風の子広場

特別な意味はありません。近くの広場です。
考えごとをするのに最適な場所です。
エッセーを中心に書いてゆくつもりです。

目がかすむ

2018-03-06 17:31:36 | 石川啄木の歌

 目がかすむ、咳が止まらない。いやな季節です。

早く四月にならないかな? 桜も開花の準備に

大忙しといったところでしょうか。昔、ICUに

仕事で入った時、窓の外は桜が満開でしたが、

ベッドに横たわる患者さんは、窓を背にして

いました。思わず涙が出てきてとまらなくなり

ました。多分生涯忘れることもないでしょう。

 特養のデールームの窓の外も、桜が満開になる

のも、時間の問題でしょう。西行の和歌です。

 願わくば  花の下にて  春死なん

    そのきさらぎの  望月のころ

 目がかすみ 咳も止まらぬ  この頃に

      桜のつぼみ  開かんとする

  a          a^2           △         b^2

 3FL     0D9I09      05CK05     07KM04

 4FL     0LHC09                      0G4G04

 5FL     181609                      12CA04

 6FL     1K9009                      1EK404

 7FL     2AGI09                      253M04

 8FL     330C09                      2LBG04

 9FL     3L8609                      3FJA04

 AFL     4HG009                     4C3404

 BFL     5FNI09                      5AAM04

 CFL     6G7C09                     6AIG04

 DFL     7IF609                      7D2A04

 EFL     8MN009                     8HA404

 FFL     A56I09                      9NHM04

 GFL    BDEC09                     B81G04

 HFL    CNM609                     CI9A04

 IFL     EC6009                      E6H404

 JFL     G2DI09                      FL0M04

 KFL    HILC09                      HD8G04

 LFL    JD5609                      J7GA04

 MFL   L9D009                      L40404

 NFL   N7KI09                      N27M04

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362 風海森

 

 

 


近代秀歌

2015-03-24 19:29:43 | 石川啄木の歌

 介護用品を買いに東小金井まで行ってきました。

改札を出たところに、ダイソーがあった。中に入

って文房具を買った。2階はダイソーで1階は、

ローソンストア100という組み合わせです。

 こんなの初めてですね? 中村橋界隈の100

円ショップもだんだん整理統合されてきたようです。

小さい100円ショップはどんどん店をたたんでいる

ような気がします。これも時代の流れなのでしょう

か?スケールメリットの追求で生き残ってゆくしか

ないのでしょう。

 今日のニアミス

 MNG6   M0F3  EC1C

   BD95    5DDL  GMJ1

   差         GB 以下省略

 電車とバスの中で、岩波新書「近代秀歌」を読み

ながらのお散歩です。啄木、牧水、与謝野晶子などが

目につきました。これについては後日。

 Z3O 風海

 

 


ふるさとの

2013-07-24 21:04:23 | 石川啄木の歌

「短歌研究」という雑誌が、図書館の除籍資料に

あったので、もらってきました。今までに読んだ本

の中にはない歌がありました。

 ふるさとの  空遠みかも  高き屋に

         ひとりのぼりて  愁いて下る 

 あたらしき  心もとめて  名も知らぬ

         街など今日も  さまよいて来ぬ

 田も畑も売りて酒飲み

 ほろびゆくふるさとの人に

 心よする日

 X7O  風海


晴れし日の

2012-04-28 20:28:38 | 石川啄木の歌

入院するとなると、特養のおばあちゃんが気になる。

最悪、無事生還できるあてもない。ちょっと、病気入院

してきます。それまでは元気でいてくださいと、言って

ボランティアを休むしかない。高齢者は体調が急変

するので、それだけは気になる。人の心配をしている

場合ではないが。

 体調も  日毎に変わる  高齢者

       せめて生還  そのときまで待て

 新しき  明日の来るのを  信ずと言ふ

       自分の言葉に  嘘はなけれど  啄木

 何となく  明日はよき事  あるごとく

       思ふ心を  叱りて眠る       啄木

 晴れし日の  公園に来て  歩みつつ

       わがこのごろの  衰へを知る  啄木

W4S 真

 

 


あてもなき

2012-04-24 20:27:52 | 石川啄木の歌

最近は、石川啄木の心境になってきました。

 あてもなき 金などを持つ 思いかな

        寝つ起きつして、今日も暮らしたり

 何となく  明日はよき事  あるごとく

       思う心を  叱りて眠る。

 新しき  明日の来るのを  信ずといふ

       自分の言葉に  嘘はなけれど

W4O  真


山の子

2011-10-01 21:07:26 | 石川啄木の歌

同じ岩手県に気になる歌人がいた。その名は西塔幸子

(さいとう こうこ)。石川啄木の生地に近いところです。

 憂きことも  束の間忘れ  すなおなる

        心になりて  山にものいふ  幸子

田野畑村の小学校の教師をしていた時代もあった。

当然、東日本大震災の直撃を受けたところに近い。

詳細は調べてみる必要があるが、明治時代の歌人の

ようなので、啄木の時代に近い。

 山の子の

 山を思ふがごとくにも

 かなしき特は君を思えり   啄木

 海人の

 津波で失う人思う 

 何もできずに立ち尽くす日も   真 VA1

 


ふるさと

2011-09-09 20:53:42 | 石川啄木の歌

鉢呂氏「死の街」発言 野田首相「不穏当」と謝罪求める(朝日新聞) - goo ニュース

 さらさらと  氷の屑が  波に鳴る

        磯の月夜の  ゆくかえりかな 

 病のごと  思郷のこころ  湧く日なり

        目にあおぞらの  煙かなしも

原発で高濃度の放射線区域は除染したところで、当分は

住めないでしょう。いちるの望みを持つ人たちには悪いが

、少なくとも30年は無理でしょう。セシウムの半減期が

30年なんですよ。無理しても、放射線障害がまっている。

心機一転、移住することをすすめたい。政府は除染すれば

住めるようになると思っているとはとても思えない。

 大海に  向かいて一人  七八日

      泣きなむとすと  家を出でにき

V99 真  


石をもて

2011-08-21 20:18:09 | 石川啄木の歌

警戒区域の放射線、1年間の積算値推定…文科省(読売新聞) - goo ニュース

 石をもて 追はるるごとく 

 ふるさとを出でしかなしみ

 消ゆる時なし

原発周辺から避難した人は、放射能汚染からの必死の

思いでふるさとを後にしたのでしょう。いつ帰れるかも

わからずに。かすかな希望を持って。セシウム137の

半減期は30年。30年後にようやく半分、60年後に

4分の1になる。当分とは、もうすぐ22世紀が目前に

なり、21世紀の重大事件にもあげられる時期になる

かもしれない。

 かにかくに渋民村は恋しかり

 おもいでの山

 おもいでの川

 病のごと

 思郷のこころ湧く日なり

 目にあをぞらのけむりかなしも

 新しき明日の来るを信ずといふ

 自分の言葉に

 嘘はなけれどー

V8L 真

 


わが去れる

2011-06-14 19:57:00 | 石川啄木の歌
昨日たまたまいつも行かない遠い図書館に行って、思わぬ
掘り出し物の本をもらってきた。現代教養文庫「啄木の
うた」です。昭和39年の発行です。もうほとんど50年も
前の本です。古本屋でも滅多にないしろものです。

 神のごと 遠く姿を あらわせる

     阿寒の山の 雪のあけぼの

 わが去れる 後の噂を おもひやる

     旅出はかなし 死にゆくごと

啄木のうたは、借金から逃げるうたが多いような気がする。


 今夜こそ 思う存分 泣いてみむと

     泊まりし宿屋の 茶のぬるさかな

まあ、ゆっくり読んでみることにします。V6E 真

高きより

2010-09-05 20:19:49 | 石川啄木の歌
昔懐かしい啄木歌集より、気に入った短歌を拾い上げ
てみました。

高きより 飛び下りるごとき 心もて
この一生を
終わるすべなきかな

頬につたふ
なみだのごわす
一握の砂を示しし 人を忘れず

時ありて
子供のやうにたわむれす
恋ある人の なさぬ業かな

友がみな われよりえらく 見ゆる日よ
花を買い来て
妻と親しむ

青空に 消えゆく煙
さびしくも 消えゆく煙
われにし似るか

ふるさとに 先ず心 痛むかな
道広くなり
橋もあたらし

ふるさとの 空遠みかも
高き屋に ひとりのぼりて
愁ひて下る

あらそひて
いたく憎みて 別れたる
友をなつかしく 思う日も来ぬ

歌集「一握の砂」より抜粋しました。