | Weblog
夜遅くに帰宅。
アパートの門まであと数メートル、自転車を減速すると同時に、門を挟んで少し向こう側に歩いてくる人影を認めました。
ちょっと猫背でGジャンをきた、若い男の子のようです。
スーパーのビニール袋を持っていまして、向こうも同時にこちらに気付きました。

なぜか、歩を緩める彼。
このままでは門の前でバッタリ、です。
ウチは女子専用、つうか一軒家の裏手の二部屋を女子学生に貸している、ちょっと変わったアパートなんですが。

も、もしかして、私が先に門を開けたとたん背後から襲いかかるつもりでは!?

以前交際を断ったのにしつこくつきまとい、深夜にウチのチャイムを鳴らす犯罪一歩手前の変態に付きまとわれたことがあるだけに、本気で恐怖を覚えました。
じりじりと距離を測りますが、向こうは私が門を開けるのを待っているかのように、ほぼ停止状態。

超怖え。
どうしよう。

思わず最寄りの友人宅ってどこだっけ?と踵を返そうとしたその時に、たまりかねた向かいの人物に「あの、こんばんは・・・」と挨拶されてしまいました。
うわー!声かけられたー!逃げらんねえ!!

というか、女の子でした。
あれ?

よく見たらそれは東京に来て半年以上経つのに未だあか抜けないお隣りの鳥取県人(♀)。

とりあえず、勘違いしてごめんなさい、と平謝りしてみた。
だって、今時Gジャン+ジーパンに短髪、猫背の女子大生なんて想像しないもん!
最近こういう勘違いというか、早とちり、多い。