センター試験国語(現代文)を極めたい!

センター試験国語の法則を解き明かすのが目標です(『ヘタレ競輪王のトホホ日記』のエントリも恥の記録として残しておきます)。

マイナーチェンジ

2006-09-24 20:38:41 | 「国語」ネタ
 「逆穴埋め方式(って、もうちっといい名前はないのかね?)」に、ちょびっとだけマイナーチェンジを施してみた。

従来型

 問  「のび太」と「ジャイアン」の力関係を表す文を作れ。ただし、解答に際しては、後の語群に
  挙げる語句等を漏れなく、順序どおりに用いて一文で書くこと。

語群 のび太  ジャイアン  殴  。


新型

 問  「のび太」と「ジャイアン」の力関係を表す文を作れ。ただし、解答に際しては、後の語群に
  挙げる語句を漏れなく、順序どおりに用いて一文で書くこと。なお、語群の語句を用いる際
  は、必要に応じて活用させたり、助動詞、助詞を補ったりすること。

語群 のび太  ジャイアン  殴る  。


 ……とまあ、例文が単純なので分かりにくいかもしれませんが、この新方式によって、「活用語をフルサイズで語群に挙げられるようになった」わけです。

 今までのやり方だと、活用後は語幹までしか語群に挙げることができなかったんです。

 上の例題だと、【のび太<ジャイアン】という力関係、すなわち、【のび太:ジャイアン=殴られる:殴る】という関係が理解できているかどうかが正解・不正解の分かれ道になるんですけど、語群に「殴ら」と活用語尾まで入れてしまっては「分かってなくてもできる」状態になってしまうわけなんですね。

 まあ、「殴る」のように、語幹部分が漢字で書けるものはいいんですけど、「する」みたいなヤツになると、どうにも語群に挙げにくくなってしまう、というのが問題だったわけなんです。

 で、新方式。こうしておくと、「殴る」という語の使い方は、かなりの選択肢を持ちます。

 ざっと挙げるだけでも「殴った」、「殴られる」、「殴るだろう」、「殴らない」……。

 実際の国語の読解問題の場合、「のび太とジャイアンの力関係」は「本文」から読み取ることになりますから、生徒は文章を読んで、「殴る」という動詞をどのように使えばいいのか考えることになるわけですね。

 また、この新方式の狙いはもう一つあります。

 「古典文法」の学習にもフィード・バックされるんではないか、ということ。

 ほとんどの生徒は、「口語文法」などふだん意識することはないでしょう。

 実際、口語文法への理解は非常に浅い。

 だのに、古典の時間にいきなり文法、文法と言われる。

 よく分かっている現代語ですら文法的に解析できない生徒に古典文法を学習させる、というのはどう考えても無茶な話だと思います。

 まあ、こんな形で、「活用」とか、「助詞・助動詞」という概念に慣れていけば、古典文法への理解も少しは深まるんではないか、と思うわけでして……。

 ちなみに、上の例題の解答例は、

のび太  ジャイアン  殴 れる 。

なんですけど、もちろん

のび太 を ジャイアン は 殴る。

という解答も出て来うる。

 ただ、いくら係り受けの面で不具合がなくても、こちらが想定していないつなぎ方をした場合、たいてい不自然な語順の「美しくない文」になるので、減点対象にする。

 こうすることで、係り受け関係だけでなく、「完成した文の美しさ」ということも学習できるんではないか、と考えています。

 今のところ、実験をはじめたばかりですので、これからどうなるか分かりませんが、しばらく様子を見て、改良を加えていこうかなあと思っています。

言語の特質

2006-09-23 21:46:05 | 教師ネタ
 オレッチの「国語」というモノに対する考え方の根本には、時枝誠記とか安部公房の「言語」に関する論考からインスパイヤ(←「ヤ」にしているのはわざとです)された部分が多くあります。

 その最たるものは、「助詞への注目」

 で、つい最近までは、

「モノゴト(可視)」と「モノゴト(可視)」の間にある「関係(不可視)」を可視化できるのが「言語」の特質であり、日本語の場合、その多くを「助詞」がつかさどる

という理解のもとに国語の授業を組み立てていました。

 もちろん、これ自体、そう間違えているわけではないと思っています。

 ところが、ずっと、なんとなく違和感を覚えていたのも事実。

 簡単に言うと、

「関係」だけなんかなあ?

ということ。

 それが、ついこの間、授業の準備(オレッチの場合は授業でやったテストの採点)をしているときに、

「構造」も不可視なものの一つなんじゃないか?

と思いついたんです。

 高校生向けの参考書などでよく扱われる概念に「逆説」というのがありますけど、結局、何が大事なのかというと、

「逆説的なモノゴト」が持っている「構造」が理解できること

なのであって、それは、たとえば、

Aならば(本来)Bであるべきなのに、(実際は)非Bであり、かつ真である

という風に言語化できる、ということですね。

 要するに、

「逆説」という概念の「構造」は、「なのに」という語で表現(可視化)できる

ということです。

 たぶん、まだ他にも「言語によって可視化される不可視なもの」というのはあると思います。

 もっと勉強せんとイカンなあ……。

異変

2006-09-23 21:25:49 | 教師ネタ
 最近、なぜか女子生徒にモテモテ。

 今までも、「ヲタ系女子(&男子)」にモテモテではあったけれども、一般の女子生徒からこれほどまでモテモテになるのは初めて。

 担任じゃなくなって、傍観者的な位置にいることが原因なのかな?

 ただ、

非常識なヤツのDQNぶりをあげつらう毒舌トーク



偽善者を嗤う毒舌トーク

が芸風なので、相変わらず

DQN系生徒からは蛇蝎のごとく嫌われている

競輪王さんです。

 生徒と「不適切な関係」を結んでしまわないように、注意します。

東京へ行ってきた。

2006-09-19 19:42:10 | その他
 友人の結婚式に出席するべく、東京へ行った。

 オレッチは、変なものが好きなので、変なものをケータイのカメラで撮りました。

    
 マ、マンタクて……。

    
 名物? ポンヌッツ? わけがわかりまへん。

    
 東京在住の友人は、「うんこビル」と申しておりましたが……。

    
 「王将」ではなく、「王さま」です。なんか、ユルいっす。

私の道徳教室

2006-09-19 19:08:45 | 教師ネタ

 えー、タイトルは、もちろん、福田恒存の『私の国語教室』のパクりです。

 最近、ホントにDQNな生徒が多い。

 で、かつてのオレッチは、生徒のDQNな行動に対しては、

ひたすら怒る

という対応しかしていなかったんですが、これには何かと問題が多い。

 要するに、

保護者からクレームが来やすい

ということ。われわれは、憲法9条によって武力行使を禁じられているため、どうしても「ボロクソに言う」という方法に頼りがちになるからです。

 下らないことで時間を取られるのはタマラナイ(別に、生徒のDQN行動を弾圧するために教師になったわけではない)ので、いろんな指導法を開発しました。

 最近よくやるのが、次のようなやり方。

 ウチの学校の廊下には、よくガムが吐き捨てられています。

 信じられんでしょ?

 「屋根のあるところで床にガム吐き捨てるか???」と思うでしょ?

 でも、実際にあるんだから仕方ない。

 まあ、教師の見てる前で吐き捨てるヤツはいません。

 オレッチらが見つけるのは、吐き捨てられたガム。

 んで、そんなとき、オレッチは、そこらへんを歩いている生徒をテキトーに捕まえて、こう言います。

 「見てみ。コレ、何か分かるか? そうや。ガムや。 信じられへんやろ? 

こんなコトするヤツ、死んだらエエのにな?

こんなコトするヤツは、どうせ生きとってもロクなコトせんで。」


と。けっこうな大声で。

 こう言うと、直接オレッチに言われた生徒も、まわりで聴いていた生徒も、たいていは爆笑します。「ホンマですね、先生」とか言うて。

 だいたい、DQN行動をするヤツらっていうのは、

DQNな行動をするオレ/あたし

という風に、自分に酔っているだけなので、こうやって地道に

DQN=死ねばいい説



ネタとして

広めていけば、かなり減っていくんじゃないかなあと思っています。

 生徒のDQN行動対策は、他にもあるんですけど、今日はこのぐらいにしといたるわ。


やばい、やばいよ……

2006-09-15 19:34:35 | 教師ネタ
 忙しすぎる……。

 無事に週末を迎えられるのが不思議なぐらい……。

 やっぱり、小テストも含めて週に1000枚近くもマルつけするってのはムチャだったのかも知れん……。

 何か、常にマルつけに追われているっつう感じです。

    

 しかも、この3連休は、クラブの試合(1日)&友人の結婚式のため東京行き(2日間)……。

 来週あたり、

経営破綻

しそうな予感が……。

 ぼちぼち限界なのかも……。

企画。

2006-09-06 21:14:30 | 音楽ネタ
 「『劇的な曲』を集めてCDを焼いてみよう!」

と、昨日の晩、思いついた。

 現時点でのノミネート曲……。

・ Gutter Ballet (SAVATAGE)
・ Hallowed Be Thy Name (IRON MAIDEN)
・ It's Late (QUEEN)
・ Epitaph (KING CRIMSON)
・ 10538 Overture (ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA)
・ Diary Of A Madman (OZZY OSBOURNE)
・ Lost Horizons (MICHAEL SCHENKER GROUP)
・ Gates Of Babylon (RAINBOW)

 他にもいいのがあったら教えてください。

ちょっと思ったこと

2006-09-06 21:02:26 | 「国語」ネタ
 国語の試験では、よく「理由」が聞かれます。

 この「理由」って何なのでしょうか?

 昔、英文法の時間に、

「感情の原因」・「判断の理由」

という言い回しを聞いたことがあります。

 両方とも「理由」と呼ぶことは可能です。どちらも「なぜ?」という問いに対する答えになり得ますからね。

 ただ、「感情の原因」と「判断の理由」の二つは、明らかに異なる概念だと思います。

 だのに、それをごっちゃにして、漠然と「理由」と呼び、試験では「なぜか?」と聞く……。

 「理由」とは何なのか。そういう根本的なことをキッチリと定義していくところから始めたいんだけれど、学問に疎いオレッチには、どの分野の学問がこの問いに答えてくれるのか、とんと見当がつきまへん。

 これを読んでいる方の中にインテリゲンツィアの方がいらっしゃいましたら、アドヴァイスください。 

何かね……

2006-09-06 20:50:51 | 教師ネタ
 異様に忙しい毎日です。

 ついこの間授業が再開したところだというのに、

早くも自転車操業!

 今週に入って、今日の晩(つまり今)、初めてホッと一息ついてます。

 もう、筒一杯やってる感じです。

 テストを作って、回収して、採点して、の繰り返し。ものすごい手間かけてます。

 人が見たら、「そこまでやる価値あるのかね」なんでしょうけど、オイラは知りたい。

「オレッチが筒一杯3年間やったら、生徒はどのぐらい伸びるのか」

を。

 オレッチは、性格的に、

自分でやってみないと納得できないクチ

なので、まずこの3年間は筒一杯やってみせる。

 それをやり遂げたら、また新たな視界が開ける気がする。

 がんばりますよ。

    

なんとまあ……

2006-09-06 20:43:37 | 競輪ネタ
 えー、あたくしが超多忙を極めている間に、

オールスター競輪



ジミーに

開幕して、閉幕しました(「スター」の集まりなのにね)。

 武田後位をめぐっての

意地汚いことこの上ない

争いを尻目に殺して打鐘2Cから

ヤケクソ気味に

カマした井上昌己がマーク高木を振り切って特別初V(やっぱ、「GⅠ」より「特別」の方がしっくり来ますわ)。

 おめでとうございます。

 実にあたくし好みの展開のレースでしたが、車券買えまへんでした。

 わけのわからん勝ち上がりシステム、および、仕事のあまりの忙しさのせいで、決勝メンバーを知ったのが今朝。

 んで、決勝メンバーのあまりの地味さに、

うげっ、何じゃコリャ! ふた昔前の記念の初日特選レベルのメンバーじゃん!

などと思ってしまったので、

仕事の合間に電投

というふしだらなマネをするだけの気力が起きなかったんですよねー。

 しかししかーし!

 いざ終わってからビデオでレース見たら、

メチャメチャ面白いやん!!!!!!!!

 しかも、勝ったのが

記念が似合う男・井上!

 オチまでつけてくれるなんて……。

 やっぱ、競輪、好きです。