私は地球で楽しく遊ぶために生きている

心はいつも鳥のように大空を飛び 空に吹く風のようにどこまでも自由に

憧れは遠くにありて想うもの

2021-09-15 10:50:25 | 日記
魅力的な女性だった
美人で明朗で仕事の呑み込みが早く知識が豊富で
彼女の独特の話し方は周りを引き込んだ
私は彼女に憧れ虜になっていた
憧れて好きすぎていたのだろうか
ある日過剰な?誉め言葉が彼女の怒りの線に触れてしまったようだ
私「○○さんはいつも輝いていなければならない人ですよ」
彼女「輝く?輝くって何?私は輝こうなんて思っていないわ
   人を押しのけて輝く気などありません
   あなたの言葉はいつも薄っぺらいのよ」
ひえー!どうやら逆鱗に触れてしまったようだ
よく観察しているとまたまた違う一面を発見した
先駆者のごとく発信する彼女に周りに人が集まるが
すぐに離れていくことがわかった
彼女は自分が疑問に思うことや相手が自分と違う考えを持っていると
追究しないではいられないタイプなのだ
質問攻め、時に攻撃的になったり
時に鋭く相手の短所の部分をあぶり出していく
そしていつの間にか彼女の周りに誰もいなくなっている
作らなくていい敵を作っている損なタイプなのかもしれない
魅力的な女性だったけれど私が距離を置いたのはいうまでもなく
彼女に想いを馳せながら一句浮かぶ

ふるさとは遠くにありて思うもの
憧れもまた遠くにありて想うもの・・・であった


プライド? 無い方が楽です

2021-09-14 12:56:00 | 日記
英語の専門学校に学んでいた20歳の頃
アルバイト代でアパートの家賃、授業料、生活費などで
赤字続き、いつもお金がなかった
節約するには食事を我慢するしかなかった
アルバイト代が入るまで一週間キャベツだけの生活
インスタントラーメンにもやしだけを入れて食べていた
食の欲求不満に陥ると私はボーイフレンドやバイト先の先輩、同僚
出会ったばかりの人々におねだりして甘えてご馳走になった
お金がピンチになると
「お腹空いたあ、何か食べさせてえ、奢ってちょうだい」
と頼り甘えた。ほとんどの人は快く
マックや、回転寿司、時には有名ホテルのディナーなどご馳走してくれた
「美味しい!こんなに美味しいのを食べれて幸せ」と言うと
「君にご馳走するとほんとに美味しそうに食べてくれるからご馳走しがいがあるよ」
と褒められているのか、からかわれているのかわからないこともあったが・・・
そういう行動を見ていた友人に
「誰にでも奢ってもらうってプライドはないの?」と言われた時がある
プライド?プライドでお腹いっぱいになりません
そもそもプライドってなに?
大人になりプライドを意識して生きづらくなってしまった
様々な出来事にプライドが邪魔をしてそしてプライドによって傷ついてきた
プライドは私にとって無い方が楽です





自分の性格に合う生き方が幸せ

2021-09-13 13:28:15 | 日記
コロナという未曽有の感染が世界中を不安と恐怖に陥れた1年半
多くの人々の価値観が変わった 
私自身も価値観や大事にするものが変わった いえ、変わってしまった
かつて努力しなければ目標に達成しないと思っていた
かつて我慢しなければ社会で生きられないと思っていた
先生や親は協調性を 迎合することは大事だと伝えていた
私はいつも反発していた
ゆえに「理屈ばかりを言う子供」と言われていた
私はいつも自由でいたかっただけなのだ
先人たち伝えてきた価値観が
私はとても生きづらくて仕方がなかった。
イージーでいいではないか、極楽とんぼに生きていいではないか
協調するということ調和することは違うのだ
調和とはそれぞれの価値観を認めて生きることであり
自分の性格に合った生き方が一番幸せな道なのだ


私の恋物語 20歳のめぐり逢い最終章

2021-09-12 13:41:47 | 日記
この恋が思っている以上に深く傷ついていることわかった
暗く沼から這い上がれない日々が続いた
友達に慰めてもらい家族に癒してもらっても
彼を忘れることが出来なかった
私はノブトの姿をもう一度見たかった
彼が演奏する店に行く道にある喫茶店の窓際に座っていた
ギターケースを背中に背負い細身のノブトの歩く姿が見えた
天然パーマのロングヘアのサングラスをかけた懐かしい愛おしい姿通り過ぎていく
私はすぐにそばにいるのに心が離れ離れになっている
私の手に届かない人になってしまった
ああ、彼は次の人生を未来を生きはじめているのだ
私も立ち直らなければ何とかこの暗闇から抜け出そうと思った
私はもう一度学び直そうと思い英語専門学校へ通い出した
やっとノブトとの恋を思い出として話せるようになったのは一年過ぎていた
何もない二人だった 
ただ二人には恋愛感情のみだけが存在していた
ピュアで純真で切なく愛おしい恋愛だけが存在していた
そこに不純なものは何もなかった
私の素晴らしい愛の経験は
色鮮やかに思い出となっている今も

終わり


私の恋物語 20歳のめぐり逢い5

2021-09-11 11:19:49 | 日記
別れの日
二人は山手線の電車に乗ってノブトが降りる駅へと向かった
これが最後だという切なさと不安の感情に支配されていた
何も言わずただ黙って入口のドアで片寄せ合う二人
肩を抱き寄せるノブトの手は付き合った頃の包容が戻っていた
暖かさが戻っていた
ひとつひとつ電車は駅を通り過ぎていく
ノブトの降りる駅が近づいてきた
切なさに押しつぶされそうになりながら電車はプラットホームに停止した
これでお別れだ もう会えない・・・
しかし、ノブトは降りなかった
「まだ、時間があるから次の駅で降りるよ」
別れを撤回したい しかし、よりを戻しても再びあの辛い感情を味うだけだ
二人の恋愛の未来が明るいことでないことだけははっきりわかっていた
そして次の駅でノブトは降りた
「さようなら」 
「さようなら」
哀しいとても切ない後ろ姿だった
呆然自失で気がつくと山手線を一周回っていた
新宿駅で下車した私は
駅構内を泣きはらした表情で歩いた
涙と鼻水で顔は真っ赤になりながら
同年代の男達がすれ違いに
「ひやー!ひどい顔してるぜ」
とからかい笑いながら通り過ぎて行った
とめどもなく涙を流すことでしか
自分の感情を救ってあげることができなかった
私の心は空っぽになっていた

続く・・・