新潟知事が汚染マップ批判 「天然放射線を配慮せず」
東京電力福島第一原発事故を受け、文部科学省が航空機で各地の放射性セシウムの蓄積量を測り、公表した汚染マップについて、新潟県の泉田裕彦知事は19日の記者会見で「天然の放射線を配慮していない。いい加減な数値である可能性がある」と激しく批判した。
マップの値は、新潟県内に幅広く分布する花崗岩(かこうがん)から出る放射線の影響を踏まえていない、と同県は主張している。
文科省が12日に公表した汚染マップによると、新潟県では福島県境や北部で比較的、高い蓄積の地域が見られ、一部で1平方メートルあたりの蓄積量が3万~6万ベクレルに上った。新潟県は花崗岩分布とマップの「汚染地域」がほぼ一致しているとして、発表直後から「すべてが原発事故による影響ではない」としてきた。
(引用終わり)
本当は今日の中日新聞朝刊の記事を引用したかったんだけど
引用元が無いので代わりに朝日新聞を引用した。
この記事が間違いであることは明らかで
汚染ルートとタイミング(9月30日改訂)(早川由紀夫の火山ブログより)
あるいは、いつもの放射能汚染マップ拡大版を見てもらえば
新潟の放射能汚染が群馬ルートの流れであることはすぐに分かる。
中日新聞でさえ朝刊の見出しは
「米どころ新潟 反発」
「魚沼で高い値 「推計に誤り」」というとんでもない見出しだ。
では、なぜ?だれが?こんな風評被害をたれ流しているのだろうか?
本日のキーマンは
「新潟県 原子力安全広報監 熊倉 健」だ!
こいつの発言。
(文科省の航空機モニタリングによるセシウムのマップと花崗岩分布図が…)
「重なって見えますね」
「文科省はヘリコプターからの調査による推計。トリウムなどとセシウムの区別はつきにくい。
国はちゃんと対応して欲しい」
これを受けて泉田新潟県知事が文科省に抗議をしたとのことである。
まず、原子力安全広報監というのがどこに属しているか?
これを調べるのが非常に難儀だった。
推測で「原子力安全対策課」が怪しいと思って調べるのだが、なかなかわからない。
でも、結局そうでした(笑)→地域の会第71回定例会座席表
言っとくが、俺はしつこいからね!
ここまで尻尾を捕まえれば後は芋づる式だぜ!
●[JAIF]日本原子力産業協会 原子力関連リンク(国内)
この中で地方自治体にいっぱい存在している原子力安全対策課(室)ってのが
電力会社の御用機関ってわけだ。
どう御用なのかというと?
北海道庁→北電天下りリスト
のように、原子力安全対策課ってのは電力会社への天下りポストなのだ。
ちなみに「新潟県 原子力安全広報監 熊倉 健」自身も
御用役人として立派に職務をはたしてきた。
『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会』
2010/11/30 新潟県 設備・耐震小委(47回)傍聴記
資料の中に、番号はないが、「柏崎刈羽原子力発電所5号機の設備健全性及び
耐震安全性の評価」のタイトルで、技術委員会の鈴木賢治座長が泉田裕彦知事
に宛てた平成22年11月16日付文書がある。
審議の様子
(1) 技術委についての報告
熊倉・原子力安全広報監が事務局として報告。県民からの質問は大きく3点あり、
一件一件、丁寧に議論してもらった。予定を2時間もオーバーした。7号機に
ついては安全上、問題なし。5号機のスタビライザーについては、鈴木委員、
黒田委員からの質問があったが、東電はLOCA時でもストッパの当たり面は
3mm確保されており、安全だとした。委員会終了後、東電は補足説明資料を
提出し、各委員へ示された。11月16日、座長から「安全上問題ない」と報告され、
17日に3首長が再開よし、とした。本日までに5号機は75%出力状態に達した。
北村小委員長は補足して、①3点について詳細な討議が行なわれた。②70項目の
質問を20項目ほどに集約し、逐次検討した。
北村委員長がいつものように、技術委委員を兼ねている委員(橋爪委員、鈴木
委員)に何かあれば、と声をかけると、鈴木委員がすぐに手を挙げ、
鈴木委員:「いまの熊倉さんの説明は1箇所違う。スタビは2mm以上は動かない、
というのが東電の言ったことだ。熊倉さんは3mmと言ったが、そうではなかった。
小委では3mmという説明だった。しかし、その値はどのようにして出たかの
説明はナシだ。」
熊倉:「失礼しました。2mmでした」
鈴木委員:「私はオヤ委員会で初めて2mmと聞いた。2mmと3mmとは矛盾
している。後日の東電の説明にも矛盾している。私は納得していない」
【このやりとりに私は非常に驚いた。私は当日の技術委を傍聴していた。鈴木
委員が、その日、東電が突然もちだした2mm説にビックリしたときの表情も見ていた。
広報監としての熊倉も熊倉だが、設備小委の委員長として技術委の一員を勤める北村も北村だ。グレイゾーンのときといい、塑性ひずみについての香山発言のときといい、まさしく御用学者そのものではないか。
傍聴者たちが声も上げずに、おとなしく座っていてはいけなかったのだ。
まだある。熊倉は「2時間オーバーした」と言ったが、飯沼防災局長が挨拶し
終えたのが5時15分だ。県が公表した議事録には、この日の委員会は13:30~
17:10となっている。「1時間余り」と言うべきだろう。熊倉はその程度の大雑把な人だということであり、こういう人が広報監をやっているのである。
北村委員長の「70項目を20項目に」も、この文脈では、違う。「県民の皆さま
からの質問」は44件に整理され、それを座長は逐次辿ったのだ。「確認事項」
としては20件にまとめられたが。「全部で73件の質問が44件に整理された」と、
当日も、熊倉が発言しているではないか。
私見をつけ加えれば、そもそも、一件一件、丁寧に議論したなどとはとんでもない。北村委員長の「詳細な討議が行なわれた」もウソだ。地元・県民たちはどう受け止めただろうか。
鈴木委員は「私は納得していない」と言っているのだから、座長の11・16文書
については、意見の一致をみていないということである。鈴木委員としては、
立場上、「座長まとめ」を認めたのだろうが、地元・県民の「安心・安全」
からは納得できない「座長まとめ」であろう。こういうことを議事録だけから
読み取ることは難しいかと思う。】
(引用終わり)
まあ要するに、「原子力安全対策課」という原発推進派が闇に紛れて自治体のなかで生き続けているということだ。
こいつらは一生かかっても人間になどなれやしねぇぜ!
(しかも正義の血なんて一滴も流れてねぇ)
妖怪人間ベム OP 【FULL】
東京電力福島第一原発事故を受け、文部科学省が航空機で各地の放射性セシウムの蓄積量を測り、公表した汚染マップについて、新潟県の泉田裕彦知事は19日の記者会見で「天然の放射線を配慮していない。いい加減な数値である可能性がある」と激しく批判した。
マップの値は、新潟県内に幅広く分布する花崗岩(かこうがん)から出る放射線の影響を踏まえていない、と同県は主張している。
文科省が12日に公表した汚染マップによると、新潟県では福島県境や北部で比較的、高い蓄積の地域が見られ、一部で1平方メートルあたりの蓄積量が3万~6万ベクレルに上った。新潟県は花崗岩分布とマップの「汚染地域」がほぼ一致しているとして、発表直後から「すべてが原発事故による影響ではない」としてきた。
(引用終わり)
本当は今日の中日新聞朝刊の記事を引用したかったんだけど
引用元が無いので代わりに朝日新聞を引用した。
この記事が間違いであることは明らかで
汚染ルートとタイミング(9月30日改訂)(早川由紀夫の火山ブログより)
あるいは、いつもの放射能汚染マップ拡大版を見てもらえば
新潟の放射能汚染が群馬ルートの流れであることはすぐに分かる。
中日新聞でさえ朝刊の見出しは
「米どころ新潟 反発」
「魚沼で高い値 「推計に誤り」」というとんでもない見出しだ。
では、なぜ?だれが?こんな風評被害をたれ流しているのだろうか?
本日のキーマンは
「新潟県 原子力安全広報監 熊倉 健」だ!
こいつの発言。
(文科省の航空機モニタリングによるセシウムのマップと花崗岩分布図が…)
「重なって見えますね」
「文科省はヘリコプターからの調査による推計。トリウムなどとセシウムの区別はつきにくい。
国はちゃんと対応して欲しい」
これを受けて泉田新潟県知事が文科省に抗議をしたとのことである。
まず、原子力安全広報監というのがどこに属しているか?
これを調べるのが非常に難儀だった。
推測で「原子力安全対策課」が怪しいと思って調べるのだが、なかなかわからない。
でも、結局そうでした(笑)→地域の会第71回定例会座席表
言っとくが、俺はしつこいからね!
ここまで尻尾を捕まえれば後は芋づる式だぜ!
●[JAIF]日本原子力産業協会 原子力関連リンク(国内)
この中で地方自治体にいっぱい存在している原子力安全対策課(室)ってのが
電力会社の御用機関ってわけだ。
どう御用なのかというと?
北海道庁→北電天下りリスト
のように、原子力安全対策課ってのは電力会社への天下りポストなのだ。
ちなみに「新潟県 原子力安全広報監 熊倉 健」自身も
御用役人として立派に職務をはたしてきた。
『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会』
2010/11/30 新潟県 設備・耐震小委(47回)傍聴記
資料の中に、番号はないが、「柏崎刈羽原子力発電所5号機の設備健全性及び
耐震安全性の評価」のタイトルで、技術委員会の鈴木賢治座長が泉田裕彦知事
に宛てた平成22年11月16日付文書がある。
審議の様子
(1) 技術委についての報告
熊倉・原子力安全広報監が事務局として報告。県民からの質問は大きく3点あり、
一件一件、丁寧に議論してもらった。予定を2時間もオーバーした。7号機に
ついては安全上、問題なし。5号機のスタビライザーについては、鈴木委員、
黒田委員からの質問があったが、東電はLOCA時でもストッパの当たり面は
3mm確保されており、安全だとした。委員会終了後、東電は補足説明資料を
提出し、各委員へ示された。11月16日、座長から「安全上問題ない」と報告され、
17日に3首長が再開よし、とした。本日までに5号機は75%出力状態に達した。
北村小委員長は補足して、①3点について詳細な討議が行なわれた。②70項目の
質問を20項目ほどに集約し、逐次検討した。
北村委員長がいつものように、技術委委員を兼ねている委員(橋爪委員、鈴木
委員)に何かあれば、と声をかけると、鈴木委員がすぐに手を挙げ、
鈴木委員:「いまの熊倉さんの説明は1箇所違う。スタビは2mm以上は動かない、
というのが東電の言ったことだ。熊倉さんは3mmと言ったが、そうではなかった。
小委では3mmという説明だった。しかし、その値はどのようにして出たかの
説明はナシだ。」
熊倉:「失礼しました。2mmでした」
鈴木委員:「私はオヤ委員会で初めて2mmと聞いた。2mmと3mmとは矛盾
している。後日の東電の説明にも矛盾している。私は納得していない」
【このやりとりに私は非常に驚いた。私は当日の技術委を傍聴していた。鈴木
委員が、その日、東電が突然もちだした2mm説にビックリしたときの表情も見ていた。
広報監としての熊倉も熊倉だが、設備小委の委員長として技術委の一員を勤める北村も北村だ。グレイゾーンのときといい、塑性ひずみについての香山発言のときといい、まさしく御用学者そのものではないか。
傍聴者たちが声も上げずに、おとなしく座っていてはいけなかったのだ。
まだある。熊倉は「2時間オーバーした」と言ったが、飯沼防災局長が挨拶し
終えたのが5時15分だ。県が公表した議事録には、この日の委員会は13:30~
17:10となっている。「1時間余り」と言うべきだろう。熊倉はその程度の大雑把な人だということであり、こういう人が広報監をやっているのである。
北村委員長の「70項目を20項目に」も、この文脈では、違う。「県民の皆さま
からの質問」は44件に整理され、それを座長は逐次辿ったのだ。「確認事項」
としては20件にまとめられたが。「全部で73件の質問が44件に整理された」と、
当日も、熊倉が発言しているではないか。
私見をつけ加えれば、そもそも、一件一件、丁寧に議論したなどとはとんでもない。北村委員長の「詳細な討議が行なわれた」もウソだ。地元・県民たちはどう受け止めただろうか。
鈴木委員は「私は納得していない」と言っているのだから、座長の11・16文書
については、意見の一致をみていないということである。鈴木委員としては、
立場上、「座長まとめ」を認めたのだろうが、地元・県民の「安心・安全」
からは納得できない「座長まとめ」であろう。こういうことを議事録だけから
読み取ることは難しいかと思う。】
(引用終わり)
まあ要するに、「原子力安全対策課」という原発推進派が闇に紛れて自治体のなかで生き続けているということだ。
こいつらは一生かかっても人間になどなれやしねぇぜ!
(しかも正義の血なんて一滴も流れてねぇ)
妖怪人間ベム OP 【FULL】