KAZのアルバム

「KAZのおさんぽ」で掲載した写真のアルバムです
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*現在の蝶の掲載種数:153種

ホシチャバネセセリ

2018年07月24日 | セセリチョウの仲間2
日本では最も小型のセセリで西日本の低地性のものは年2化、関東甲信の山地のものは年1化で7月下旬頃に見られます。
火山性の草原などで比較的良く見られ、花を訪れる他地面で吸水する姿も見られます。
とにかく小さくて黒っぽくて素早いので、特に♂の場合は一度飛び立つと見失ってしまうことの多い蝶です。


(ホシチャバネセセリ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ホシチャバネセセリ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ホシチャバネセセリ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ホシチャバネセセリ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ホシチャバネセセリ 2018/7/21 山梨県南都留郡)

 
(ホシチャバネセセリ 2007/7/27 群馬県榛名山)

オオウラギンスジヒョウモン

2018年07月24日 | ヒョウモンチョウ類
低山地から山地に多いヒョウモンで♂はミドリヒョウモンに似てオレンジがかった鮮やかな色彩のヒョウモンです。
低山地のものは夏は夏眠すると言われ、秋には平地に下りて来る個体も見られます。
裏面の斑紋はウラギンスジヒョウモンに似ていますが、ウラギンスジは前翅裏面中央に白斑列があること、
翅形はオオウラギンスジの方が前翅頂が突出して前翅が細長く見えること、などで区別出来ます。


(オオウラギンスジヒョウモン♂ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(オオウラギンスジヒョウモン♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)

 
(オオウラギンスジヒョウモン♂ 2007/7/27 群馬県榛名山)

 
(オオウラギンスジヒョウモン♂ 2006/9/23 栃木県さくら市)

 
(オオウラギンスジヒョウモン♀ 2006/7/26 栃木県日光市)

 
(オオウラギンスジヒョウモン裏面 2006/7/26 栃木県日光市)

ホソバセセリ

2018年07月24日 | セセリチョウの仲間2
低山地に近い自然豊かな里山環境などで見られるやや大型のセセリチョウです。
名前のとおり翅も体もややほっそりとしており、裏面には大きめの白い斑紋が沢山並びます。
年1回7月頃に現れ、ちょうどオオムラサキを探しに行く頃に林縁の花などで蜜を吸う姿が見られます。
直射日光を嫌う傾向があって、雑木林の林縁の半日影のような場所で見かけます。
中部以北では局地的となり、やや南方系の分布をしているようです。


(ホソバセセリ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ホソバセセリ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(ホソバセセリ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(ホソバセセリ 2017/7/30 山梨県北杜市)


(ホソバセセリ 2017/7/30 山梨県北杜市)


(ホソバセセリ 2016/7/16 千葉県君津市)


(ホソバセセリ 2012/7/26 山梨県北杜市)


(ホソバセセリ 2012/7/26 山梨県北杜市)


(ホソバセセリ 2012/7/26 山梨県北杜市)

ヤマキチョウ

2018年07月24日 | シロチョウの仲間
標高1000mから1500m程度の火山性の高原で見られる大型のシロチョウの仲間で、
関東・中部の山地と東北の一部にのみ生息します。
一見スジボソヤマキチョウに良く似ていますが、前後翅とも突出部分の出方が弱く、
またヤマキチョウにのみ翅の縁に赤褐色の縁取りが存在します。
発生はスジボソヤマキチョウよりやや遅く、7月末から8月に発生してそのまま越冬します。


(ヤマキチョウ♂ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ヤマキチョウ♀ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)


(ヤマキチョウ♂ 2008/8/7 群馬県長野原町)

タカネヒカゲ

2018年07月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
日本に生息する蝶の中で最も高い標高に棲む高山蝶で、年1回6月から8月にかけて見られます。
棲息地は北アルプスと八ヶ岳の標高2500m以上のハイマツ帯の岩礫地帯に限られます。
人の気配に敏感な蝶で飛翔も速く、近づこうとするとすぐに飛び立っては少し離れた岩陰やハイマツの茂みに隠れます。


(タカネヒカゲと棲息地 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♀ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♀ 2016/7/23 長野県常念岳)

ヒメキマダラヒカゲ

2018年07月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
1000mから2000m程度の山地に多いヒカゲチョウでササ類の多い樹林や渓流沿いなどで見られます。
なかなかシックな美しい蝶で、ヒカゲチョウには珍しく花も良く訪れます。
産地によって発生時期がずれる事が知られていて、場所によっては秋口に姿を見せる所もあるようです。


(ヒメキマダラヒカゲ 2018/7/13 長野県安曇野市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2016/7/23 長野県安曇野市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2012/7/16 長野県東御市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2011/7/17 長野県東御市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2011/7/17 長野県東御市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2010/7/18 長野県上高地)


(ヒメキマダラヒカゲ 2009/9/20 栃木県奥日光)

クロヒカゲ

2018年07月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
北海道から九州までの樹林の笹原に多いヒカゲチョウで黒に近いこげ茶色をしています。
本州以南の平地に多いヒカゲチョウに比べ、やや山地性・北方系の傾向を示します。
裏面の眼状紋のまわりのアイシャドウはヒカゲチョウよりも強く青紫に輝き、
地味な色合いながらも妖艶な美しさを持った蝶です。
♀は♂より地色が薄く、前翅表にはさらに薄い色の帯が現れます。


(クロヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県安曇野市)


(クロヒカゲ♂ 2016/7/2 福島県いわき市)


(クロヒカゲ♂ 2014/7/12 山梨県北杜市)


(クロヒカゲ♀ 2011/7/29 長野県上高地)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)

ミヤマカラスアゲハ

2018年07月16日 | アゲハチョウの仲間
山地に棲むカラスアゲハの仲間で、前翅後翅ともに青緑色の鱗粉が帯状に現れる美しいアゲハチョウ。
後翅裏面には白帯が現れ、特に春型では太くはっきりと現れます。
ただカラスアゲハもミヤマカラスアゲハも個体差が大きく、どちらか区別に迷うような個体も見かけます。
基本的にはキハダを食樹とすることが多く、分布もキハダの分布に左右される場合が多いようです。


(ミヤマカラスアゲハ夏型♂吸水 2018/7/8 茨城県北茨城市)


(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2015/5/17 東京都八王子市)


(ミヤマカラスアゲハ夏型♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスアゲハ夏型♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2014/5/25 東京都八王子市)


(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2014/5/25 東京都八王子市)


(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2014/5/25 東京都八王子市)


(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2014/5/25 東京都八王子市)

 
(ミヤマカラスアゲハ夏型♀ 2008/8/7 群馬県吾妻郡)

 
(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2008/6/15 長野県上高地)

 
(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2008/6/15 長野県上高地)

 
(ミヤマカラスアゲハ春型♂ 2008/6/15 長野県上高地)

シータテハ

2018年07月16日 | タテハチョウの仲間
裏面に銀白色のCの字型の紋があることからシータテハの名が付きました。
斑紋はキタテハに似ますがやや小型で翅の切れ込みが深く本州では1000m前後の山地に棲息します。
夏型と秋型があって秋型の方が色が濃くて切れ込みも深く、北海道産はこの特徴がさらに顕著になります。
崖や道路に良く吸水に来る他、花にもよくやって来ます。


(シータテハ夏型♀ 2018/7/8 茨城県北茨城市)


(シータテハ秋型 2011/9/10 栃木県日光市)


(シータテハ夏型 2011/7/29 長野県上高地)


(シータテハ夏型 2009/7/25 長野県上高地)

 
(シータテハ秋型 2008/9/9 栃木県日光市)

 
(シータテハ夏型 2006/7/26 栃木県日光市)

 
(シータテハ夏型 2006/7/26 栃木県日光市)


(シータテハ秋型 2006/9/11 北海道恵庭市)

 
(シータテハ秋型 2006/9/11 北海道恵庭市)

 
(シータテハ秋型 2006/8/5 福島県南会津郡)

 
(シータテハ秋型 2006/8/5 福島県南会津郡)

コムラサキ

2018年07月16日 | コムラサキの仲間
平地から山地まで広く分布するタテハチョウで、紫色の構造色に輝く美しいタテハチョウです。
ヤナギ類が食樹で平地では6月頃と8月頃にシダレヤナギの梢を飛ぶ姿を見かけます。
山地では年1化ですが生息数は多く、7月末頃から8月にかけて渓流沿いなどで多くの個体を目にします。
成虫は花には来ず、樹液や汚物や水の染み出た崖などに集まります。


(コムラサキ 2018/7/8 茨城県北茨城市)


(コムラサキ 2015/7/25 東京都葛飾区)


(コムラサキ 2014/7/27 東京都葛飾区)


(コムラサキ 2013/7/28 東京都葛飾区)


(コムラサキ 2013/7/28 東京都葛飾区)


(コムラサキ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(コムラサキ 2012/8/12 東京都葛飾区)


(コムラサキ 2011/7/30 長野県上高地)


(コムラサキ 2011/7/29 長野県上高地)

オオミスジ

2018年07月16日 | イチモンジ・ミスジ類
日本に生息するミスジチョウの仲間では最大の種で、コミスジの倍近い大きさがあります。
ウメ、スモモ、アンズなどのバラ科栽培種を食樹とし、山沿いの民家周辺や果樹園などで見かけます。
自生種を食樹としないことから中国や朝鮮から古い時代に果樹とともに移入されたと種と考えられています。
年1回初夏から夏にかけて食樹のまわりを飛ぶ姿が観察されます。


(オオミスジ♀ 2018/7/8 茨城県北茨城市)


(オオミスジ♂ 2010/7/18 長野県松本市)


(オオミスジ♂裏面 2010/7/18 長野県松本市)


(オオミスジ♀ 2010/7/18 長野県松本市)


(オオミスジ♀ 2010/7/18 長野県松本市)



クモガタヒョウモン

2018年07月16日 | ヒョウモンチョウ類
低山地帯に生息する大型のヒョウモンの仲間で、里に近い山裾の渓流や草地などで見られます。
年1回発生のヒョウモンの仲間では最も早く5月下旬頃から現れ、
各種の花で吸蜜する他、♂は沢などで吸水する姿も見られます。
ミドリヒョウモンなどと同じく暑い夏の間は夏眠することが知られていますが、
秋になると里に下りて来て思わぬ所で見かけることもあります。


(クモガタヒョウモン♂ 2018/7/8 茨城県北茨城市)


(クモガタヒョウモン♂ 2017/6/3 東京都八王子市)


(クモガタヒョウモン♂吸水 2017/6/3 東京都八王子市)


(クモガタヒョウモン♂ 2015/5/17 東京都八王子市)


(クモガタヒョウモン♂ 2014/5/25 東京都八王子市)


(クモガタヒョウモン交尾 2014/5/25 東京都八王子市)


(クモガタヒョウモン♂ 2014/5/17 東京都八王子市)


(クモガタヒョウモン♂ 2014/5/17 東京都八王子市)

オナガシジミ

2018年07月02日 | ゼフィルスの仲間
山地の渓流沿いのクルミ林に棲むゼフィルスで、日中はかなり不活発でクルミの木からはあまり離れることのない蝶です。
他のゼフィルスよりやや遅めに発生し、関東や中部などの1000m程度の山地では7月下旬から8月初め頃に見られます。
裏面は写真のように白地に黒とオレンジの紋が美しい蝶ですが、表は一様に黒く♀では前翅に淡い白斑を現します。


(オナガシジミ 2018/6/30 山梨県北杜市)


(オナガシジミ 2018/6/30 山梨県北杜市)


(オナガシジミ 2018/6/17 山梨県北杜市)


(オナガシジミ 2016/7/30 山梨県北杜市)


(オナガシジミ 2013/8/10 長野県塩尻市)


(オナガシジミ 2013/8/10 長野県塩尻市)


(オナガシジミ 2013/8/10 長野県塩尻市)

オオチャバネセセリ

2018年07月02日 | セセリチョウの仲間2
小型の茶色いセセリの中ではやや大きめのセセリでオオチャバネセセリと名が付いています。
とは言えイチモンジセセリやミヤマチャバネセセリなど他の茶色いセセリとよく似ていて混同されやすいセセリです。
他種との区別点は後翅の白点列がジグザグに並ぶところ。
30年前頃には平地でも普通に見られたセセリですが、現在では平地ではあまり見かけないセセリになりつつあります。
コチャバネセセリと並んで竹笹類を食草とし、平地では6月と8月の2回の発生が見られます。


(オオチャバネセセリ 2018/6/30 山梨県北杜市)


(オオチャバネセセリ 2015/6/27 山梨県北杜市)


(オオチャバネセセリ 2015/6/27 山梨県北杜市)


(オオチャバネセセリ 2015/6/27 山梨県北杜市)


(オオチャバネセセリ 2014/7/6 山梨県北杜市)


(オオチャバネセセリ♀ 2013/8/10 長野県岡谷市)


(オオチャバネセセリ 2008/8/8 群馬県吾妻郡)

 
(オオチャバネセセリ 2007/8/25 栃木県日光市)

 
(オオチャバネセセリ 2006/9/2 栃木県日光市)