コードトーン記憶術 メジャー・コード X7 その1

今日から、メジャー・コードのコード・トーンを覚えましょう。

マイナー・コードとメジャー・コードの違いは、コードトーン記憶術導入編5で述べたように、m3rd3rd かの半音の違いでしたね。

3和音で考えると、Root5th は同じです。

Root は、対象とするコード・ネームなので覚える必要はありませんね。

5th は、前回までのマイナー・コードで覚えていればそのまま使えます

ですから、方法のひとつとしては、既に覚えたマイナー・コードのm3rd を頭の中で半音上げて考えるだけで、メジャー・コードの3和音は分かるのですね。
(覚えたマイナー・コードの数だけ、メジャー・コードのコード・トーンが判断できるということです)

ですが、ここではまた、この表を使って覚えてみましょう。

(デメサスリについてはこちらをどうぞ)

元々この表は、dim7のコード・トーンが覚えられなくて考え出したのですが、他のコードを覚えるのにも便利なことに気がついて、なかなか覚えられなかったコードを、ぼく自身この方法で記憶しました


では、C で考えて見ましょう。

C のコード・トーン
Root (C)
3rd (E) (Cm のm3rd メ(E♭)の半音上。半音上は表では下の音。最下行まで行ったら右隣の最上行へ)
5th (G)
ですね。

Root表の1行目3rd5th が表の2行目にあることが分かります。
注目すべきは、5th(の隣にあるの音です。 実は、この音は7th の音に該当します。
つまり Root の下の行にコード・トーンが全て入っています。
 
このように考えれば、C7のコード・トーンがすぐに分かるのです。
C のコード・トーンが知りたいときは、7thを除くだけですね。

というわけで、
C7 のコード・トーン
Root (C)
3rd (E)
5th (G)
7th (B♭)

C#7/D♭7 のコード・トーン
Root (C#/D♭)
3rd ファ(F)
5th (G#/A♭)
7th (B)


3行目にきた場合は、3rd5th7th1行目を使います。表が足りない場合は、右に増やします

よって、
D7 のコード・トーン
Root (D)
3rd (F#/G♭)
5th (A)
7th (D)
となります。

歌って覚えたり、声に出して覚える方法マイナー・コードの3和音を参考にしてくださいね。

歌うときはドミソリを基準にしましょう。

声に出して覚えるときには、例えば C7 の場合、と言うときは表の1行目にあることを意識し、ミソリと言うときには表の2行目にあることをしっかり意識してください。

7th はマイナー・コードも共通なので、今度はメジャーのX7コードを覚えた分だけ、マイナーのXm7コードを自動的に覚えたことになるのですね。
(Cm7、C#m7/D♭m7、Dm7のコード・トーンも言ってみてください)

こちらで、個人的な好みの、教則本やCD、DVDを紹介しています。
///////////////////////////////////
ぼくのホーム・ページです。
YandRK相対音感研究所

短メロフレーズデメサスリを覚えて、相対音感を身につけ、読譜、耳コピー、作曲、アドリブなどに役立ててくださいね。
///////////////////////////////////

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« コードトーン... [ド↑-シ-リ-ラ... »