風の子広場

特別な意味はありません。近くの広場です。
考えごとをするのに最適な場所です。
エッセーを中心に書いてゆくつもりです。

入院体験記(11)

2006-02-28 11:45:14 | 健康シリーズ
昨年の11月のことです。
各週の日曜日、19:50ころに母に電話
をしていた。母は私の様子が気になるし、
私は私で、母の健康をきずかっていた。

記憶は定かではないが、日曜日に電話をする
のを忘れてしまって、月曜日に電話をした。
なかなか電話に出なかった。やっと出たと
思ったら、気分がすぐれないようだった。

このころから、脳血栓の兆候があったのかも
知れない。その週末、11月19日に入院した。
病因は最初はなんだかわからなかったが、よろ
けて、口の周りを切ったようだった。

よろけたのが先か、脳血栓が先かはわからないが、
MRIの診断は脳血栓であった。左半身は不随に
なってしまった。歳も歳だし、劇的に改善に向かう
ことはないと、医者からは言われていた。

日赤からリハビリ病院に転院してからも、母は、
正月に自宅に帰るために、懸命にリハビリに励んだ。
リハビリの状況を確認するために、田舎に帰ろうと
していたが、私が入院してしまってできなくなって
しまった。

2月3日(金)母死去の報は病院の中の電話で聞いた。
もう私には、成すすべはない。退院したら一度、
田舎に帰ろうと思っていた矢先のことである。母の
死は私退院を早めてくれたようだ。

今から思えば、親不孝の連続であった私への最後の
警告であったのかもしれない。これからは、母の
思いを、大事にしながら生きて行こうと思う。
父の死も母の死も、私には悲しい思い出だが、
力強く生きて行こうと思っている。

のとの電話での会話は、こんなものですが、
もうこういう電話はする必要がなくなりました。

「元気!」 「まあまあ」






入院体験記(10)

2006-02-27 11:25:41 | 健康シリーズ
実際の年齢と見た目の年齢の違いに驚くことが
多い。意欲のある人で、仕事をバリバリこなして
いるような人は、実際の年齢よりかは若く見える。
逆に、意欲を失った人は、仕事にも消極的で、生き
る気力を失った人は、見た目の年齢は年をとって
いるように見える。

この差は何だろうか。やはり人間は努力するように
作られているものだと思う。努力することによって
、若さが保たれるし、体内時計はゆっくり進むよう
な気がする。

現代人は仕事に、追いまくられて、自分自身を
見失っている。生活に追われてしまっている。
もう少し、自分を大事にできないだろうか。

病棟の中でも、実際の年齢より若い人もいるし、
逆に、年をとっている人もいる。40代後半で、
歩くのもようやっとという人もいる。また、どう
考えても10代後半の人が、実際には30代前半
という人もいた。

それぞれ、病気を抱えているが、「病院に入院して
いる人はよい。病院に通ったほうがよい人は一杯
いるよ。」と元入院患者は言った。こんなことが、
平気な時代なのです。

躁鬱(そううつ)病にかかる人は、身近にも一杯
いる。病院にも行けずに、一人悩む人がそれだけ
多いということになる。人の感情にも波があり、
よいときもあれば、悪い時もある。悪いときは、
精神科医に相談したほうがよい。

それと、自分なりのストレス解消法を身につける
ことが重要です、たとえば趣味に時間を費やすとか
ボランティア活動をするとかです。

入院体験記(8)偶然?

2006-02-26 10:20:19 | 健康シリーズ
昨年11月19日(土)19:00頃高知の
ビジネスホテルに弟から電話があった。母が買い物
帰りに倒れたという第一報だった。脳血栓だとわか
ったのは翌週だった。

私は、以前から楽しみにしていた坂本竜馬記念館に
いってきました、その銅像の大きさには圧倒されま
した。竜馬の生誕地の隣は上町病院になっていたの
が印象に残った。

そして、ビジネスホテルで飲みに出かける準備を
していた矢先のことでした。酒を飲むなという警告
だったのかもしれない。電話も何かの暗示だったの
かも知れない。

2月3日の母の死の報に際しても、2月9日(木)
のOT(職業訓練)の音楽療法(カラオケ)のリク
エストの予約曲として「遠くへ行きたい」を選んでいた。
2月9日の一週間前つまり2月2日の午後3時頃に
はこの曲を選択していたことになる。この24時間後
には、母はこの世を去ったことになる。

2月9日の音楽療法は「いい日旅立ち」,「遠くへ
行きたい」を歌っているときは、涙が止まらなかった。
曲が終わった後で、洗面所に行って涙を洗い流してきた
ことは、生涯忘れることはないでしょう。

2月3日の午後二時頃は、太陽が見え隠れする曇りがち
の天気で、脳血栓となるものが、太陽をさえぎったのか
のかもしれない。仲のよかった父が天国から迎えにきた
のかもしれない。

 もういいよ がんばりすぎた お母さん

       頃は十分 あの世で待つよ


母は最後まで、人に迷惑をかけずに、あっという間に
この世を去ってしまった。思い出だけを残して。


入院体験記(8)

2006-02-25 14:19:33 | 健康シリーズ
2月16日に退院して、25日に病棟に行ってみた。
大部分の人は、顔色がよくなっている。うれしく
なる気分になった。退院して行く人もいた。

彼女はどこが悪くて入ったのかわからなかった、
きっとニコチン中毒が原因だろうとしか、考えられ
ない。しかし、実にうまそうにタバコを吸う。私
以外にこんなにもうまそうにタバコを吸う人に
会ったことがない。

タバコはゆっくり吸うこと、楽しく談笑しながら、
または、何も考えないで、ただひたすらにタバコを
吸う。こうすれば、肺がんになることもないと思い
ます。

2週間後にもう一度、病棟を訪ねてみて、何人が
退院していなくなっているか楽しみです。
ニコチンには害ばかりあるわけではない。必ず、
健康的な成分もあるはず。

吸殻の処理だけは注意しましょう。

危機管理意識の欠除

2006-02-25 14:01:17 | 21世紀の人間
フィギュアスケート女子の金メダルで日本中が
沸いている。国会はメールで空転している。
金メダルはうれしいニュースだが、国会のメール
葉、どうもガセネタのような気がする。

メールで振込みを指示するようなことが、考えら
れない。民主党の考え方はどこか時代遅れ。
毎日のように、テロ事件が起きているのにもかか
らず、まるで他人事のように、感じている日本人
の感覚がずれている。

イランに派遣さっれていいる日本人の安否を気に
する日本人は多いが、それを守っているオースト
ラリア人の安否は気にしない、気にならない。
日本人はヤッパリ島国根性がある。

実践経験のない自衛隊が日本を守れるだろうか?
警察は自爆テロを、未然に防ぐことができるだろ
うか疑問である。平和であることは幸福なことで
あるには違いない、しかし、平和ボケはまずい。

平和は、尊い犠牲の上に立っているもので、日々
の努力の積み重ねが重要となる。小さくとも影響
が大きいテロもあることを忘れてはならない。
たとえば、変電所、発電所、電話局などが狙われ
たら、再建には相当時間がかかる。東京駅などが
狙われたら日本中が麻痺するだろう。

日本人は危機管理意識について、もう一度、考え
直してみる必要がある。




入院体験記(7)

2006-02-24 16:48:04 | 健康シリーズ
病棟(精神神経科)の中の不思議三題

1)ものには足があり勝手に、楽しく動く


  人のバッグを勝手に自分の部屋にもって
  行ってしまう。他人の所有物という観念
  はない。人のものは自分のもの。自分の
  ものは分からない。コップに名前を書い
  ていても同じ。
 
  だから、精神病院といえば言える。注意
  されてもそのばだけ。すぐに忘れる。
  また再犯!

2)入院当初の情緒不安定

  誰でもそうですが、なぜ入院したのか、
  させられたのか、理解が出来ない。説明責
  任は病院には有るのだが、その理解さえで
  きない人が多い。人間は場所が変わると、
  落ち着かないものなのだ。

3)カラオケブーム

  カラオケさえやっていれば、ご機嫌な人が
  多い。午前、午後、深夜と叫び声が飛び交
  う中では、BGMとして時間を決めてカラ
  オケを流しておけばよいと思います。
  
  あかるく、楽しく、元気よく、コミュニケイ
  ションでなければ、心の病気は治らない。

  山本リンダの「ねらい打ち」を得意にしてい
  るおばさんがいた。もう、40代後半、歩く
  のがようやっとで、ソファに寝たまま。背中
  痛いとほえていた。背中が痛いのに、ふかふ
  かのソファに寝たきり。逆効果とも知らない。
  誰も、相手にしない。その年でまだ、玉の輿
  を狙い打ち。吐き気がする。

もうすぐ前期試験

2006-02-24 16:09:47 | 受験勉強法
もうすぐ前期の試験ですね。
眠れない時期になってきていますね。
私にもそういう時期がありました。私は私で
また、別の国家試験の勉強中ですといいたい
ところですがさっぱり、身が入りません。

入試は昼間試験が行われるということを、
忘れないで下さい。夜中心から、昼間中心に
頭の回路をシフトしてください。これを考え
ないと、集中力が鈍りますよ。

毎日、一時間程度朝倒しにしないと、とても
無理です。可能なら、受験校のルートを散歩
してみるのも良いかもしれない。

私の受けようとしている国家試験は、ヤマを
はることで、乗り切ろうとしています。
試験は8月なので、基礎的事項の整理をしてい
ます。基本は重要です。

入試の、1週間前は、基本となる各科目1冊に
絞り、徹底的に暗記する。理科・社会などは
教科書の最後にある索引で再確認するのも良い
でしょう。欲張っても時間の余裕がありません。

健闘を祈る!
風邪など引かないように!
Good Luck

入院体験記(6)回復力

2006-02-24 11:00:58 | 健康シリーズ
人間の機能の回復力は目を見張るものがある。
先週まではいはいしか出来ずに、ソファから
転げ落ちて立ち直れない婦人が、両手でバラ
ンスをとりながら、歩ける様になってしまう。

人間の本質は努力することかも、知れない。
最近、本当にそう思うようになってきた。
努力することによって、人間は進化を続けて
きたのではないか。

最近は、その努力さえもしなくなった人間が
多くなった、「やってみて、出来ないなら、
あきらめもつくが、やらない前に、やる気が
ない、やろうともしない。」

私は「卒業までの半年で答えを出せという
けれど・・・」(青春時代)人間の卒業とは
死亡のこととして、その半年前までは、努力
を継続してゆくつもりである。

私は、休日はボランティア活動をしてみようと
思っています。ボランティア活動はお金には
ならないが、自分自身の健康増進にはなる。
自分自身のために、健康増進のために、ボラン
ティア活動に参加してみてはいかがでしょうか。

できるところから、できる範囲で、無理せず、
努力してゆくつもりです。

病人の多さ

2006-02-23 11:22:32 | 健康シリーズ
この世の中には病人が多い。入院こそしていないが、
半病人の人も多い。共通している事項が3つあると
思います。

 1)視点が定まっていること。
   赤ちゃんのように目をキョロキョロさること
   広く見る癖をつけること。いろんなことに、興味を
   持つこと。いろんなところに旅行に、散歩に行く
   ことなど。

 2)笑顔が少ない
   笑うことを忘れている人もいる。
   たまにはお笑い番組を見て、腹のそこから笑うことも
   必要です。人に何かをしてもらったときは、「微笑み」
   と「ありがとう」を言うことを忘れないこと。
   そして、たまには泣くことも必要。

 3)肥満の人が多い
   カロリーの取り過ぎの人が多い。余剰のカロリーは
   皮膚下脂肪として蓄えられ、肥満になる。太りすぎは
   動きが緩慢になり、カロリーの消化が少なくなり、
   ますます太るという悪循環を招く。いずれ高血圧か
   心臓病の予備軍になる。

   私は糖尿病なのですが(医者がそう言っている)糖尿病
食こそが実は健康食なのかもしれない。

 4)食べることより出すことにこだわる
   いろんな健康法があります。本屋に行けば、何十種類
   の本が並んでいます。矛盾だらけの本を何冊も読んで
   そのうち食べるものがなくなってしまう。無難なとこ
   ろでは、野菜、魚ぐらいですか。なるべく油はとらな
   いように心がけたいものです。

   出すものとは、大小便、涙、鼻くそ、精液、痰、ふけ
   などは、どんどん出しましょう。特に、お茶を飲んで
   血液中の老廃物はどんどん出しましょう。

 5)太陽にあたりましょう
   朝日が出てたら、精一杯深呼吸をしましょう。体内
   時計が朝になり、元気が沸いてきます。あまりあたり
   すぎると、皮膚ガンになる可能性があるので、ほどほ
   どにしましょう。

入院体験記(5)

2006-02-23 10:56:08 | 健康シリーズ
母が死ぬと、昔の幼かったときのことが思い出される。
幼いときはよく遊んだ。虫や蝶を追いかけて、紙芝居
で、飴をほおばり、暗くなるまで遊んだ。私は小さい
時より、生きものに触れてきたようだ。

少年雑誌に夢中になり、その付録を作ることに熱中した。
遊ぶことによって、生きることの尊さを学んだ。家計は
決して豊かではなかった、質素だが、子供を優先させ、
親は決して不満を漏らさず、よく働いた。そんな両親の
後姿を見て、私は育っていった。

クラスでは目だたないおとなしい子供で、よくいじめら
もした。また、必要以上に金にこだわらない性格になって
いった。親の後ろ姿から学んだことでもあり、そう簡単に
変更はできない。

今の子供たちは、遊ぶひまがない、友達も少ない。
遊ぶところがない。生き物に接する機会も少ない。身の
周りの自然を守ることが、子でもらしさを育む第一歩
のような気がしてならない。