ほぼ衝動☆日記

戦略コンサル修行中~東京の中心でコソコソ暮らすのにはもう飽き飽きです・・・

日本の未来について話そう

2011年07月10日 19時13分03秒 | よみもの
国内外の経営者や学者などさまざまな人物が語る日本の未来。
どうやら震災の前から企画されていたもののようですが、まさに時宜にかなった出版。

日本人の視点と外国人の視点、またさまざまな切り口から語られる日本の希望と課題を非常に興味深く読ませていただきました。あらためて「おい、どうした日本、何とかしろよ」という国外からの苛立たしさが伝わってきます。

ものすごく目新しいことは書いてなく、これまで多かれ少なかれ語られてきたことが大半ではありますが、私個人として非常に心に残ったのは、ロバート・ホワイティングというアメリカの作家が書いた野茂のメジャーリーグ進出についての論考です。
これまでの国内野球界のしきたりからはみ出し、まわりからの批判にもさらされながらあえて新天地に挑んだ野茂の行動が、その後ほかのプレイヤーがメジャーに挑戦する道を切り開きました。それが野球界にとってポジティブなことだったのかどうかは私にはよくわかりませんが、互いの顔色を観ながら牽制しあい、lose-loseの結果を招く日本社会にとって、非常に意義深く希望の持てるメタファーだと思います。

「出る杭は打たれる」社会を一日でも早く終焉させたいものですし、私自身も出る杭になる思いを新たにしました。


日本の未来について話そう
クリエーター情報なし
小学館
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