私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

悪夢、再び・・・

2006-12-07 23:56:05 | 私のこと
今日から、デパートでの催事の仕事が始まって、昨日は搬入だった。
昨日の朝、友達が何を思ったのか、今日からだね、頑張ってねという内容に加え、「パパラッチに注意」っていうメールを送ってきた。

それが、何を意味するものかよくわからなかったけれど、私の頭の中に、旦那が来たらどうしようという想いが蘇ってしまった。
6月、私のHPを見た旦那が、催事のことを書いたメールを送ってきて、それがきっかけで、パニックを起こしてしまった。
来たらどうしようと、不安で不安でたまらなくて、病院に行ったら理解のない先生で、二次被害にあってしまった。

今回も、メールで心臓がバクバクし始めて、不安が押し寄せてきたけれど、自分で一生懸命言い聞かせて・・・
大丈夫だと思っていたら、夢を見た。
HPのBBSに脅しのような文が打ち込まれていた。
それでも、一生懸命自分に言い聞かせて、もしそうなったとしても、きっと助けてくれるだろう出展仲間の顔を思い浮かべた。

HPでは、販売も行っていたし、ブログも書いていた。
でも、旦那のメールを見てからは、HPに書くと見られる・・・
そんな想いで更新が止まっている。
今日も、お客さんに、ブログ書かれていないから心配していたと何人にも言われた。

HPは手放さざるえなかったけれど、私は家を追われることなく住めている。
「ねこさんにとって、今の家は居心地がいいんだね。
 だから、自分が出ずに追い出しちゃったんだね。
 居心地のいい場所に、置いて置きたくないもんね。」
前回のカウンセリングでそう言われた。
旦那に振り回されて、HPの更新が出来ないのは悔しいけれど、でも少しずつ取り戻せるようになりたいな・・・
そんな風に考えていた。

仕事が終わり、晩御飯を食べ終わると、疲れてしまいウトウトとしていた。
次女に電話だと起こされ、朦朧としながら電話に出た。
時々、電話をかけてくる母と同じ年の昔の上司だった。
そして、代わるねと、私と旦那の共通の上司が電話に出た。
母と同じ年の上司が、今の状態を話したらしかった。

「旦那とどうなってるの?
 わしが間に入ろうか・・・・
 別れようと思ってる?
 それは絶対にいけない・・・」
 
酔っているのか、大声でわめくように話す。
それだけで、嫌な気持ちになって、電話を遠ざけていたら

「聞いているのか?
 ちゃんと考えんと・・・」

と話は続く。
周りでは、笑い声がする。
きっと、私がどんなに苦しんでいるのかわからないのだろうとそう思った。
所詮、女が我慢しなくちゃいけないくらいにしか思っていないのだろう。
限界だった。

「ごめん。そういう話は止めてもらえますか?
 パニックを起こしそうなんで・・・」

消え入るような声で、告げるのがやっとだった。

「よく、聞こえないけど、切るね。」

遠ざけた電話から聞こえてきたような気がしたので、電話を切って電源を落とした。
しばらくは動けなかった。
ようやく起き上がって、頓服でもらったリーゼを飲んでお風呂に入った。

私が、悪いのかもしれない。
私の我慢が足りなかったのかもしれない。
パニックを起こすのも私が大げさなのかもしれない・・・。

そんな想いが次から次へと押し寄せてくる。
お腹もだんだん痛くなってくる。
そんな時、すーっと気持ちが楽になった。
薬が効いたのだ。
血が流れるのが判るように、肩から頭にかけてもすーっと軽くなる。

そう、私はああやって自分を守ったのだ。
相手にとっては些細な言動も、今は私にとっては命取りだ。
死にたくなる、消えたくなる想いに繋がってしまうのだから。


毎回、楽しみにしている「Dr.コトー診療所」を見た。
・・・・・DVがテーマだった。
思わず、二人で合わしちゃだめ~とつぶやいてしまった。
男性の突然出す大声が怖かった。
DV男性の病理性を描いたところ、治療へつなげる発言をコトー先生がしたところはいいなと思ったけれど、もっともっとDV被害者の心情を描いて欲しいと思った。
何もないのに、恐怖だけが何かのきっかけで襲ってしまって、いつまでも苦しまなければいけないことをもっとちゃんと描いて欲しいと思った。
離れたら、終わりじゃない。
離れたところから、新たなPTSDとの闘いが始まることを、もっと描いて欲しいと思った。
DVが身体の傷だけではなく、その時の心の傷だけではなく、もっと根深く残ってしまう傷を、それに対するケアや言葉掛けも、もっともっと伝えて欲しかった。

でも被害者の女性の言葉を聞いていると、胸が痛かった。
「私なんか・・・」
「迷惑ばかりかけて・・・」
自分を責めてしまう性格は見事に描かれていた。
もっともっと、今回で終わらず、時々、フラッシュバックに苦しむ姿も描いて欲しいそう思う。

心が安らかになれば、何かが起こる。
一度であれば、自分で阻止できるのに、夢を見たり、出来事が重なると自己否定の渦に巻き込まれてしまう。
でも、やっと自分に合う頓服に巡りあえた。
薬を飲まずに、テレビを見ていたら、完全に堕ちてしまっていただろう。
不幸中の幸い・・・そう思っておこう。



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