ぼくは40歳を過ぎてから、相対音感を身につけました。ぼくが考えたトレーニング方法を紹介します。
「中高年からでも大丈夫」--ニコニコ音楽生活--
短メロフレーズを使わないで、メロディを音階名に変換してみる
前回、前々回の方法を使って、知っているメロディを音階名に変換してみましょう。
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[今日の練習]
簡単で、短くて、良く知っているメロディをハミングで歌ってみましょう。
次に、スローテンポで、かつリズムはできるだけオリジナルのままに、1音1音意識しながら、ハミングしてみます。
スローテンポにしたときに、音程が分からなくなる場合というのは、結構あります。
今まで、音程をスピードでごまかしていたんですね。
よく分からない音程でも、試行錯誤で何の音か見つかる場合もありますが、今回はもっとよく知っている別のメロディを探しましょう。
上手く歌えるメロディが見つかったでしょうか。
スローテンポでしっかり歌える場合は、かかる時間の長短はありますが、必ず音階名に変換できます。
ここから、変換の作業開始となります。
1.まずドの音を歌い、終止感、安定感を感じます。
2.メロディの最初の音を歌ったら、その音が何の音か考えます。
3.その音からドへ音を繋ぎます。(繋ぎ方は前回、前々回の方法です)
4.繋げたドが1.で歌ったドと同じ(または、オクターブ違い)だったらその音階名をメモしておきましょう。
5.次の音へ順次移動し同じ処理を繰り返します。
6.完成したら音階名で歌ってみて違和感がないか感じてみます。
おかしいと思ったら、別の音階名でドへ繋ぎます。
7.最後に手元の楽器で確認しておきましょう。
上の2.で、何の音か全然浮かばなかったら、
・前後のメロディと組み合わせて、既に覚えた短メロフレーズにないか考える
・判別できた前後の音階名から類推して、ドへ繋いでみる
・適当に音階名を当てはめて、ドへ繋いでみる
を試してみてください。
また、分からない音は後回しにして、分かった音を頼りに音階名を見つけるのもよい方法です。
1曲丸ごとでなく、1日1フレーズずつでも良いので続けてみて下さい。
よく知っている曲でできるようになったら、テレビコマーシャルなど、初めて聴くものでも、耳に残った簡単なメロディをどんどん、この方法で音階名に変換してみましょう。
(テレビコマーシャルは、子供でも歌いやすく、覚えやすいように作っているものが多いので、意外と変換が楽な曲がが多いです)
楽器で確認して合っていると、とても嬉しくなりますよ。
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YandRK相対音感研究所です。
短メロフレーズを覚えて、相対音感を身につけ、読譜、耳コピー、作曲などに役立ててくださいね。
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