私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

妹との会話

2006-05-24 20:51:28 | 日々つれづれ
妹「今日、(職場に)新しい人が入ったよ。」

私「良かったね~。これでシフト組んでもらえるね。」

妹「本当よ~。もうみんな、自分勝手なんだから。
  よくあんなにも自分に、都合がいいように言えるよ。」
  でも、人事の人が優しくてね。
  ゴールデンウィークもほとんど出ていたら、
  『大丈夫?』って気を使ってくれて、そう言われると、『大丈夫です。』って張り切ってしまうんだけどね。
  みんな、自分の都合のいいように、『ここ3日続けて出て』って言ってくる。
  で、なかなか決まらないから、めんどくさくなって『いいよ』って言ってしまう。」

私「で、そうしても相手が感謝してくれず、当たり前のようにまた頼んでくる。
  自分が取って欲しい態度と、相手の態度が違いすぎる。」

妹「そう、それで怒りっぱなしになる。」

さすが、姉妹。同じ行動パターン。

私「今日ね。登校監視だったんだけどね。
  いつも、そんな時、書類を書かなくちゃいけなくてね。
  みんな、書こうとしない。で、ついついやってしまう。
  いつも私が書いてると思ってしまう。
  だからね、今日は我慢してみたのよ。
  そしたら、他の人が手を出した。
  簡単な感想なのに、『ここはどうする』って聞いてくる。
  でも、誰も答えないから、時間ばかり過ぎていく。
  で、思った。自分がやったほうが良かったじゃんって(笑)
  さっさと終わって、他の人も助かるじゃんって。
  今度からは、人のためにではなくて、誰かがしないからでもなくて、
  自分のために、  さっさと引き受けて帰ろうって……。
  誰かのためとか誰もしないからって思ってるときは、
  自分ばっかりって恨みの気持ちが湧いてくるけど、
  自分が自分のために動けば楽だなって気が付いた。」

私「人のことに対して怒りが湧いてきて、そんな自分に対して罪悪感も生まれてくるよね。
  罪悪感って、何かがあって罪悪感が生まれるのではなくて、
  先に罪悪感があって、それに似合うだけの罪を犯すらしいよ。
  その罪悪感は、だいたいにして親が植えつけるみたいだけどね。」

妹「ああしたらいけない、こうしたらいけないと育ってきたけれどね。
  それがあったからこそ、『ごめんなさい。ごめんなさい』って言ってきて、
  人からも、いい人だと思われてきたから、悪いことだけではないと思うけどね。」

私「でも、罪悪感が生まれてきて苦しい。
  罪悪感は、カウンセリングで持つ必要ないと言われてる。
  罪悪感なしで、そういう行動が出来るようになったら楽よね。
  その苦しさを何かで埋めるのが依存らしいけどね。」

妹「どうしても不安症状から抜け出せないのよね。心気症なんだよね。」

私「不安でいることに依存してるのよ。」

妹「そうなのよ。たまに不安な気持ちを忘れて楽しく買い物してるの。
  そしたら、『あれ?こんなに楽しいのはおかしい。』って思うの。
  そして、不安な気持ちが押し寄せてきて、ああやっぱりって、
  呑気にこんなことしてる場合じゃないって帰るの。」

私「不安じゃないと不安なんだ。」

妹「何も不安を不安で消すことは無いと思うのよ。
  アルコールでも飲むほうがよっぽどましだと思うんだけど。
  何故か、不安になることを選んでる。」

妹は、私と違っていくらでもアルコールが飲める。
祖父は、アルコール依存症で、母も、酔わないタイプだ。
父は、飲むと真っ赤になり、私も父と同じで、あまり受け付けない。
でも、別居してからは飲むようになったし、かといって依存するでもない。
あまりに苦しい時、アルコールを飲むと、胸が楽になることを知った。
でも、薬と同じように必要な時しか取ることはしない。

母から、何度も何度も祖父のことを言い聞かされていて、アルコールに依存することは、心の中で悪なのだろう。
観察自己(欲求)の強い私と妹は、どうしてもこれに頼ることが出来ないのかもしれない。
飲んではいけませんという厳しい言葉が心の中に渦巻いているから。

結局、姉妹二人が抱えている問題って、ひとつなんだろうなって思う。
妹が、鬱になったのも、旦那との関係がきっかけだった。
妹は仕事を辞め、その後、旦那の問題行動が発覚した。
妹は、一生懸命関係回復を試みた。
そして、その関係が良くなり始めた頃、気持ちがストーンと堕ちてしまった。

でも、妹の旦那は、自分のせいでこうなってしまったと思って尽くしてくれた。
夫婦関係も次第に良くなった。
それなのに、妹の不安症状だけが残ってしまった。

私も、妹も、仕事という一種のステータスを失くしたことにより、自分の中での、自分の存在価値が下がったことが最初のきっかけなのだろう。
そして、他に目を向けることが無くなり、たまたま旦那の問題行動が目が付いた。
むしろ、探し当てたのかもしれない。

元々、妹は心配事を抱えていることが多かった。
それまでは、仕事の中で心配を抱えていることで、成り立っていたものが、辞めてしまい旦那に目が向いたのだろう。

そして、私は自分が不倫をしていて、いつか同じ目に遭うと決め付けていた。
逆を言えば、そうなることを待ち望んでいたのかもしれない。

お互い、旦那の問題行動を見つけてしまうことになる。
違っていたのは、旦那の価値観。
妹の場合、旦那との価値観が同じで、妹が変われば変わるほど、旦那も変わっていった。
尿管結石になった時、これは妹を苦しめた罰なのだと思い、一晩病院へも行かず苦しんだと言う。

私の旦那は、私が変わろうとすればするほど、つけあがってきた。
価値観がまったくというか、正反対といってもいいほど違っていた。

幸せな生活だと思っていいはずなのに、いつまでも不幸を抱えないと不安な妹。
傍からみたら、私だって同じなのだろうと思う。
子ども達の将来のことや、お金のこと、先のことを心配しては不安になっていた。

「○○になったら、どうするの?」
何かにつけ、予期したり、想像したりしては、不安になった。
そんな時の、旦那の答えはいつも、
「びっくりする。」
人をバカにしてると思っていた。
でも、それは、そのほうが正しかったのかもしれない。

実際に起こっていない出来事を想定しては、不安がっている私よりも、まともで楽な生き方なのだろう。
でも、私はそれが許せなかった。

勝手な不安と、罪悪感。
すべて囚われてるだけなんだと思う。
この呪縛から解放されるのは、いつなんだろう。



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