平和を祈る折鶴
原爆資料館を訪ねました。
原爆の恐ろしさを改めて思い知らされる。
まず熱線。
その温度はガラスの瓶がドロドロに溶けてしまうほど。
爆心地付近で4000度。1キロ離れていても1800度。
平和公園にある「平和の泉」の石碑に
「のどが乾いてたまりませんでした」
と書かれているのもこの熱の為だ。
これは人体に尋常じゃない火傷を及ぼし、町には火の海を引き起こした。
次に爆風。
猛烈な爆風は爆心地付近の建物が無くなるほど吹っ飛ばした。
そして割れたガラスの破片などが木に食い込む。
刺さるのではなく食い込む。
それらを全身に浴びた人々もいた。
そして放射能。
当時は放射能の恐ろしさをまだ誰も知らなかったので
爆弾が落ちた痕を歩くだけで死ぬとは思っていなかった。
こうして、隣り町などから救助にかけつけた人々が放射能に汚染された。
放射能は身体を通過し、内部の細胞を破壊する。
そして時間と共に髪が抜けてきたり
内出血があちこちに出るなどして、死に至る。
また数年経ってから白血病やガンでなくなるなどの後遺症をも引き起こす。
…このような恐ろしいものを
人が住んでいるところに落とすなんて信じられない。
つくづく、戦争とは恐ろしいものだ。
最後にもう一度「原爆許すまじ」歌を聴いて
旅の幕を閉じたいと思います。
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