KAZのアルバム

「KAZのおさんぽ」で掲載した写真のアルバムです
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*現在の蝶の掲載種数:153種

モンシロチョウ

2018年11月10日 | シロチョウの仲間
蝶と言えばモンシロチョウを思い浮かべる程、身近で馴染みのある白い蝶ですね。
姿や仕草も何となく優しげで、花壇などで蜜を吸う姿はいかにも平和でのどかな雰囲気を漂わせます。
もともとはキャベツ・アブラナ・ダイコンなどの害虫として、古い時代に野菜と共に世界中に広まった種と考えられていて、原産地は中央アジアからヨーロッパにかけての地域と推測されています。
日本でもこれらのアブラナ科栽培種を食草としていて、野生種のアブラナ科を食草とする在来種のスジグロシロチョウとよく対比されます。


(モンシロチョウ♂ 2018/11/8 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ吸水 2015/6/7 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ夏型 2014/5/31 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ春型♂ 2011/4/10 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ夏型♂ 2010/11/3 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ夏型 2010/6/29 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ夏型 2009/6/27 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ夏型♂ 2008/6/2 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ春型♂ 2008/3/9 千葉県千葉市)


(モンシロチョウ春型♂ 2008/3/9 千葉県千葉市)

オオモンシロチョウ

2018年09月29日 | シロチョウの仲間
近年になって北海道で分布を広げたやや大型のモンシロチョウの近縁種。
北海道では郊外や街中でも普通に見られます。
モンシロチョウに比べ飛翔力があり、やや高い位置を直線的に飛ぶ印象を受けます。


(オオモンシロチョウ 2006/9/11 北海道恵庭市)


(オオモンシロチョウ 2006/9/11 北海道恵庭市)


(オオモンシロチョウ 2006/9/12 北海道札幌市)


(オオモンシロチョウ 2006/9/12 北海道札幌市)


(オオモンシロチョウ交尾拒否 2006/9/12 北海道札幌市)

モンキチョウ

2018年08月28日 | シロチョウの仲間
ほぼ日本全国に分布し平地から夏は高原や高山のお花畑でも見かける分布の広い蝶。
草原性が強く、公園の芝生や川原の土手などでも良く見かけます。
マメ科植物を広く食草とし幼虫で冬を越すと言われていますが、春の発生は早くモンシロチョウより早く
見かけることもしばしば。
♂は黄色型のみですが♀には黄色型と白色型があります。


(モンキチョウ♀♂ 2018/8/14 千葉県千葉市)


(モンキチョウ♂ 2016/8/11 千葉県千葉市)


(モンキチョウ白色型♀ 2015/9/15 千葉県千葉市)


(モンキチョウ白色型♀ 2012/9/17 千葉県千葉市)


(モンキチョウ 2012/1/9 千葉県千葉市)


(モンキチョウ白色型♀ 2011/11/13 千葉県千葉市)


(モンキチョウ交尾 2011/10/22 千葉県千葉市)


(モンキチョウ春型 2009/3/7 千葉県千葉市)


(モンキチョウ♂ 2006/7/25 千葉県千葉市)


(モンキチョウ黄色型♀産卵 2006/8/26 千葉県千葉市)

キチョウ(キタキチョウ)

2018年08月28日 | シロチョウの仲間
キチョウはモンシロチョウと並んでひらひらと花に舞ういかにも「ちょうちょ」らしい蝶ですね。
一見裏も表もまっ黄色ですが、夏型では翅の表の外縁が黒く縁取られます。
晩秋に出て来る越冬型ではこの黒い縁取りが殆ど消え、反対に翅の裏側に黒い小さな斑点が増えます。
以前は「キチョウ」と呼ばれていましたが、沖縄産のキチョウが2種いることがわかり、
本州にまで分布する方の種を「キタキチョウ」と呼ぶようになりました。


(キチョウ夏型♂ 2018/8/14 千葉県千葉市)


(キチョウ越冬型 2015/4/12 千葉県千葉市)


(キチョウ越冬型 2013/9/28 栃木県)


(キチョウ夏型吸水 2012/9/17 千葉県千葉市)


(キチョウ越冬型 2012/3/25 千葉県千葉市)


(キチョウ越冬型 2011/12/4 千葉県千葉市)


(越冬明けのキチョウ 2009/4/10 千葉県君津市)


(キチョウ越冬型 2007/11/25 千葉県君津市)


(キチョウ夏型♂ 2007/7/16 千葉県千葉市)


(キチョウ夏型♂ 2006/8/14 茨城県水戸市)


ヤマキチョウ

2018年07月24日 | シロチョウの仲間
標高1000mから1500m程度の火山性の高原で見られる大型のシロチョウの仲間で、
関東・中部の山地と東北の一部にのみ生息します。
一見スジボソヤマキチョウに良く似ていますが、前後翅とも突出部分の出方が弱く、
またヤマキチョウにのみ翅の縁に赤褐色の縁取りが存在します。
発生はスジボソヤマキチョウよりやや遅く、7月末から8月に発生してそのまま越冬します。


(ヤマキチョウ♂ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ヤマキチョウ♀ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)

スジボソヤマキチョウ

2018年06月26日 | シロチョウの仲間
標高1000m前後の山地に多いやや大型のシロチョウの仲間で7月頃に良く見られます。
ヤマキチョウに良く似ていますが前翅の突出がヤマキチョウより強く、ヤマキチョウで見られる赤い縁取りはありません。
やや敏感な蝶ですが花を良く訪れる為、訪花中は撮影も難しくはありません。
成虫で越冬する為に秋や翌春も見かけますが、盛夏は夏眠すると言われています。


(スジボソヤマキチョウ♂吸水 2018/6/17 山梨県北杜市)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/8/10 長野県塩尻市)


(スジボソヤマキチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(スジボソヤマキチョウ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)

 
(スジボソヤマキチョウ♀ 2008/9/9 栃木県日光市)

クモマツマキチョウ

2018年06月10日 | シロチョウの仲間
標高1500mから2500m程度の山地の沢のガレ場や雪渓周辺などに姿を見せる高山性のツマキチョウの仲間。
鮮やかなオレンジと白の配色が高山の澄んだ青空に良く映えて、見る者の心を惹きつける感じがします。
習性はツマキチョウと同じく蝶道を定期的に行き来する行動が見られ、スミレやハタザオなどで吸蜜します。
年1回1500m付近では5月から見られ、分布の上限付近では7月に入ってからの発生となるようです。


(クモマツマキチョウ♂ 2018/6/9 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2018/6/9 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)


(クモマツマキチョウ♂ 2016/6/18 長野県松本市)

ツマキチョウ

2018年04月08日 | シロチョウの仲間
ツマキチョウは桜の咲く頃にだけ姿を見せるとてもか弱い印象の小型のシロチョウです。
北海道から九州まで分布し、田の縁や川沿い、雑木林の周りなど、野生のアブラナ科植物の多い所で見られます。
♂はアゲハチョウの仲間の様に同じルートを周回する様に飛ぶ習性があって、通り道で待っていると同じ個体が何度も通過するのが見られます。
幼虫は野生のアブラナ科植物の蕾や花や若い実を食べて育ち、初夏には蛹になって次の春を待ちます。


(ツマキチョウ♂ 2018/3/31 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♂ 2014/4/19 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♂ 2014/4/19 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♀ 2014/4/19 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♂ 2014/4/13 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♂ 2014/4/12 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ交尾 2010/4/18 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♀ 2009/4/19 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♀産卵 2009/4/19 千葉県千葉市)


(ツマキチョウ♂ 2009/4/4 千葉県千葉市)

スジグロシロチョウ

2015年05月13日 | シロチョウの仲間
大きさも形もモンシロチョウによく似ていますが、翅脈上に部分的に黒いスジが現れます。
モンシロチョウが畑や花壇など開けた場所を好むのに対して、スジグロシロチョウは里山の周辺などやや自然の保たれた環境を好みます。
これはモンシロチョウがアブラナ科栽培種を食草とするのに対し、スジグロシロチョウはヤブガラシなどの野生種を食草とする事と関係している様です。


(スジグロシロチョウ春型♂ 2015/4/12 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ夏型 2014/9/15 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ春型♂ 2014/4/19 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ夏型♀ヤブガラシへの産卵 2013/6/23 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ春型♂ 2010/4/25 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ春型♂ 2010/3/21 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ春型♀ 2009/3/21 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ夏型吸水 2008/6/21 茨城県城里町)


(スジグロシロチョウ春型 2008/4/7 千葉県千葉市)


(スジグロシロチョウ春型 2007/4/30 千葉県千葉市)

ミヤマシロチョウ

2015年02月11日 | シロチョウの仲間
本州中部の高原に棲む山地性のシロチョウで概ね1500mから2000mあたりに棲息します。
30年くらい前迄は八ヶ岳周辺などでは比較的見られた蝶ですが、最近ではずいぶん姿を消してしまいました。
この蝶は幼虫の頃から集団性があり、成虫も集団でねぐらを形成する姿が観察されます。
日中は山の上のお花畑まで登ることも知られていて、風に乗って移動する姿を見かけます。


(ミヤマシロチョウ 2011/7/17 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2011/7/17 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2011/7/17 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2011/7/17 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2011/7/17 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


(ミヤマシロチョウ 2008/7/20 長野県東御市)


ミヤマモンキチョウ

2015年02月07日 | シロチョウの仲間
北アルプスと浅間山系の標高2000m以上の高地に棲息する高山性のモンキチョウの仲間。
♂は黄色♀は白色で外縁は黒く塗りつぶされます。
幼虫の食草はクロマメノキで年1回7月頃に現れ、高山のお花畑で花に舞います。
生息地では比較的見かける蝶ですが、活発でなかなか撮影の難しい蝶です。


(ミヤマモンキチョウ♂ 2012/7/16 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♂ 2012/7/16 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♂ 2012/7/16 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♂ 2012/7/16 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♀ 2011/7/17 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♂ 2008/7/15 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♂ 2008/7/15 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♂ 2008/7/15 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♀ 2008/7/15 長野県東御市)


(ミヤマモンキチョウ♀ 2008/7/15 長野県東御市)


(食草上を飛ぶミヤマモンキチョウ♂ 2008/7/15 長野県東御市)

エゾスジグロシロチョウ

2014年08月01日 | シロチョウの仲間
スジグロシロチョウにそっくりで、野外で判別するのはなかなか難しい種類です。
スジグロシロチョウに比べ黒い部分が狭い傾向があり、特に前翅中段の黒紋は♂では小さく丸くなります。
平地で見られる所もありますが、多くはやや山地性の傾向が見られます。
北海道のものは本州産とやや斑紋が違っていて、別種ではないかという説もあります。


(エゾスジグロシロチョウ 2014/7/12 山梨県北杜市)


(エゾスジグロシロチョウ 2007/9/16 栃木県日光市)


(エゾスジグロシロチョウ 2007/9/16 栃木県日光市)

 
(エゾスジグロシロチョウ 2006/9/11 北海道恵庭市)

 
(エゾスジグロシロチョウ 2006/9/11 北海道恵庭市)

ツマグロキチョウ

2014年01月11日 | シロチョウの仲間
河川周辺の林縁や草地で見られるキチョウの仲間で、食草のカワラケツメイの多い地域に局地的に生息します。
以前は関東でもあちこちで見られた蝶ですが、最近はなかなか見られなくなりました。
秋型では翅が角張って先が尖り、後翅に褐色の斜線が現れます。
夏型はキチョウに良く似ていますが、前翅外縁の黒い部分の形状の違いで区別します。
(*ツマグロキチョウでは前翅後角のみ黒縁が途切れる)


(ツマグロキチョウ秋型 2013/9/28 栃木県さくら市)


(左から ツマグロキチョウ中間型・キチョウ中間型・ツマグロキチョウ夏型 2006/9/2 栃木県日光市)
キチョウ、ツマグロキチョウとも9月頃に夏と秋の中間型が発生します。
キチョウの夏型は前翅の黒縁に深い凹凸があって区別は容易ですが、中間型では凹凸も無くなり紛らわしいです。
一方ツマグロキチョウの中間型には後翅裏面にうっすらと斜線が現れ始め、ツマグロキチョウらしさが出てきます。


(ツマグロキチョウ秋型 2007/10/7 栃木県さくら市)

 
(ツマグロキチョウ秋型 2007/10/7 栃木県さくら市)

 
(ツマグロキチョウ夏型♂ 2006/9/2 栃木県日光市)

 
(ツマグロキチョウ秋型 2006/9/23 栃木県さくら市)

 
(ツマグロキチョウ秋型 2006/9/23 栃木県さくら市)

 
(ツマグロキチョウ夏型交尾拒否 2006/9/2 栃木県日光市)

ヒメシロチョウ

2013年04月21日 | シロチョウの仲間
山地の草原や川原の草地などに棲息する小型のシロチョウの仲間。
体は細く華奢で飛び方も弱々しく、かなりか細い感じのする蝶です。
家畜の飼料用の草刈が行われなくなって草地が減ったせいか、各地で減少の著しい蝶です。
春型では全体的に白っぽいですが、夏型では前翅端が黒く目立ちます。


(ヒメシロチョウ春型♂ 2012/5/5 山梨県南都留郡)