KAZのアルバム

「KAZのおさんぽ」で掲載した写真のアルバムです
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*現在の蝶の掲載種数:153種

タカネヒカゲ

2018年07月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
日本に生息する蝶の中で最も高い標高に棲む高山蝶で、年1回6月から8月にかけて見られます。
棲息地は北アルプスと八ヶ岳の標高2500m以上のハイマツ帯の岩礫地帯に限られます。
人の気配に敏感な蝶で飛翔も速く、近づこうとするとすぐに飛び立っては少し離れた岩陰やハイマツの茂みに隠れます。


(タカネヒカゲと棲息地 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♀ 2018/7/13 長野県常念岳)


(タカネヒカゲ♀ 2016/7/23 長野県常念岳)

ヒメキマダラヒカゲ

2018年07月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
1000mから2000m程度の山地に多いヒカゲチョウでササ類の多い樹林や渓流沿いなどで見られます。
なかなかシックな美しい蝶で、ヒカゲチョウには珍しく花も良く訪れます。
産地によって発生時期がずれる事が知られていて、場所によっては秋口に姿を見せる所もあるようです。


(ヒメキマダラヒカゲ 2018/7/13 長野県安曇野市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2016/7/23 長野県安曇野市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2012/7/16 長野県東御市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2011/7/17 長野県東御市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2011/7/17 長野県東御市)


(ヒメキマダラヒカゲ 2010/7/18 長野県上高地)


(ヒメキマダラヒカゲ 2009/9/20 栃木県奥日光)

クロヒカゲ

2018年07月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
北海道から九州までの樹林の笹原に多いヒカゲチョウで黒に近いこげ茶色をしています。
本州以南の平地に多いヒカゲチョウに比べ、やや山地性・北方系の傾向を示します。
裏面の眼状紋のまわりのアイシャドウはヒカゲチョウよりも強く青紫に輝き、
地味な色合いながらも妖艶な美しさを持った蝶です。
♀は♂より地色が薄く、前翅表にはさらに薄い色の帯が現れます。


(クロヒカゲ♂ 2018/7/13 長野県安曇野市)


(クロヒカゲ♂ 2016/7/2 福島県いわき市)


(クロヒカゲ♂ 2014/7/12 山梨県北杜市)


(クロヒカゲ♀ 2011/7/29 長野県上高地)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(クロヒカゲ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)

ヒカゲチョウ

2018年06月26日 | ジャノメ・ヒカゲ類
蝶と言うと綺麗な翅を連想しますが、ジャノメチョウやヒカゲチョウの仲間はいたって地味な存在。
その中でもこのヒカゲチョウは表は薄茶色一色というおおよそ美しいと言う言葉は当てはまらない蝶です。
しかし裏面には目玉模様を幾つも並べ、うっすらと紫色のアイシャドウまで施してこれはこれでなかなか美しいもの。
キマダラヒカゲと並んで平地に多い蝶で本州・四国・九州に棲み、幼虫は笹や竹の葉を食べて育ちます。
発生は関東付近では年に2回、6月と9月頃に姿を見せます。


(ヒカゲチョウ♂ 2018/6/12 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♀ 2014/9/21 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♂ 2014/6/10 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♂ 2013/6/16 千葉県千葉市)


(樹液に集まるヒカゲチョウ 2012/6/23 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♂ 2011/9/18 千葉県千葉市)


(ヒカゲチョウ♀ 2011/7/30 長野県上高地)


(ヒカゲチョウ♂ 2009/6/5 千葉県千葉市)

ジャノメチョウ

2018年06月26日 | ジャノメ・ヒカゲ類
年1回平地では6月末~7月上旬、高原等では7月~8月に姿を現すやや大型のジャノメチョウ科の蝶。
平地から山地までのススキなどの草原に広く分布し、各種の花に吸蜜に訪れます。
♂は黒に近いこげ茶色ですが、♀は色が薄くより大型になる傾向があります。
8月頃の炎天下では多くの蝶は姿を見せなくなりますが、この蝶は暑さに強く元気に飛び回っています。


(ジャノメチョウ♂ 2018/6/23 千葉県千葉市)


(ジャノメチョウ♂ 2018/6/23 千葉県千葉市)


(ジャノメチョウ♂ 2017/7/22 群馬県榛名山)


(ジャノメチョウ♂ 2016/7/6 千葉県千葉市)


(ジャノメチョウ♀ 2013/8/10 長野県岡谷市)


(ジャノメチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ジャノメチョウ♂ 2013/7/20 群馬県長野原町)

コジャノメ

2018年05月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
ヒメジャノメと並んで平地に多い中型のジャノメチョウです。
やや暗い樹林の中にいる事が多く、混棲する所では明るい林縁のヒメジャノメと微妙に棲み分けます。
分布はやや局地的で、ヒメジャノメよりはやや低山地寄りの自然豊かな場所を好むようです。
ヒメジャノメに比べ地色が黒いのが特徴で、多くの場合裏面外側が薄紫に彩られます。


(コジャノメ 2018/4/30 千葉県君津市)


(コジャノメ 2017/5/7 千葉県千葉市)


(コジャノメ 2016/7/18 千葉県千葉市)


(コジャノメ 2015/5/17 東京都八王子市)


(コジャノメ 2014/5/25 東京都八王子市)


(コジャノメ 2014/5/11 千葉県千葉市)


(コジャノメ 2011/5/13 千葉県千葉市)


(コジャノメ 2011/5/8 千葉県千葉市)


(コジャノメ♂ 2006/6/4 千葉県君津市)


(コジャノメ♀ 2006/5/21 千葉県君津市)

ヒメジャノメ

2018年05月16日 | ジャノメ・ヒカゲ類
雑木林に近い草原などでよく見かける中型のジャノメチョウの仲間です。
良く似たコジャノメが暗い林の中を好むのに比べ、ヒメジャノメはやや明るい林縁近くを好みます。
色は薄い茶色で黒味の強いコジャノメとは慣れれば色合いで見分けることが出来ます。
裏面を縦に走るラインはクリーム色で、コジャノメのように薄紫色を帯びることはありません。


(ヒメジャノメ♂ 2018/4/30 千葉県君津市)


(ヒメジャノメ♂ 2016/8/27 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ♀ 2016/8/27 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ♂ 2016/7/18 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ♂ 2014/9/21 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ♂ 2012/5/26 東京都目黒自然教育園)


(ヒメジャノメ♂ 2008/6/2 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ♀ 2008/6/2 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ表面 2008/6/2 千葉県千葉市)


(ヒメジャノメ求愛 2008/6/2 千葉県千葉市)

ヤマキマダラヒカゲ

2017年09月30日 | ジャノメ・ヒカゲ類
平地に多いサトキマダラヒカゲとそっくりですが主に山地を生息地としています。
斑紋による区別点はいくつかありますが、どちらとも言えない斑紋の個体もいて判別は困難を極めます。
標高1000m以上の山地のものは概ねヤマキマダラヒカゲと言えますが、低山地などでは両種が棲息しますから斑紋による区別が必要です。
生態にも差があるようで、サトは樹幹によく止まりヤマは下草や地面によく止まります。
屋久島および房総半島にはそれぞれ別々の亜種が存在します。


(ヤマキマダラヒカゲ房総亜種 2017/8/26 千葉県君津市)


(ヤマキマダラヒカゲ房総亜種♂ 2016/8/15 千葉県君津市)


(ヤマキマダラヒカゲ房総亜種♂ 2016/8/15 千葉県君津市)


(ヤマキマダラヒカゲ房総亜種♀ 2016/8/15 千葉県君津市)


(ヤマキマダラヒカゲ 2014/7/12 山梨県北杜市)


(ヤマキマダラヒカゲ 2011/7/29 長野県上高地)


(ヤマキマダラヒカゲ 2008/6/15 長野県上高地)


(ヤマキマダラヒカゲ 2007/6/17 栃木県日光市)


(ヤマキマダラヒカゲ 2007/6/17 栃木県日光市)


(ヤマキマダラヒカゲ 2006/7/14 長野県上高地)

クロコノマチョウ

2016年09月02日 | ジャノメ・ヒカゲ類
やや南方系の大型のジャノメチョウ科の蝶で関東以西の温暖な地域に分布します。
暗い樹林に棲息し日中はあまり活動せず、夕方にやや活発に活動します。
幼虫はジュズダマやススキを食べて育ち、成虫は樹液や熟して落ちた果物などに集まります。
裏面に弱いさざ波模様のある夏型と裏面が枯れ葉色の秋型があり、秋型は成虫で越冬します。


(クロコノマチョウ 2016/8/27 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2016/8/27 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2016/8/27 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2016/8/15 千葉県君津市)


(クロコノマチョウ 2013/8/4 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2011/7/24 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2010/10/16 千葉県君津市)


(クロコノマチョウ 2010/9/11 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2010/8/1 千葉県千葉市)


(クロコノマチョウ 2007/11/25 千葉県君津市)


(クロコノマチョウ 2007/11/25 千葉県君津市)

サトキマダラヒカゲ

2016年08月18日 | ジャノメ・ヒカゲ類
樹林の外れの明るい林内などでよく見かけるヒカゲチョウで、樹木の幹に良く止まる蝶です。
花に来ることはほとんど無く、樹液や動物の排泄物などに集まります。
ヤマキマダラヒカゲと模様はほぼ一緒で区別は難しいですが、サトキマダラヒカゲは平地を中心に生息しています。
標高はせいぜい1,000m未満と言われていて、それ以上の山地にはヤマキマダラヒカゲのみ生息します。
ヤマの方は奥日光や上高地などでもよく見かけますが、低い標高にもいますから低山地では両方いて混乱します。


(サトキマダラヒカゲ 2016/8/11 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2015/6/1 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2014/8/2 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2013/8/4 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2011/6/12 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2010/8/28 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2009/5/23 千葉県千葉市)


(サトキマダラヒカゲ 2009/5/9 千葉県千葉市)

 
(サトキマダラヒカゲ 2008/9/3 千葉県千葉市)


(樹液を吸うサトキマダラヒカゲ 2006/6/3 千葉県千葉市)

ベニヒカゲ

2016年07月25日 | ジャノメ・ヒカゲ類
標高2000m前後の明るい草地に棲む小型のヒカゲチョウの仲間で7月末から8月に見られます。
比較的活発な蝶で各種の花での吸蜜や地面での吸水の他、朝は日光浴する姿も見られます。
氷河時代の残存種とされていて、生息する山地により斑紋に変化が見られるようです。


(ベニヒカゲ 2016/7/23 長野県安曇野市)


(ベニヒカゲ 2016/7/23 長野県安曇野市)


(ベニヒカゲ 2008/8/8 群馬県吾妻郡)


(ベニヒカゲ 2008/8/8 群馬県吾妻郡)


(ベニヒカゲ 2008/8/8 群馬県吾妻郡)


(ベニヒカゲ 2005/8/6 群馬県吾妻郡)

クモマベニヒカゲ

2016年07月25日 | ジャノメ・ヒカゲ類
高山蝶の1種で北海道と本州の高山の草地の花を訪れます。
ベニヒカゲとは外縁が白黒まだらの毛で縁取られること、後翅裏面に明瞭な白線があることなどで区別します。
姿に似合わずけっこう飛翔力があり、驚くとあっと言う間に飛び去ります。
幼虫はガレ場のカリヤス類やスゲ類を食べ、成虫になるまでまる2年かかると言われます。


(クモマベニヒカゲ 2016/7/23 長野県安曇野市)


(クモマベニヒカゲ 2010/7/18 長野県上高地)


(クモマベニヒカゲ 2007/8/4 長野県上高地)

ウラジャノメ

2016年07月22日 | ジャノメ・ヒカゲ類
深山に棲息するジャノメチョウ科の蝶で、本州では1000mから2000m程度の山地で見られます。
発生はやや早く、6月末から7月中旬頃にかけての梅雨の後半に多い蝶です。
飛翔は割りに活発でなかなか止まらないことも多いですが、朝は梢に止まっているのをよく見かけます。


(ウラジャノメ♂ 2016/7/10 群馬県榛名山)


(ウラジャノメ♀ 2016/7/10 群馬県榛名山)


(ウラジャノメ♀ 2016/7/10 群馬県榛名山)


(ウラジャノメ 2014/7/12 長野県南佐久郡)


(ウラジャノメ♀ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ウラジャノメ 2010/7/10 群馬県榛名山)


(ウラジャノメ 2009/7/15 長野県南佐久郡)


(ウラジャノメ 2009/7/15 長野県南佐久郡)


(ウラジャノメ 2009/7/11 群馬県長野原町)


(ウラジャノメ 2009/7/11 群馬県長野原町)

ヒメウラナミジャノメ

2015年05月14日 | ジャノメ・ヒカゲ類
裏面に細かいさざ波状の模様を持つ可愛らしい蛇の目蝶の仲間です。
ウラナミジャノメの仲間は日本に5種類程棲んでいて、その内3種は沖縄にいます。
一番分布の広いのがこのヒメウラナミジャノメで北海道から九州まで棲んでいます。
もう1種のウラナミジャノメは西南日本に棲んでいますが、最近数が減っているそうです。
他のウラナミジャノメ4種は後翅裏面の眼状紋は3つですが、ヒメウラナミジャノメだけは5つ並びます。
いずれの種類も樹林近くの草むらなどで見かけますが、なかなか敏感で撮影のし難い蝶です。

(ヒメウラナミジャノメ 2015/5/2 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2014/9/21 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2014/5/11 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2013/7/31 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2012/5/13 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2011/9/4 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2011/8/20 千葉県千葉市)


(ヒメウラナミジャノメ 2011/5/6 千葉県千葉市)

ヒメヒカゲ

2014年01月14日 | ジャノメ・ヒカゲ類
中部以西の湿生草原や山地草原に局地的に棲息する小型で可愛らしいヒカゲチョウ。
長野の高原では以前はあちこちで見られましたが、近年では生息地がどんどん減少しています。
ヒカゲチョウの仲間にしては珍しく明るい環境を好み良く花を訪れます。
発生は年1回で南西日本では6月、山地では7月に出てきます。


(ヒメヒカゲ♂ 2013/8/10 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)


(ヒメヒカゲ♂ 2012/7/25 長野県岡谷市)