遺伝子と免疫の研究でノーベル賞を受賞した利根川氏を立花隆がインタビューしたもの。
僕自身は文系ですが、もともと生命科学には興味があったので非常に面白く読ませていただきました。
感想は3点です。
・サイエンスで答えにたどりつくまでの過程は非常にコンサルの世界に似ていると、今更ながら感じました(よく言われていることですが)
・このような複雑な生命システムがどのように生まれたのか、その発展過程に大変興味があります。そういう自己組織化的なことを解き明かすことは生物でも社会でも共通した面白さがあります。
・利根川氏は人間の精神も含めてすべてのことは物質的な法則で説明できると語っています。それは本当にそうだと思いますし、情緒的なことを抜きにして、いろんなことが科学で解明されていくことに期待しますが、一方ですべてがわからないまま自分たちはこのどんどんチキンレース的にスピードアップしていく社会で生きていかなければならないわけで、目に見ることのできる現象レベルでものごとを解き明かして動かしていく文系的なアプローチはこれからも必要なのだと思いました。
僕自身は文系ですが、もともと生命科学には興味があったので非常に面白く読ませていただきました。
感想は3点です。
・サイエンスで答えにたどりつくまでの過程は非常にコンサルの世界に似ていると、今更ながら感じました(よく言われていることですが)
・このような複雑な生命システムがどのように生まれたのか、その発展過程に大変興味があります。そういう自己組織化的なことを解き明かすことは生物でも社会でも共通した面白さがあります。
・利根川氏は人間の精神も含めてすべてのことは物質的な法則で説明できると語っています。それは本当にそうだと思いますし、情緒的なことを抜きにして、いろんなことが科学で解明されていくことに期待しますが、一方ですべてがわからないまま自分たちはこのどんどんチキンレース的にスピードアップしていく社会で生きていかなければならないわけで、目に見ることのできる現象レベルでものごとを解き明かして動かしていく文系的なアプローチはこれからも必要なのだと思いました。
精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか (文春文庫) | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます