雪の道を歩いた。何度も滑って転びそうになった。
足腰は確実に老化している。若山牧水の歌にこんな
のがありました。
おとろえし わが神経に うちひびき
ゆうべしらじら 雪ふりいでぬ
昔読んだ小説の中にこんな歌があったのを覚えて
いる。確かではないが、高橋和己「邪宗門」の中に
あまりあらば 分かちてつめよ 松の枝の
雪の白さも 束の間の夢
窓から外を見ていると、雪は絶え間なく降っている。
何故か見ていても飽きない。
降る雪も 春の匂いと 静けさも
雪の白さも 明日の朝まで
W2T 真