懈怠石

結晶系、屈折率:100、主要産地:東京近郊、つまりそういう日記

葦が原の真ん中で

2004-11-14 13:04:47 | Weblog
丈の高い葦が密生している原っぱ。
臨月を迎えた、若い妊婦が草をかき分けながら歩いている。
その姿はとても不安げで、それは出口の見えない現在のこの状況に対してか、まもなく生まれるであろう子供のことを思ってか。
心のざわつきはどんどんと増してきて、前に進むことも元来た道に戻ることもできなくなり、何も考えられないくらいに不安ばかりが広がり、頭を抱えて、胎児のように、しゃがみこむ。
目の前が真っ白になって、気がつくと、何も無い平原に立ち尽くす。
腹に子供はいない。
手は真っ赤に濡れている。

子供は無事に生まれていたのですが、記憶が無くなったその時に友人の一人にひん死の重傷を負わせてしまい、私は子供を育てることができませんでした。
子供は愛らしく、誰からも愛でられるほど無邪気に明るく育ち、何もわからないながらに私にもなついてくれました。
それでも、私の腹から産まれたと彼女に言うことは許されず、私もこんなにも愛らしい子が自分から産まれたとはとても信じられず。
認めたくないのと同時に伝えたい、受け入れられたいとの欲求も芽生え、毎日心の葛藤に苦しむのです。

夢落ちです。
そんな夢を見て目が覚めたら、なんだか口の中がザラザラして、自分の息がとても臭く感じられました。
人生において夢診断したくねえ!ナンバーワンの夢でした。
23歳、女、昨夜はビールをジョッキで9杯。
とりあえず、負け犬予備軍ということでしょうか。