■【きょうの人】 0406 沼津市原の白隠祭 白隠慧鶴
本日、ゆかりの人をご紹介します。
そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。
■ 沼津市原の白隠祭 白隠慧鶴
はくいん えかく
1686年1月19日(貞享2年12月25日)-1769年1月18日(明和5年12月11日)
諡は神機独妙禅師、正宗国師
白隠は、臨済宗中興の祖といわれる江戸時代中期の禅僧です。
駿河国原宿(現・静岡県沼津市原)にあった長沢家の三男として生まれ、15歳で出家して諸国を行脚して修行を重ねました。
沼津市腹にある松蔭寺は、臨済宗の古寺で、約700年の歴史があります。
「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」といわれています。臨済禅中興の祖で書画の作品も多い白隠禅師の菩提寺として有名です。境内内に墓があり、県の指定史跡となっています。
白隠は、禅修行のやり過ぎで禅病となりましたが、白幽子という仙人より「内観の秘法」を授かって回復したといわれています。
42歳の時に、コオロギの声を聴いて仏法の悟りを完成しました。この経験から禅を行うと起こる禅病を治す治療法を考案し、多くの若い修行僧を救ったそうです。
他の宗門を兼ねて修道すべきではないと戒めています。これは他の宗門を排除するためではなく、それぞれの宗門を修めることがそれぞれに成道することに繋がると捉えているからです。
この考えは、経営コンサルタントにも通じる面と、真逆で、経営コンサルタントの場合には、自分の専門分野以外も知識習得や経験を積む必要があります。一方で、専門分野ガイの依頼においては、その道の専門家と共に仕事をすべきと考えます。
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