DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

FRBによる粉飾決算

2008年04月20日 | Weblog
週末のNY株上げを受けてどうやら日本株は当面の底をうったように見える。

ただし、今回の米金融機関決算はFRBによりクズ債権と米国債を交換するという
明らかな粉飾決算であり損失の先送りに過ぎない。
FRBの米国債貸与措置って何?

よくわからないのは
市場参加者(機関投資家)はおそらくこれを理解しているのに
株を買ってきているということだ。

信用不安が遠のいたなどと言っている
日本のアナリストは本当にバカなんだが
外国金融会社はバカではない。

自分の考えとしては日本株は来期の見通しが出るところで
ひとまず底打ちと思っていたのが
少し前倒ししたことになる。
(上昇トレンドになるというわけではないが)

ひとつだけ言えることは
しばらくは投資には手出し無用ということだ。


最近は売買をやらない分落ち着いて色々な本が読める。

「マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム 」
エドワード・グリフィン著

この本は最近読んだうちでもっともすばらしい本であった。
FRBという詐欺集団が世界経済を牛耳っていく過程がよくわかった。

グリーンスパンなんて自作自演の米国金融の差し金だったんだ・・・。

大体のことは要約するとこんな感じ
銀行という名の搾取システム

FRBは銀行の手先であって米国民のことなんて考えちゃいない・・・
やっとすべてのなぞが解けた。

自民党がどうして日銀に財務省出身者を送り込むのに必死なのか?
どうやら天下り云々といった生易しいものではないようだ。

外貨準備
米国債というただの紙切れをなんと1兆ドルも保有しているという事実を
なんとか隠し通したいのだろう。

自分も米国債で保有していれば4%の利子が付くし
悪いことじゃないな・・・とか思ってたけど、
将来的に米国債を売却することが出来ず
しかもインフレによっていつかは本当に紙切れと化す
100兆円というお金は
日本から米国への貢物なんだということがわかって愕然とした。

仕組みがわかったからってどってこと無いけど
少なくともだまされないように
自分の頭で考えるよう努力する必要があると思う。