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風の子広場

特別な意味はありません。近くの広場です。
考えごとをするのに最適な場所です。
エッセーを中心に書いてゆくつもりです。

他力 No.8

2005-09-20 21:04:56 | 五木寛之の言葉
「他力とは、目に見えない自分以外の何か
大きな力が、自分の生き方を支えていると
いう考え方なのです。」

大きな力とは、宇宙の創造主とか目に見え
ない大きな宇宙の力とかで、表現されて
います。存在そのものは、多分証明はでき
ないが、存在するとしか考えられないもの
のようです。

人知を超えた不思議な力はたらいていると
しか考えられない。こんなことをいって
いるのは五木さんだけではないようです。
司馬さんも同じようなことを言っています。

他力といえば「他力本願」を思い出しますが
、あなた任せの意味はないようです。

五木寛之著「他力」講談社文庫より。

覚せい剤とは? No.7

2005-09-18 17:56:32 | 五木寛之の言葉
小林憲司前衆院議員を逮捕 覚せい剤所持の疑い 愛知 (朝日新聞) - goo ニュース

昨日、新党首に対してエールをおくったばかり
なのに、今日は覚せい剤所持の疑いで疑いで、
逮捕ですか? これでは、新党首の晴れの門出
に、泥を塗ることになりませんか。

人間は、誰しも弱みを持っています。無理に
隠そうとすると、どこかで破綻する。よい子
の仮面をかぶり続けることは難しい。欲求不満
のはけ口を違法なことに求める。

五木寛之著「他力」講談社刊にはこんなことが
書かれています。

「最近、子どものいじめの問題や自殺が増える
など、いろいろなことが次々に起きています。
そこに何が欠けているかというと、いじめる
子供にも、いじめられる子供にも、学校の先生
にも親にも、感じやすいやわらかな心ではない
かと思います。」

二元論者 No.6

2005-09-14 21:28:17 | 五木寛之の言葉
「ぼくは二元論者です。すべてのものは、対極
にあるふたつのもののきわどいバランスの上に
成り立っている。成熟が美しければ美しいほど
、老年が見事でであればあるほど、若さのみず
みずしさも、無鉄砲さも輝きを放つ。」

どうも日本という国は、一方的に若さだけが、
大切にされている。

「これほど子どもぽいカルチャーが大事にされ
ている国は、世界のなかではほかにないだろう
と思うほどです。」

なるほでねと考えさせられてしまう言葉です。
ちょっと、この本はすぐには理解できないこと
が、少し多いような気がします。

「不安の力」集英社刊より抜粋。

泣くことも No.5

2005-09-09 22:29:36 | 五木寛之の言葉

「ちゃんと泣けない人には、腹の底から笑う
こともできるわけがない、ということです。
笑うことも大事だけれども、泣くことも大事
なのだ、かなしむことも大事なのだ、絶望
することも大事なのだ。」

私はどうも、泣くことが悪いことと思って
来たようだ。誰もが泣くことは良くないと
思っているだろう。

笑うことは、近代的で、涙というのは
前近代的で湿ったメディアと考えられて
きました。ここ50年個人主義と合理化で
乾ききってしまったのかもしれない。

「みずみずしい水分を、もう一度取り戻す
必要があるような気がしてなりません。」

集英社文庫刊「不安の力」より。

不安は力なり No.4

2005-09-07 20:54:21 | 五木寛之の言葉
集英社文庫「不安の力」より抜粋する。

「ぼくはものごころついたときから、不安を
抱えて生きてきました。少年時代もそうでした。
そしていま現在もそうです。
よく考えてみますと、それらの不安をエネルギー
にして生きてきたような気がします。

『不安は力なり』

そう言っても決してオーバーだとは感じません。」

五木さんのレベルでも、「不安を生きる力とする
道をさがしてみたい、これがぼくのいまの願い
名のです。」と言っています。


カトリーナ No.3

2005-09-04 20:33:19 | 五木寛之の言葉
やさしそうな女性の名前だが、すさまじい被害
が報道されている。

五木寛之著「運命の足音」幻冬社文庫刊には、
こんなことが書かれている。今日、図書館で
立ち読みして、借りてきたばかりだ。

「私たち現代人は、はなはだしく傲慢に
なっている。と、つくづく思う。『思いあがり』
というのが、二十世紀の人間の最大の病気では
なかったのか。」

「自然に対して傲慢である。森や、木や、水や、
川や、海や、すべての地上の存在に対して、
支配者のつもりでいる。」

超大国アメリカをもってしても、ハリケーンの
前には、無防備であった。自然の力の前には、
なすすべもなかった。

台風14号が接近している。自然の力をもう一度
再確認する必要がある。

ぼくは二元論者です No.2

2005-09-03 18:37:55 | 五木寛之の言葉
ぼくは二元論者です。すべてのものは、対極に

あるふたつのもののきわどいバランスの上に

成り立っている。成熟が美しいほど、老年が

見事であればあるほど、若さのみずみずしさも、

無鉄砲さも輝きを放つ。」

いまは一方的に若さだけが大切にされている
ような気がします。

「これほど子どもっぽいカルチャーが大事に

されている国は、世界のなかでほかにないだろう

と思うほどです。」

「不安の力」集英社刊より抜粋しました。


パソコンぐらい(1)

2005-09-02 21:47:18 | 五木寛之の言葉
集英社文庫 五木寛之著「不安の力」より抜粋する。
司馬さんと同じく私の好きな作家です。こんなこと
が書かれています。パソコン音痴の私は、思わず
エールを送りたいと思います。

「パソコンぐらい使えないと、時代に取り残されて
しまうよ。」

そういうことを言う人に出会ったら、こんなふう
言ってみたいと思っています。

「ぼくに使いこなせるくらいパソコンが道具として
成熟したら、使ってあげてもいい。」

五木さんは私と同じ「アナログ人間」で安心しまし
た。書店を見ると、例えばウィンドウズの解説本が
どれだけあるか見てみれば、いかにパソコンをそれ
なりにマスターすることが難しいかの証明でもある。

ウインドウズの簡易版ができないか、機能が多機能
すぎるのではないかと思います。ケイタイのCMの
「簡単じゃん」といえるまでになってほしい。
まあ、マイクロソフトじゃ無理。

とはいえ、気長に、気楽にやりましょう。ところで
アイコンって何とかならないの、全く。