私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

恋愛依存症―失われた愛情と心の傷を癒す

2006-01-08 02:01:19 | メッセージ
行き着く先がどこかはわからない。結局、今のパートナーと別れることになるのかもしれないし、二人の関係が見違えるほど改善するのかもしれない。
だが、そうした結論を心配するよりも、まずはあなた自身が回復することに集中しよう。
結論はその後だ。回復によってあなたの心理は大きく変化していくはずである。
そこで別れた方がいいと思えば別れればいいし、何かしら改善の道があると思えばさらなる努力をすればいいだけなのである。
先のことをあれこれ考えて現状にとどまるのではなく「今できること」をとにかくこなしていくことが先決なのだ。




健康な人間関係

・自分と相手の間に適切な境界線が引かれている(たとえば、助けるべき時には手を差し伸べるが、そうでない時には黙って見守ることが出来る)。

・「与えること」と「与えられること」のバランスがとれている。

・「現実」と「幻想」のバランスを取ることができる。

・人間関係の持つ「さまざまな効用」を広く得ることができる。

・成長を恐れない。成長に向けてお互いに努力することができる。

・お互いにありのままの自分を、ありのままの相手を受け容れている(さらに、互いにある「違い」を認めることができる)。

・支配―被支配、勝者―敗者、利用する側―される側ではない対等な関係である。

・固定化されていない、柔軟な関係である。

・お互いに「生き生きと」している。

・「親密さ」を恐れない。

・イヤなことには「イヤ」と、できないことには「できない」と、我慢できないことには「我慢できない」と言え、関係が自分を損なうものとわかった時には潔く立ち去ることができる。

・強迫的でない(「こうするべき」「こうでなければならない」など、「~べき」や「~ならない」に縛られていない)。


回復への10のステップ

心の悲鳴に気づきなさい【ステップ1「認める」こと】
 自分が恋愛依存症であると認めること。自分の本当の状態や自分の責任を認めた途端、状況は一変する。自分の運命や行動に対する支配権が手の中に戻ってくるからである。

他からの助けが必要【ステップ2「助けを求める」こと】
 自分一人で簡単に治せるということとは異なる。もっともよいのが、専門家の援助を受けたり、自助グループに参加したりすることである。

悪い行動パターンを自覚する【ステップ3「いつものパターンに気づく」こと】
 悩んでいる人を見ると救済者願望に取り憑かれる共依存症者・・・・など恋愛依存症に陥っている人には「お決まりの行動パターン」がある。
 今まで、はたして、相手を本当の意味で「救う」ことができ、そしてそのことによって心から感謝され、ますます愛が深まっていったということはあるのだろうか?(むしろ、相手の行動はますます悪化するとともに、あなたへの感謝の念も減る一方ということはなかっただろうか?)もし、どうしてもまたいつもと同じことをやってしまうというのなら、あえて自分から意識してそれをやること。そうすれば、結果的に同じ行動であっても、無意識は意識化され、行動に対するコントロール力が身についてくるのである。

抑圧された要求を知る【ステップ4「引力に気づく」こと】
 いつものパターンに気づいたとしても、そこから容易に抜け出せないのは、そこに強い「引力」が働いているからである。
 孤独、不安、退屈、虚しさ、現実世界、現実の自分への不満、生まれ変わり願望、自己嫌悪、無力感、自己無価値感、捨てられることへの恐れ、親密さへの恐怖、ストレス、過去の傷、過去に得られるはずであったものへの渇望、過去への再挑戦、慣れ親しんだパターン、親への憎しみと愛情、必要とされたい願望・・・・・挙げていけばきりがないが、こうしたものが恋愛依存症者の深層心理に渦巻いている。
これらが恋愛依存症の深層にある引力である。

自分を愛せなければ他者は愛せない【ステップ5「自分を愛すること」】
 本当の意味で自分自身を愛することが出来るのなら、ありのままの自分を受け容れることができるのなら、恋愛依存症に陥ることは絶対にないだろうと断言できる。
①エネルギーを自分に焦点化する
相手のことに使っていたエネルギー、時間、労力、金銭を、自分のために使う。
「どうすれば彼にもっと喜んでもらえるか?」ではなくて「どうすれば私はもっと幸せになれるのか?」と思考パターンを変える。
②論理療法
・私は愛されるに値する人間だ。
・今のままでも十分だ。
・~ができなかったからといって、私そのものがダメなのではない
と思考を変える。
何かミスした時に、「やっぱり私はダメな人間だ」との言葉が浮かんだら、「誰だってミスはする。次から気をつければいい」と反論する。

トラウマの影響力を知る【ステップ6「過去に向き合う」こと】
 初期(幼少期)経験の影響力は非常に強く、大人になっても気づかぬうちにそのプログラム通りに動いていることが多い。過去における心の傷、得られなかったものへの渇望は無意識の中へと抑圧され、自分でもコントロールがきかないほど生々しく強い感情として心の奥底に残り、いつまでも自分を突き動かし続ける。それが恋愛やセックスにかたよった形でしがみつかせてしまう、恋愛依存症の大きな形成要因になっているのである。
 過去に向き合うのは、あきらめるためでも親のせいにするためでもない。ひとえに「手がかりを得る」ためなのである。自分の行動の原因がわかれば、それに影響されずにすむようになる。

過去の心のほころびを作り直す【ステップ7「過去を癒す」こと】
 「自分を愛すること」と同じく、「過去を癒すこと」も実際には非常に困難で骨の折れるプロセスである。初期経験というのは強烈に心や体に刻み込まれること、長い歳月をかけて形成されたものであること、強烈な感情を伴っていることが多い(そのため理性の力だけで消すのは難しい)ことによるためである。

執着をやめる【ステップ8「手をはなす」こと】
 執着を捨てることとは、強迫性から抜け出すことだ。「これしかない」「あの人しかいない」「私しかいない」という視野狭窄な考え方や、「~しなければならない」という義務感・脅迫感が、恋愛依存症の基底にある。だから、恋愛依存症から回復するためには、それを捨て去ることが必要なのである。
 また「過去を手ばなす」ことも重要だ。過去に向き合う、過去を癒すというプロセスを経ることによって、抑圧でもなくあきらめでもなく自然な気持ちで過去を手ばなせるようになるだろう。

後戻りする誘惑に負けない【ステップ9「リバウンドに負けない」こと】
 恋愛依存症からの回復へのステップを経るごとに、あなたはどんどん変化していく。心理も行動もより健康的な方向へ向かっていく。自分でも漠然としないかもしれないが「何か良い方向に向かっている」と実感できることができる。すると、突然、以前の状態へと逆戻りさせるような力が自分の中で働くことがある。回復した分の波がやってくるのである。
 「健康な人間関係」に変化してくると、パートナーに対してまったく魅力を感じなくなってしまったり、パートナーとやること、話すことがなくなってきたことに気づくのである。
 リバウンドは、あなたが着実に回復に向かっている証拠であって、喜ばしいことなのである。この期間は苦しくて逆戻りしそうになるかもしれないが、これを乗り越えれば真の回復がすぐそこに待ち受けている。この禁断症状により、かえって前よりも悪化しているのではないか、以前の方が良かったのではないかと感じることもあるかもしれないが、そうではない。あなたの体の中にある不健康な部分が、体の外へ抜け出している証拠なのだ。

自分の力を信じる【ステップ10「勇気を持って第一歩を踏み出す」こと】
 今までの行動パターンを続けること、相手が変わってくれることだけを期待し続けること、奇跡が訪れること、苦痛を我慢し続けること、自分をごまかし続けること、頭の中で堂々めぐりを繰り返すこと、これだけでは現実は何も変わらない。「あなた」が「何か」を「行う」ことが必要なのだ。そうすれば、必ず何かが変わるのである。はっきりと目に見えないかもしれないが、必ず何かが変わるのである。
 これまでの自分の行動パターンを紙に書き出してみることかもしれないし、カウンセリングに足を向けてみることかもしれない。自分がもっともやりやすいものからでいいから、すぐ始めることだ。
日記をつけるというのも有効なやり方だ。自分がどんなのことしたか、どんなことを考えたか、書き記しておくのである。そうすれば、自分がどんなふうに進歩しているのかもわかるし、同じ過ちを繰り返すのを防げるだろう。
 回復というのはプロセスであって、程度の問題である。回復したか、しなかったかではなく、回復という終わりのない道、だが進めば進むほど幸福で満たされていく道があるだけなのだ。
 あなたはもうすでに十分苦しんできているのではないだろうか。今の状況ですでに十分苦しいのではないだろうか。だったら、未知のものにチャレンジすることで感じる危険性など、今さら恐れる必要などないのではないだろうか。それにあなたは一人ぼっちではない。同じように、苦しみ、もがき、光を見いだそうと模索している人は数えきれないほどいるのである。それを忘れてはならない。

恋愛依存症 伊東明 KKベストセラーズより抜粋

別居して、早い時期に読んだ本です。
でも、当時は、自分が恋愛依存症であることの確認と、旦那がこの本の中に出てくる回避依存者(独裁者・脱走者タイプ)であることを知っただけかもしれない。
この本を、読んだことで、どうして自分達がこうなってしまったのかを知るきっかけになり、パターンにはまっていることに気付きました。
心理学的なパターンにはまっているのなら、自分で探るよりも専門家の手にゆだねた方が、判りやすい、解決しやすいのではないかと思い、カウンセリングを始めました。

改めて読むことによって、当時は、わからなかったこの本のメッセージ的なものにも気が付くことが出来ました。
ある程度、この中に書いてあることを経験し、理解することが出来たせいもあるでしょう。
ただ、健康な人間関係については、まだピンと来ていません。
これについては、自分が回復していくことによって、こういうことだったんだなって判っていくのかなと思います。

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2 コメント

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関係ないけど・・・ ()
2006-01-08 15:34:30
ねこさんは妹がいらっしゃるんですね。

ワタシは弟がいます。

ねこさんとは「妹」「弟」という違いがあるため「同じことをやっても」反応が異なります。



ちなみに弟は昨年離婚しました。

(パワーハラスメントで鬱になった)

弟は女性を力で押さえ込むタイプではないが

かといって率先して女性にサービスするタイプでもない。

(マイペース~~~)



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望さんへ (ねこ)
2006-01-08 19:45:13
男女差というよりも、環境の違い、個性も強いと思います。



うちの妹も、鬱です。

不安症状が強く、何でも病気にして抱え込んでしまいます。

自分を押さえ込んで性格を変えてしまったところもあり、しかも大学で心理学を勉強したり、地元のカウンセリング教室に通っていることもあって、結構自分がやっていることに自信を思っているので、私自身のカウンセリングの話もしにくいです。



私も、パワーハラスメントを受けて鬱症状になりました。

病院では、鬱として診断を受けたのですが、診断の仕方もあいまいだし、通院ごとに薬が増えたり、治療項目(栄養剤の注射とか、首のけん引とか、電気治療とか・・・・)が増えたので、3ヶ月薬を飲んで、通院をやめました。

あの頃から、私の中の膿が出始めていたのかもしれないなと思っています。

パワーハラスメントはきっかけに過ぎなかったというか・・・・

過去の経験と重なったというか・・・・



でも、妹が離婚せずに乗り越えたのを見ていると、子ども3人抱えて、自分が離婚するのが、自分自身で許せなかったりして・・・・・

そういうこだわり捨てないといけないなと思っています。

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