DrKの株日記

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福島甲状腺がんのまとめ

2013年11月15日 | Weblog
しこり「おおむね良性」 甲状腺検査 18歳以下の県民健康調査 2012年4月27日 福島民報 

東京電力福島第一原発事故を受けた県の甲状腺検査で、3月末までに検査を終えた3万8114人のうち、「直ちに2次検査を要する」と判定された県民はいなかった。26日、県が福島市で開いた県民健康管理調査検討委員会で示した。  警戒区域などに指定された13市町村の18歳以下を対象に検査しており、受診率は79.8%。直径5.1ミリ以上のしこりなどが確認され、2次検査の対象となったのは186人だったが、検査している福島医大は「おおむね良性。通常の診療では想定内」とした。  県は県外避難者が検査を受けられるよう、本県を除く46都道府県に検査実施機関を設ける。県内は福島医大以外にも検査拠点を整える。平成24年度は放射線量が比較的高かった12市町村の15万4894人を対象に検査する。  対象市町村は次の通り。  福島、二本松、本宮、大玉、桑折、天栄、国見、白河、西郷、泉崎、郡山、三春(2012/04/27 09:54)


甲状腺がん1人確認 福島医大「放射線の影響ない」 2012年9月12日 東京新聞

 11日に福島市で開かれた県民健康管理調査検討委員会で、福島医大は子どもを対象とする甲状腺検査について、二次検査の結果、1人の甲状腺がんが確認されたと報告した。検査で甲状腺がんが見つかるのは初めて。福島医大は「放射線の影響ではない」としている。
 甲状腺検査は東京電力福島第一原発事故時に18歳以下だった子ども約36万人が対象で、検査結果が判明したのはこれまでに約8万人
 今回、甲状腺がんが見つかったのは平成23年度実施分の二次検査。23年度は双葉郡8町村と伊達市、南相馬市、田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の3万8114人で一次検査を実施した。
 186人から5.1ミリ以上のしこりなどが確認され、二次検査対象(B判定)となった。検査を終えた38人のうち、超音波検査や細胞を吸引して詳細に調べた結果、1人が甲状腺がんと確認された。それ以外は良性だった。
 福島医大は対象者についてプライバシー保護の観点から性別や年齢、住所、被ばく線量などを公表していない。
 福島医大は24年度の一次検査結果も公表した。福島市4万2060人を検査し、「直ちに二次検査を要する」(C判定)と判定された県民はいなかった。二次検査対象は239人で全体の0.6%。23、24年度では425人に上る。
 しこりなどが見られない「A1判定」は2万3702人で全体の56.3%、5.0ミリ以下のしこりなどがある「A2判定」は1万8119人で43.1%だった。



甲状腺がん3人、7人疑い 福島県「被曝、考えにくい」 2013年2月13日 朝日新聞

 福島県は13日、東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった3人が甲状腺がんと診断され、7人に疑いがあると発表した。チェルノブイリ事故では、被曝(ひばく)から最低4~5年後に甲状腺がんが発生しており、県は「総合的に判断して被曝の影響は考えにくい」と説明している。

 県は事故当時、18歳以下だった約18万人のうち、約3万8千人の甲状腺の超音波検査結果をまとめた。計10人の平均年齢は15歳、男性は3人で女性が7人。腫瘍(しゅよう)の直径は平均15ミリ。確定診断された3人は全員、進行がゆっくりしたタイプの早期だった。甲状腺の被曝線量などは不明だ。今回の調査対象は、飯舘村や浪江町など避難区域などの子どもたちだ。3人は手術でがんを摘出、通常の日常生活を送っているという。

甲状腺がん 確定12人に 福島県民18歳以下 2013年月6月5日 産経ニュース

 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の県民健康管理調査で、18歳以下で1次検査の結果が確定した約17万4千人のうち、甲状腺がんの診断が「確定」した人が新たに9人増え12人になったことが4日、関係者への取材で分かった。

 これまで調査主体の福島県立医大は、チェルノブイリ原発事故によるがんが見つかったのが事故の4~5年後以降だったとして「放射線の影響は考えられない」と説明している。


甲状腺がん確定18人に 福島の健康調査 2013年8月20日 産経ニュース

 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が20日、福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が「確定」した子供は、前回6月の12人から6人増え、18人になったと報告された。

 「がんの疑い」は25人(前回は15人)。甲状腺検査は、震災当時18歳以下の約36万人が対象。

 平成23年度は、1次検査が確定した約4万1千人のうち、2次検査の対象となったのは214人。うち甲状腺がんと確定したのは9人、疑いが4人。

 24年度は約13万5千人の1次検査が確定。2次検査の対象は953人で、うちがんの確定は9人、疑いが21人だった。


子の甲状腺がん、疑い含め59人 福島県は被曝影響否定  2013年11月13日 朝日新聞

東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった子どもの甲状腺検査で、福島県は12日、検査を受けた約22・6万人のうち、計59人で甲状腺がんやその疑いありと診断されたと発表した。8月時点より、検査人数は約3・3万人、患者は疑いも含め15人増えた。これまでのがん統計より発生率は高いが、検査の性質が異なることなどから県は「被曝(ひばく)の影響とは考えられない」としている。

県は来春から、住民の不安にこたえるため、事故当時、胎児だった約2万5千人の甲状腺検査も始める。

新たに甲状腺がんと診断されたのは8人、疑いありとされたのは7人。累計では、がんは26人、疑いが33人。がんや疑いありとされた計58人(1人の良性腫瘍〈しゅよう〉除く)の事故当時の年齢は6~18歳で平均は16・8歳。

以上引用終わり


さて、あなたはこの記事を読んで書いてある内容が理解出来ましたか?
わかるわけない!

以下まとめ

①23年度は警戒区域などに指定された双葉郡8町村と伊達市、南相馬市、田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の3万8114人で一次検査を実施した。
平成24年3月末までに「直ちに2次検査を要する」と判定された県民はいなかった。
しかし、2次検査の対象となったのは186人いた。
これを平成24年4月27日に発表した。

②「直ちに」検査はしなかったけど2次検査をゆっくりやって186人の中で38人検査を終了したところで警戒区域の子供から甲状腺がんが1人見つかったよ!
残りの148人の2次検査の結果はまた後でね。
24年度の福島市の一次検査結果でも「直ちに二次検査を要する」と判定された県民はいなかった。
しかし、2次検査対象は239人いた。
これを平成24年9月12日に発表した。

③警戒区域の子どもたち全員の結果が出たよ!
東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった3万8114人のうち3人が甲状腺がんと診断され、7人に疑いがあるよ。
3人には手術をしたよ。
これを平成25年2月13日に発表した。

④18歳以下で1次検査の結果が確定した約17万4千人
警戒区域などに指定された双葉郡8町村と伊達市、南相馬市、田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の3万8114人に加えて
放射線量が比較的高かった12市町村の15万4894人。
福島、二本松、本宮、大玉、桑折、天栄、国見、白河、西郷、泉崎、郡山、三春

本当は19万人だけど、なんかわからない17万4千人の1次検査の結果が確定しました。
放射線量が比較的高かった12市町村の15万4894人の中から新たに甲状腺がんの診断が「確定」した人が9人増えました。
その結果、警戒区域で診断が確定していた3人と合わせて12人になりました。
これを平成25年6月5日に発表しました。

⑤平成23年度は1次検査が確定した警戒区域の子供約4万1千人のうち(何故か3000人増えたよ?)、2次検査の対象となったのは214人(前より28人増えたね?)。うち甲状腺がんと確定したのは9人(6人増えたね)疑いが4人(7人のうち3人がやっぱりガンだったよ!)

24年度の検査で放射線量が比較的高かった12市町村の15万4894人のうち約13万5千人の1次検査が確定。
2次検査の対象は953人で、うちがんの確定は9人、疑いが21人だった。

警戒区域の子どもと合わせて18人ががん確定。
疑いは4+21で25人になるね。

これを平成25年8月20日に発表しました。

⑥警戒区域などに指定された双葉郡8町村と伊達市、南相馬市、田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の4万1千人に加えて
放射線量が比較的高かった12市町村の15万4894人。
福島、二本松、本宮、大玉、桑折、天栄、国見、白河、西郷、泉崎、郡山、三春
19万人+よくわからない3万人(検査人数は約3・3万人増加?)
検査を受けた約22・6万人のうち
新たに甲状腺がんと診断されたのは8人、疑いありとされたのは7人
がんは26人(18+8)、疑いが33人(25+7?あれ?1人増えてるよ!)
がんや疑いありとされた計58人(1人の良性腫瘍〈しゅよう〉除く

これを平成25年11月13日に発表しました。

あと福島県に住んでいる子供で調査対象になっているのにまだ検査をしていない人が13万人残ってます。

わかったかな?
別に患者数が増えていってるわけじゃないよ!
検査の結果を確定した順番に発表してるだけだよ。

警戒区域の子供は5千人に1人!甲状腺ガン
放射線量が比較的高かった地域では1万人に1人!ガン

ちなみにこれまで、子どもの甲状腺がんの発生頻度は100万人に1~2人程度です!

これから疑いの子供がガンと確定診断を受ける可能性も高いですね。

意図的に数字を理解させないように発表しているとしか考えられませんがいかがなものでしょう?

なんかやっつけでまとめたので間違いがあったら教えて下さいね。




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