形式段落⑮より、
・「住宅」=「『暮らし』の空間」
||
・「複数の異なる行為」が「同時並行でおこなわれる」空間
〔=暮らしのいろいろな象面がたがいに被さりあっている」空間〕
||
・「濃く」なっている空間
と整理できる。
一方、形式段落⑯より、
・「目的によって仕切られ」た住宅
↓
・複数の異なる行為が同時並行でおこなわれない空間
||
・「密度」の下がった空間
と整理できる。
以上より、解は①。
なお、選択肢①の中の「他者との関係を作り出」す、というのは、「おしゃべりに興ずる」、「子どもたちと打ち合わせをする」などを抽象化(一般化)したものである。
選択肢②~⑤は、いづれも〈行為の重なり合い〉について触れていないので不適である。
ちなみに、
②では、都市空間を切り分ける、という意味の「ゾーニング」を転用している。
③では、形式段落⑬附近の「使用規則」を転用している。
④では、形式段落⑫の「空間の特性」を転用している。
⑤では、形式段落⑭で筆者が挙げた〈空間の編み直し〉を少し表現を変えて転用している。
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