DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

日本人はみんなで死に絶えましょう

2011年09月06日 | Weblog
細野原発相、放射能帯びた廃棄物貯蔵で「痛み分かち合う」――広がる反発と困惑

「細野豪志環境・原発相が4日、東京電力福島第一原発事故にともない放射性物質で汚染された廃棄物や土壌の貯蔵について、「最終的には日本全国で福島の痛みを分かち合うべきだ」と発言したことに対して「低線量被曝の危険性を全国に広げる」などと反発が広がっている。また、被災地の廃棄物を受け入れる自治体からは困惑の声も上がった。

ツイッターやフェイスブック上では「誰が放射性物質の拡散を分かちあうことを望んでいるのか」「放射能は徹底的に封じ込めないと日本全体の将来がなくなる」「拡散させたら手の施しようがなくなる」などと、発言を疑問視する声が相次ぐ。

東京都は向こう3年間で、宮城県と岩手県で震災により発生した廃棄物50万トンを受け入れる計画だ。細野原発相の今回の発言について、東京都環境局廃棄物対策部の担当者は「気持ちは分かるが、放射能を帯びた廃棄物の貯蔵には安全性の確認が必要で、都民にきちっと説明して理解を求めないと(廃棄物の受け入れは)難しい」と話している。(オルタナ編集部=斉藤円華)」

もう既に人が住むことができない地域があるというのに
そこに放射性物質を運び入れるわけでもなく
全国を放射能汚染させるとは…
どうして痛みを分かち合わなきゃいけないんですか?
広めてどうすんだ?

そんなに被曝したけりゃ
お前のうちに運び込めよ。

自分の発言の意味がわかってないんだよねこいつ。

3号機圧力容器底部の温度が低下

2011年09月05日 | Weblog
3号機、100度切る=注水切り替え効果か―福島第1

「東京電力は5日、福島第1原発3号機の原子炉圧力容器底部の温度が、同日午前5時時点で98.4度と、100度を切ったことを明らかにした。3号機は1、2号機に比べ、冷却に必要な注水量が多かったため、1日午後から、炉心の真上から水を入れる「炉心スプレー系」への切り替えを段階的に進めている。東電は、切り替えの効果が出ているとみて、同系統の配管からの注水割合を増やす方針。
 東電によると、3号機圧力容器底部の温度が継続的に100度を切ったのは初めて。政府・東電が策定した事故収束の工程表は、「ステップ2」達成の条件の一つに原子炉の温度が100度以下になる「冷温停止」を挙げているが、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で「温度的には冷えているが、冷温停止の判断にはまだ早いと思っている」と述べた。 」

この記事は非常に重要である。
普通に注水していてもダメだったのが真上から注水したら温度が下がった。

この意味を正確に把握している人がほとんどいないことに驚かされる。

今回の記事でわかることは2つ。
①圧力容器底部には高温の核燃料が残存している。
②冷却水をシャワーのように吹きかけたら温度が下がった。



つまり、圧力容器には間断なく上から冷却水をシャワーにして
注ぎこむ必要があり
水を貯めることでは温度を下げることができないことが証明されたんだ。

何も進展はしていない。
この記事を見て
「何をいまさら…」とか
「全部メルトスルーしてるくせに…」とか
わかったようなセリフを吐く奴は
既に東電にだまされているんだということを
肝に銘じておけ。

自分はこの記事を見て背筋が凍りついたよ。
どんだけ危険な状況なんだ!

真実というのは
真剣にモノを見つめない限り
見えてこないものなのだよ。

ああ、そういえば
昨日の門が倒壊の記事
このブログのアクセス数がいつもより多くって笑った。
人の不幸は蜜の味か?(笑)
肝に銘じておかなければ…

<追加>

こんな感じなんだが
たまってる水は実際にはこんなに多くないはずだ。

核燃料はどこにあるのか?

2011年09月02日 | Weblog
先ほどの記事で
溶け出した核燃料は圧力容器と格納容器の底部に別れてあるのではないかと考察した。



これは以前引用した原子炉のメルトスルーの動画なんだが
この中に出てくる「ペデスタル」ってのがよくわからないし
その中間床面て何?

ペデスタルとは
これは事故とは直接関係ない資料なんだけど
大体の構造はこんな感じだ。
ペデスタルとは、圧力容器の底面を円筒状に支えているコンクリートの支柱みたいなものだ。

中間床面てのはこの原子炉建屋1階の人が作業できるような場所のことなのだろう。
そこのコンクリートをぶち抜いて
格納容器底部(コンクリート?)までメルトスルーしたのだろう。

すなわち燃料の大部分はこの格納容器内部のペデスタル内にあると思われる。

ただし、地上の高さ=海面の高さまでしか水に浸って無いとすれば
この図でちょうど人のいるところ(中間床面)から
原子炉圧力容器の底面までは宙ぶらりんの空間があることになる。

この空間が水で満たされなければ
圧力容器底部を満たすことができない。

あるいはむしろメルトスルーした燃料は
ここに溜まっている可能性だってある。

いづれにせよ水面より上だ。

東電が言っているのは
ここを水で満たしたいということなんだろう。

しかし、
20110901 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
(ぼちぼちいこかさんのブログより)

「(小出氏)一番難しいのは、溶けてしまった炉心が、もともとは圧力容器の中にあったわけで、その中にあった時には、作業は比較的容易だった。米国のスリーマイル島の事故があったときも、溶けた炉心は圧力容器の中にあったから何とかなった。
しかし、すでに圧力容器を溶かして下に落ちてしまっているわけで、それを取り除こうとすると、今東京電力が絵に描いたように、格納容器全体を水没させなければいけない。私はまずそれができないと思うし、それをやったところで、溶け落ちたものは、ペデスタルという部分に落ちているはずなんです。ペデスタルと呼ぶ圧力容器のすぐ下の部分。東電の今回のロードマップによると、ベデスタルの部分に全部が残っているという期待のもとに描かれている。おそらくそんなことはない。
すでにペデスタルから外に出るか、ペデスタルに人間が入るスペースがあるんですが、そこを通ってもっと外に出ているはずだと私は思っているので、それを回収することはまず、今のような東電の工程表ではできない。
東電はなんとか取り出したいということで、彼らの希望通りになっていてほしいということで、今回の工程表を書いたと思うが、実際にはもっともっと困難な状況のはずだと思う。」

小出先生は無理だろうとのことだ。

メルトスルーしたのは事実だろうが
だからといって
全部が抜け落ちているとは限らないのだよ。

圧力容器の底にある核燃料が再臨界を起こす!

2011年09月02日 | Weblog
先日、どうやら循環冷却水が故障すると放射性物質が飛ぶようだ各地で上昇を見逃すな!
冷却水の故障と放射性物質の飛散がどうやら相関があり
「どうやら溶け出した核燃料は水にヒタヒタと浸かっているイメージではなくって
熱せられた金属の塊の上から
常に冷却水をシャワーのように降り注いでいるイメージが近いんじゃないのか?
だから、冷却水が中断すると空焚きってかんじではなく
すぐにチンチンになって再臨界→小爆発 ってなるんじゃないのかな?」って書いた。

サリーちゃんの登場で循環冷却水の故障が激減し
飛散してくる放射性物質は
ほとんど無視出来るぐらいの量に減っている。

ただ、自分的には冷却水が止まるとどうしてすぐに
放射性物質が出てくるのかわからなかった。
その答えがやっとわかった。

水張り、溶融燃料取り出す 東電が原発事故処理概要

「東京電力は31日、福島第1原発の事故処理で、溶融した燃料を原子炉から取り出す作業の概要を公表した。原子炉へ注水、冷却を続けながら破損した原子炉格納容器を補修、水で満たした上で燃料を取り出す計画。
 国の原子力委員会の専門部会で説明した。
 高い放射線量が測定されている原子炉建屋内で、放射性物質を除染。ロボットなどを使い、格納容器や建屋の損傷箇所を突き止め、補修する。
 その後、格納容器に水を張り、「冠水」状態に持ち込む。カメラで燃料の状態を確認し、圧力容器などにたまっている燃料を吸引するなどして取り出す。」

9月1日の東京(中日)新聞で記事があったのだが
その工程表の図がネットに公表されてないので
直接見せることができないのが残念。
その図にすべての答えがあった。
以下申し訳ないが言葉で説明させてもらう。

原子炉建屋の断面概要図を見てくれ。
なんども見ている図だが灰色の部分が地面と同じ高さで
原子炉建屋から海岸までの断面概要図のように、ほぼ海水面=汚染水の高さだと思ってくれ。

ここで最も注目すべきは圧力容器の底の高さだ!
よく見ると地上より高い!
つまり、圧力容器の底部は水がヒタヒタと貯留した状態ではなく
上からシャワーのように冷却水が落ちてきていている状態なのだ。

燃料棒は格納容器内にメルトスルーしているが
全部が落ちてしまったわけではなく
一部は圧力容器内にとどまり
残りが格納容器内あるいは地中(?)に溶け落ちているのだ。

格納容器の底部及び地中のところは
汚染水プールがあり常に水に浸っていて
むしろこちらのほうが安全なのだ。

すなわち圧力容器底部にあるメルトダウンした燃料の塊こそ
上からの冷却水のみで冷やされているだけで
それが中断するととたんに
再臨界を起こし放射性物質を放出するという具合である。

福島第一原子力発電所の状況(8月25日6:00現在)
原子炉の1-3号機の水位に注目してくれ!
状況確認中とある→全く分かりませんてこと。

5月12日MBSラジオ小出裕章氏「1号機原子炉圧力容器水位ゼロ、メルトダウンについて」
(SleepingCatsさんのブログより)

小出氏:圧力容器が壊れているというのは、
  ずっと前から東京電力も言っていましたので、
  水が溜まらないというのは当たり前なのですね。
  でもこれまでは、燃料棒の頭からマイナス1700mmとずっと東京電力が
  言って来たのです。

MC:1700mmというとmにしたら・・・

小出氏:1.7mですね。

MC:燃料棒というのは、前教えて頂きました物干し竿のような格好をしたものが、
  もう一杯集まっているのですよね。

小出氏:そうですね。

MC:それが縦に入っているのですか。

小出氏:そうです。
  直径1cm長さ4mという細長い物干し竿ですけれども、
  それが縦にずっと林のように並んでいるのですね。
  それが上の方から1m70cm分は水が無いと言っていたのが、
  これまでの東京電力の言い分でした。
  でも、下の方2m分位はまだ水があるというのが、東京電力だったのですね。
  私は、その東京電力のデータというのを信用して、
  それならば、圧力容器に確かに穴は開いているけれども、
  原子炉の底ではない、と。
  底で水が抜けているのではなくて、胴体部分で穴が開いている、
  つまり再循環系の配管が破れているというのが、私の推定だった。

MC:つまり、燃料棒が入っている容器で、一番内側のものが圧力容器であって、
  この圧力容器の底にもし穴が開いていたらどんどん水が漏れて行くけれども、
  入れ物も横の方ですね、高さのある所が痛んでいるのであれば、
  ある程度の所までは水が入って行く、そういう事を想定出来ていた訳ですね。

小出氏:これまでの東京電力のデータを信用しながら、
  私はそういう推定をしていたのですね。
  所が今日の東京電力の発表は、もうそんなんじゃない、と。
  原子炉圧力容器の中には何の水も無いと、そういう発表になってしまった。

MC:今日の発表では、燃料棒の頭から5m以上低い所にしか水が無い、
  と言っていますね。
  としますと、この燃料棒の長さが先ほど4mとおっしゃいました?

小出氏:1号炉は3m70cmかもしれませんが、まあ4m程度です。

MC:という事は、完全に干上がっている訳ですか、燃料棒は。

小出氏:と、東京電力が、今日言った訳ですね。

MC:これは小出さん、今まで下の部分2m程は水に浸かっているだろう、
  と言っていた東京電力が、いや、完全に干上がっているだろう、
  というふうに変えた訳ですけれども、見方を。
  意味合いは全然違うのですか。

小出氏:全く違います。

MC:どういうふうに違うのでしょう。

小出氏:完全に干上がってしまっていると言うのであれば、
  炉心を冷やす事が出来ませんので、もう炉心は完全に崩壊して溶けて、
  圧力容器の底に落ちていると思います。
  圧力容器の中に水が全く溜まらないという事は、
  要するに底に穴が開いているという事です。
  底に穴が開いているなら、溶けた燃料はもちろんその穴から溶けだしてしまいます。

MC:水だけではなく、燃料も穴から溶けだしてしまうであろう。

小出氏:そうです。
  その燃料は、格納容器の底に流れ落ちてしまっているのだと、私は思います。」


圧力容器の中には水が全くないのだ!
燃料棒も全部メルトスルーしていればむしろ問題はない。

今回の燃料棒取り出し工程の中で
水張り→冠水を言い出している。
これはつまり燃料棒が圧力容器内にまだ残存していることを意味する。
だから圧力容器まで水位を上げなければ
すべての核燃料を取り出すことができないのだ。

つまり今一番危険なのは
空焚き状態で中途半端に
圧力容器内にメルトスルーせずに
残っている核燃料で
こいつらは冷却水をシャワーのように
上から浴びせられるだけで
やっとこさ再臨界を免れているということだ。


この理論でこれまでのすべての謎が解けた。

循環冷却水が故障すると
圧力容器内に残った核燃料から
放射性物質が飛ぶ!



冷却水の故障の報道に常に注意し
風向きによっては
首都圏に放射性物質が降り注ぐ危険性が残存している事実を
頭の中に叩きこんでおけ!

…ていうより
もういい加減逃げろよ
そんな危険なとこにお前ら住んでるんだぞ!
この状態が数十年続くんだから。





放射性物質の海への排出について

2011年09月01日 | Weblog
2・3号機取水口 濃度横ばい(8月31日 23:59更新)

「このうち2号機の取水口付近で、30日採取した海水から検出された放射性物質は、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の3.5倍の0.21ベクレル、▽セシウム137が2.6倍の0.23ベクレルでした。
この場所では、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されましたが、その後、減少し、最近は横ばい傾向が続いています。
3号機の取水口付近では、▽セシウム134が国の基準の4.2倍の0.25ベクレル、▽セシウム137が3.3倍の0.3ベクレル検出され、2号機の取水口付近とともに前の日とほぼ同じレベルとなっています。」

ああ、0.21ベクレルとかもう安全だし…
ええっ???
1ccあたり????


いつもおなじみ Bq/kgじゃないの?
それじゃあ、換算っと
→210 Bq/kg 全然安全じゃありませんでした(笑)

あれ?
でも、NHKのHPでは未検出続いてるよ?
放射性物質の濃度(海水)
この前もブログで引用したよね?
なにこれ?

実は、東電は1日に
福島第一原子力発電所付近における海水中の放射性物質の核種分析の結果について
→福島第一原子力発電所の放水口付近(南側)においてのサンプリング

福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について
→2号機ピット内の水および2号機ピット近傍のバースクリーン前の海水のサンプ
リング

という、2通りの海水サンプルデータを発表していて
NHKで発表されているのは
全然放射能の含まれていない放水口南側のデータだ!
おそらく普通にきれいな水が注がれていて
むしろ希釈されて薄まっているぐらいなのだろう。

…で取水口の方はどうなんだ?
数値
グラフ

ヨウ素も余裕で7月中旬まで排出されてますねw

何が海水で未検出だよw
オカシイと思ってたんだよ。

だいたい発表の単位がなんで1cc?
おまえそれ隠蔽工作だろ。
しかも、NHK用に2通りの発表かよ。

馬鹿な国民は
あんなに見づらい東電のHP直接見やしませんよ…ってか?


<結論>

海水への放射性物質の排出は
今でもちゃんと継続中です!


本当は
「バカ野郎東電!ウソばっかつきやがって海へ放射能ダダ漏れ!」
ってタイトルにしたかったんだけど
キーワードでブログ検索する人に引っかからないんだよねw
…でおとなしいタイトル。