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 言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

2020球磨川大水害 8

2020年07月21日 | 日記

 今日の“熊日新聞 射的”に(歴史や文化を守る支援)とありました。大賛成です。しかし、ご指摘はまだ甘いです。やはり(国宝の青井阿蘇神社をはじめ)なのです。(文化財指定の有無を問わず)とありますが、その動きは、文化財指定からなのです。致し方ないことだと思っています。なんにでも順番があるのですから。

 私が知る限りで、すでに仏像が盗難にあっています。すぐに対応していれば防げたことです。江戸時代作の仏像です、未指定です。そのことをとても残念に思っています。

 明日に気になっていた大柿毘沙門堂の仏像を救出に行く予定です。地元にいながら今頃になったことを悔やんでいますが、とりあえず明日にその活動をします。

  

 写真は昨日出かけた相良三十三観音8番札所の湯の元観音堂です。お堂の前の小広場は(被災ゴミ)でいっぱいでした。お堂にも近寄れないくらいでした。これが被災地の現状です。ようやくお堂の中を見たら厨子はありましたが仏様は不在でした。近所の方に聞いたら(あったのだけど?)ということでした。どなたかわが家に持ち込まれていたらいいのにと思いました。

 大きな、有名な文化財(たとえば青井神社)のことは、報道されているのですが、こんな小さなお堂のことはだーれにも知らされずにお終いになるのです。

 こんな小さなお堂の仏さまは、まだまだ放置されているのです。当たり前です、まずはわが家なのですから。もう、被災後時間も経ったのでお堂に立ち寄ってもいいかな、です。すぐのトキは、一生懸命に家を片付けておられたので近寄れなかった面もあったのです。明日に動いてみます。お手伝いをお願いします!

 今日は少し雨がありましたが天気には恵まれました。

 今日の天気(


2020球磨川大水害 7 大柿地区に 

2020年07月20日 | 日記

 たぶん、今回の大水害で大きな被害をこうむった大柿地区へ再び行ってみました。大柿毘沙門堂の毘沙門さんがたいへん気になっているのです。まだ、そのまま堂の外に放り出された状態でした。もう、どうにかしなければならぬトキです。遅くなりましたが近日中に動きます。

  

    大柿観音堂

 これまで行けなかったそれより先(下流域)まで歩きました。大柿観音堂があるのですが3体ある仏像がありませんでした。近くの人に聞いたら水害後に2体はあったのに!と云っておられました。盗られたのかも!ということでした。あってはならぬことが起きたのかもしれません。ここも、早めにどうにかしなければなりません。

   

   中央ブロックと左がわ(灯篭)の間に祠があったのです、左側が球磨川

 その先に‘朝日権現社’があります。球磨川がすぐそばで、対岸は球磨村の一王子神社附近です。祠がまったくありませんでした。応永13年(1406年)作の神像2体があったのです。すぐ近くの木の周りに木くず等が固まっていたのでその中に引っかかっておられたらいいのですが、しかし、それを取り除くにも人の手がいります。ここも、早めにどうにかしなけれなならないのですが。

 早めの対応が望まれるのですが、まずは地元の人も生活再建が第一です、どうしても文化財のことは後回しです。そこはボランティアの人にお願いするしかないのですが・・・HELP!です。

 今日の天気( 一時一時

 

 大柿地区の様子

 

     

 

  

 


2020球磨川大水害 6 新町地藏堂

2020年07月19日 | 日記

 今日は、新町地藏堂に出かけました。いちおう、市の文化課にも報告連絡はしているのですが(動いているのやら?心配!)、地元の人から連絡があって出かけてみました。  

   

 

         

        新町地藏堂と地蔵さん 

 

 今日は地元の人たちがお堂の内部と廻りを片付けておられました。自宅も被災していて中途なのにと云いながら片付けておられました。新町は商人の町でその家々でこのお堂は祀っておられたそうです。ところが今はその商店もなくなって困っているという話でした。それでも、わが家のことは放り出してお堂の片づけ・・神仏を大切にする地域性を感じさせられました。

 厨子に入っていた地蔵像は水に浸かっていたと思われました。像と厨子の土を刷毛で落としてみました。大まかとることができて別場所に保管することを薦めました。お堂は戸も壊れて盗難の心配もあるからです。県にも報告して、(今後どうすればいいのか?)を尋ねているところです。

 新町は胸川のいちばん下流、球磨川との合流点にあります。胸川の水がはけきれずに逆流して町中まで浸水したようです。お堂駐車場の横のkimi先生宅も1階天井近くまで水が来たということでした。日ごろはとても環境がいいところなのに今回の大水には驚きだったと思います。

  

 日曜日だったせいか、新町界隈でも多くの人が片付けに大わらわでした。まだまだ、たいへんです。

 今日の天気( 一時


2020球磨川大水害 5

2020年07月18日 | 日記

 水害から2週間経ちました。あっという間の2週間になりました。

  

 今日は(九日町のえびす神社)を片付けようと思って出かけました。masudaくんにお願いして鍵を借りました。開けようとしましたが扉が開きません。鍵穴が泥でつまっていました。いろいろとやってみましたが無理でした。壊さない限り“えびす像”2体は救出困難です。今日のところ、壊すことは諦めて、周りだけ片付けてきました。

 わが家まで帰りは歩いていろいろと見てきました。

  紺屋町地蔵さん  前広場はゴミ置き場になっていました。

  片付けは少しずつ済んでいますが、家の前はゴミだらけ!

   人吉水産前 玄関の「感謝」「ありがとう」が心苦しく感じました。

 

   くま川鉄道線路 2週間経つと草が生え、線路は錆び・・・廃線かな!

 久しぶりの晴れ間の一日でした。ボランティアの人も600人を超えたそうです、しかし、町中ではちゅんとも見えませんでした。救援物資はこと足りているようです、足りていないのは人手です。

 今日の天気 (

 


2020球磨川大水害 4

2020年07月17日 | 日記

 被災にあわれた方は(HELP)状態です。市も市社協も始めての経験でアタフタしています。今日も市役所幹部の人が見に来ていましたが(はじめてなので?)と困惑気味に話をしていました。市幹部の方が災害に慣れてもらっても住民は大迷惑です。どのようなスタンスに立つかということではないでしょうか。

 今日は市内と相良村の気になるを文化財を見て回りました。市内は自転車で、新町、大工町、二日町、五日町、七日町、九日町、上下新町、鶴田町を見てきました。多くのお堂等は床上までは水が来ているところがありましたが、仏神像はちょっと高いところにおられるので無事が多かったです。

 しかし、一つのお堂で堂内は水浸し、木造地蔵さんは無事でしたが倒れていました、担当部署の人に‘避難勧告’してきましたが、“お役所返答”でした。ムカッと来ましたが(知ったことか)とそのまま放置してきました。緊急事態なのです、マニュアルもへったくれもないはずです。どうしてこんなに頭が固い人が役人さんに多いのだろうと感じ入りました、そして、あきれました。

 ひどいと聞いていた、相良村西村に行きました。気になっていた‘八田薬師堂’に、すぐ近くの方が流されていた仏像を拾い集められたそうです。しかし、1,2体見つかっていないようです。泥まみれになっていたので県に報告して近々回収に来られるとのことでした。よかったです。

  

      八田薬師堂  すぐ後ろが川辺川と球磨川の合流点です

 

   

      壊れた鉄橋(上の赤い部分)

   

     線路はぐしゃぐしゃ

 

近くのくま川鉄道の鉄橋も壊れていました。第3セクターの会社運営です、このままでは潰れます、鉄橋を造り替えることもできないでしょう。(Goto鉄橋作戦)でもしなければ無理だと思われます。ぜひにご支援を。

  

   壊れた鉄橋と大量の流木

 今日の天気(


2020 球磨川大水害 まだまだ 

2020年07月16日 | 日記

 昨日から何かしら寒く?なっています。一日中気温が上がらなくて寒く感じるのです。梅雨も今週いっぱいかな?と思っていたら、夕方の長期予報ではまだまだな様子、何か地球全体でおかしくなっているのかもしれません。今日は資料館勤務でした、九大と熊大の先生・学生さんたちがちょっと立ち寄られました。今回の災害の様子を見に来られたようです。現状を見てどんな対策をすれば、の研究材料にだろうと思われます。地元の人の先行経験や学者の人たちの研究では追っつかないナニかがこの地球で起こっているのやもしれません。たいへん難しいことです。

 N先生、U先生の家も被災したのでは?と今日になって心配になって連絡しました。思いもよらぬ場所までもが被害にあっているのでビックリです。幸いなことに鬼木町では被害等はありませんでした。そんな所に住んでいるので無頓着になっているのかもしれないと思いました。反省!

    

 ダイソーが開いたと聞いたので行ってみました。仮オープンみたいに見切り発車の再開でした。廻りの店はまだまだです。Takahashiセブン店も2店舗とも再開していました。あれだけ被害を受けたのにすごいなと思いました。

 支援物資がたくさん届いているようです。ムスコ嫁さんのところにも学用品(ランドセルなど)が届きました。ところがダブついているのです。新品のランドセルも届いたそうで、お古は残っている状態、こんなところも難しいですね、好意で届けてもらったものを粗末に扱うわけにもいかず、被災地のヘンな悩みになるのかもしれません。怒られるかもしれませんが、ちょっと落ち着いたら、モノよりカネがいいのかもしれません。

 もうしばらくは(2020球磨川大水害)のタイトルで駄文を綴っていくかもしれません。あしからず。

 今日の天気(


2020球磨川大水害 上青井町に

2020年07月15日 | 日記

 今日は八代からkubo先生がボランティア活動に人吉に来てくれました。まだまだボランティア活動で後片付けをしてくれる人が不足しているのです。Helpです。

 そんな中に、むかし人吉の学校に勤めていたという縁で駈けつけてくれました。朝の8時、9時になると道路が渋滞するので、ちょっと早めに来てわが家に立ち寄ってくれました。久しぶりに話もすることができました。上青井のHaya先生宅のお手伝いに!ということで、近くには車が停められないこともあって、私が送っていきました。Haya先生宅も1階天井下まで水が来た、たいへんだったと語られました。おおかた、家の中は片付いていましたが、kubo先生は残りの片づけお手伝いをしたようです。

 

 

     

 私はすぐ近くの(出町地藏堂)を見てきました。石のお地蔵さんなので流れることはなく、お堂も頑丈な造りで大丈夫でした。内部は水が流れ込んで滅茶苦茶でしたが、すでに片付けはなされていました。それぞれの家庭から運び出された家財等が道ばたに山のように積み重ねられてはいました。この片付けがこれからたいへんなようです。

 私どももニュースや新聞で被害の状況と今後のことを知ることができます。仮設住宅ができるとか、いろんな情報をです。しかし、情報はまだまだ錯綜していて、整理されていないので、(どうなるのだろう?)という心配があるようです。まだまだしばらくは混雑するのではないでしょうか。

 コロナに引き続いてのことです、救援もプラスアルファのことまで配慮しなければならないので、ほんとうにたいへんなようです。復興には、もう少し時間と人が必要なようです。

 今日の天気(一時


万江川も氾濫

2020年07月14日 | 日記

 午前中に医療センターへ、造影剤付きのCT検査をしてきました。(カーッ)とします、と云われましたが、案の定、気持ちの悪いくらいにカーッとしました。1年に2回ほどしなければならない弱身体なので慣れてはきましたが、それでも気持ち悪かったです。よくクシャミが出ます、そんな副作用が今日もありました。

 火曜日なので昼から資料館に行きました。こんどの水害で万江川周辺も気になっていたのですが、今日の人吉新聞で“ようやく”万江川の被害状況が伝えられました。人吉や球磨村が大きな被害だったのでよく報道されていますが、他のところも被害が出ているのです。これからあちこちの被害の様子が伝えられるのではないでしょうか。

 淡島地区に行ってきました。気になっていた庚申塔が倒れていました。この庚申塔は数十年前にも流されて、川の中で見つかって一部分が欠損しています。こんどはすぐ近くに倒れていました。流されなくてよかったです。

  

    手前が庚申塔です、裏返っています。

 すぐ近くの橋も折れ曲がっていました。淡島地区の家や田んぼは滅茶苦茶になっていました。ちょっとひどい情況です。

  

 これから、多くのところで被害が判明してくるでしょう、どうも田舎のことはこれからのようです。

 今日の天気( → 


球磨村 山口釈迦堂へ 2

2020年07月13日 | 日記

    

 9時ころから“山口釈迦堂”へ、昨日の続きの活動に出かけました。見える範囲での瓦がれきは除去しました。残念ながら仏さまを見つけることはできませんでした。1枚ずつ瓦をはがすたびに、その下に埋まっているのではと期待しましたが、見つけること能わずでした。ひょっとしてどこかに引っかかっていないかと1㎞ほど下流まで行ってみましたが、それも見当たりませんでした。とても残念なことですが現時点では貴重なる文化財を損失したことになります。どこかで見つかってくれるのを願うだけです。

 お堂のすぐ前の山口さん(ここいら山口さんの姓が多い)にお話も聞きました。昭和40年の水害どころではなかったということでした。文政5年(1822年)の大円さん作の仏像が現存していたのですから、200年は大丈夫だったはずです。数十年に一度ではなく200年に一度の大水だったのかもしれません。

 多くの方がボランティアで人吉に来てもらっています。ありがたいことです。しかし、コロナのこともあって受け入れもたいへん難しいようです。今日も山口釈迦堂を一人でしましたが、周りの家も家族親戚での片付けです。もう疲れ切っておられます。お助け人が欲しいところです。HELP!と簡単に言えないのがもどかしいです。

   

      お堂のすぐ近くの様子、電線にゴミくずが引っかかって!

 今日の天気(一時) 腰がいたいです‼


球磨村 山口釈迦堂へ

2020年07月12日 | 日記

 先日、見に行った(山口釈迦堂)へ(仏像捜索)に行ってきました。

  

    6月28日に行ったときの山口釈迦堂です。

   

      きょうの山口釈迦堂です。

  茶色のお堂がなくなって、瓦が左側の防火用水の上に落ちてきていました。この瓦がれきの下に(ひょっとしたら)仏さまが埋もれているのではと、今日で出かけていって瓦取り除き作業をしました。一人ボランティアだったので、はかどらずに終わりませんでした。後々のためにと瓦の泥を落とせるだけ落として、仕分けしながら積み重ねていったので、なおのこと時間がかかりました。

 板壁等は全くないので木造仏像2体は流されたのかもしれません。1体は石造坐像なので、あるのではと思いながら探しましたが、今日のところ見つけることはできませんでした。

 

   

  6月28日のお堂内の写真です。仏像の下にある線香立ては瓦のところに落ちていました。

 

    

     ご本尊 木造釈迦如来立像です。像高43㎝、「大円自作」「文政五年十二月」の朱書銘。

    

     木造不動明王坐像 像高15.5㎝ この仏さまも「大円作」「文政五年」です。

   

  

   石造坐像です。この仏さまが埋もれていないだろうかと探したのですが。

  明日の朝、元気があったら再チャレンジします。今日は雨も止んで天気がよくなりましたが、道路では車が通るたびに土ぼこりがしてたいへんです。

 今日の天気( →