無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

4月分

2017年05月02日 16時29分17秒 | 感想
4月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:4902ナイス数:102刺客―用心棒日月抄 (新潮文庫)刺客―用心棒日月抄 (新潮文庫)感想またかの単身赴任浪人乙w 今回は前回とは違う派閥人事で難儀な処理案件に廻されるも、そこに個人的な情もあったりで、という感じ。前の巻が所詮は上司の派閥の毒を食らわば皿までみたいな色合いの濃い案件だったけど、今巻は会社全体を担う一部門の浮沈て要素のが濃いってのもあるけど、やっぱり対立する敵との勝ち抜き選ってバトル要素が良かったと思う。読了日:04月02日 著者:藤沢 周平
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)感想短編なんでまぁパズルって印象。それにしても、法というよりも正義のために動いてるはずの加賀が段々コロンボ張りの粘着質な厭な野郎に見える不思議。まぁ犯人サイドからの目線だかってのもあるんだろうけど。どんな状況であれ殺人は許されるものではないし殺されていい人間なんてのはいないという大前提であっても、パチンカスとかパワハラくそ野郎とかには被害者とは言えあまり同情出来ないなぁなどなどw読了日:04月03日 著者:東野 圭吾
よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫)よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫)感想用心棒日月抄よりも軽い感じ。一応作品全体を貫くエピソードはあるものの、基本的には一話完結のシリーズ短編集。各エピソードは、用心棒日月抄よりは立花登シリーズの法に近い、市井の人々の揉め事仲裁お悩み解決。サブキャラに胡散臭いダメ浪人がいるのも定番かw読了日:04月05日 著者:藤沢 周平
よろずや平四郎活人剣〈下〉 (文春文庫)よろずや平四郎活人剣〈下〉 (文春文庫)感想ラストが若干畳み掛ける感じだったかな。よろずや稼業はともかく、メインの縦筋の天保の改革の反対サイドの話もあまり史実の人物を絡ませることなくスムーズに行ったのもともかく、前振りが弱かったのに早苗の件はちょっととんとん拍子に進みすぎなんじゃ?と思ってみたり。まぁでもこの分だと、後日道場やりつつ兼業でよろずやもやりそうな気もしなくもなくw読了日:04月08日 著者:藤沢 周平
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)感想んーしょっぱいな!このシリーズならではの良さってのは「浪人」て部分にこそあったとはいえ、又八郎が公務でってなるとその市井との繋がりもなくなって、ある種自業自得であっても細谷源太夫の浪人として市井で生きる未来の姿みたいのも見えて、中年になった不倫武士と青春の幻影との対比もしょっぱい感が溢れて、海坂藩ものに近い感じなっちゃうのね。一抹の未来への淡い明るさがあるとはいえ、遣る瀬無ねぇなぁwというのが正直なところ。読了日:04月17日 著者:藤沢 周平
消えた女―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)消えた女―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)感想んー用心棒日月抄の最終巻がアレだったんでこのシリーズ手に取ったものの、期待したのと逆のしょっぱい系だった。面白かったけど。さんざん金にもならない仕事にもならない探索を深めて話の突端では考えられなかった巨悪の闇を暴いたはいいけど、政治の闇に埋もれてった上にそもそもの失せ人探しにも失敗したのも報われないし、何より全然関係ないとこからいきなりソッチの失せ人がひょっこり出てくるのは、さすがにどうなのか?という気もしなくもないけどもw読了日:04月19日 著者:藤沢 周平
漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)感想前の巻もそーだったけど、最後がちょっとなぁってw 前巻からの流れがあって元々の旦那の依頼かと思ったら、探索マニアの足元見られて元旦那の同僚にただでこき使われるハメにってゆー。あれだ、好きな仕事で世のためになるならお金なんかださなくてもいいでしょというブラック案件や。漆黒の霧の中ってそーゆー意味かw おまさと自分の現在や過去のしがらみから逃避してる感が、こうある種現代のノワールものと通底してるものがあるような。読了日:04月20日 著者:藤沢 周平
ささやく河―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)ささやく河―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)感想んーシリーズの続きをちゃんと終えられた用心棒日月抄がしょっぱいラストだったんで、このシリーズのラストがしょんぼりじゃない可能性も微妙だろうけど、おまさとの関係にはちゃんとケリつけて欲しかったよなぁってのがあるかな。亡くならなければあと1作くらいな続きがあったかもとか思いつつ。石塚にロハでこき使われるのはともかく、探索にかかる心づけとか版木職人てそんな儲からないだろうにどこから出してるの?とはずっと思ってたw読了日:04月22日 著者:藤沢 周平
髪結の亭主 1 (時代小説文庫)髪結の亭主 1 (時代小説文庫)感想軽い。まぁ風野作品なんかも軽いんだけど、あっちのは芸風が飄々としてるって感じなんだけど、これは色々全体のマッチに甘さがあるって感じの軽さ。作家の芸風になれてないからそう感じるのか。多分主人公の設定じゃなくてキャラに問題があるんだろうな。オレ様主人公なのはともかく魅力が見えない。サブキャラは設定もキャラもまぁある意味テンプレ的ではあるから安定感はあるんだけども。どうもこのキャラ位置に落ち着くには、無理矢理感が否めないんだよね。続きはどうしよう。読了日:04月24日 著者:和久田 正明
女が、さむらい 置きざり国広 (角川文庫)女が、さむらい 置きざり国広 (角川文庫)感想んー。割と刀関係の謎解きはあっさりめで、メインの村正と隕鉄製の刀の謎ってメインの流れに近づいてるんだけど、流れ星から不思議な気配とかこう物体Xというか、クトゥルーの井戸のあれ的というかw ちょっと中だるみな気もするような。おそろし屋とか死霊大名の方向にいくのかなぁ。あんましソッチには行って欲しくないんだけども。読了日:04月25日 著者:風野 真知雄
どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)感想なーんでこんな「読者への挑戦」みたいなのしちゃったかなwまぁ読んでる方も漫然と読まずに頭使えっちゅー話で、タイトルに因んだ演出だってのは分かるけど、毎回このシリーズ色々そういうケレンが味を出してはいるけども、でも、別に犯人書いときゃいーじゃん。書いたからってソコで何かが大きく変わることもあんめぇよ、と、結局みんなソコがやっぱり気になっちゃうってのは、作者も意図してないんじゃないかなw あと、利き腕どうこうじゃなくて絶叫と悲鳴の違いでいんじゃね?w読了日:04月26日 著者:東野 圭吾
新装版 愛憎の檻 獄医立花登手控え(三) (講談社文庫)新装版 愛憎の檻 獄医立花登手控え(三) (講談社文庫)読了日:04月28日 著者:藤沢 周平
新装版 人間の檻 獄医立花登手控え(四) (講談社文庫)新装版 人間の檻 獄医立花登手控え(四) (講談社文庫)読了日:04月30日 著者:藤沢 周平
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