新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

山岳文学のすすめ

2009-07-13 22:29:48 | 子育て
 この夏、長女が自然学校の企画で白山に登るというので、久しぶりに山岳文学のことを思い出しました。
 私が最初に買った本は、浦松美佐太郎の『たった一人の山』でした。
購入当時、別に山に特別な思いがあったわけではなかったのですが、当時孤独を愛していた私は「たった一人」というタイトルに惹かれていきました。
 著者の一人で山に向かう姿に自立した大人への憧れを抱き、
読んでいくうちに見たこともないヨーロッパの山々がやがて自分の「山」となって心に刻み込まれていくという不思議な体験もしました。
 今でも、あの時描いた山々の姿を心の片隅に大切にとってあります。