KAZのアルバム

「KAZのおさんぽ」で掲載した写真のアルバムです
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*現在の蝶の掲載種数:153種

ルーミスシジミ

2018年12月09日 | 大型シジミチョウ類
ムラサキシジミに近縁の樹上性のシジミで照葉樹林の渓谷地帯に生息します。
ムラサキシジミの♀に良く似ていますが小型で裏面が白っぽく、表面は明るい空色をしています。
飛翔はムラサキシジミほどの俊敏さはなく、遠くからはルリシジミの♀のように見えます。
房総南部の他、紀伊半島、四国、九州、山口県などに生息しますが分布は局地的で限定されます。
房総ではいすみ市から富津市に至る清澄山系に広く分布しますが、深い樹林の梢に棲む為なかなか出会えない蝶です。
強風の翌日や暑さの厳しい日には谷底の水際で多くの個体に出会うことがあります。


(ルーミスシジミ♀ 2018/12/2 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ 2016/11/26 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♂ 2015/11/21 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♂ 2015/11/21 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♂ 2015/11/21 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♀ 2015/11/21 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♂ 2015/11/21 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♀ 2015/10/3 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ♀ 2013/11/24 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ 2013/10/12 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ 2013/10/12 千葉県君津市)


(ルーミスシジミ 2013/10/12 千葉県君津市)

クロマダラソテツシジミ

2018年11月25日 | 大型シジミチョウ類
熱帯アジアに広く分布する南方系の蝶でソテツの害虫として知られています。
日本では迷蝶として記録されていましたが、2000年代頃から沖縄から九州南端に定着したようです。
それ以降は本州各地の海岸部のソテツの多い地域で時折一時的な発生が見られていますが、
上記の定着地以北ではいずれの場所でも冬を越すことは出来ていないようです。
成虫はヤマトシジミやウラナミシジミのいるような開けた場所を好み各種の花を訪れます。


(クロマダラソテツシジミ♂ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♀ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♀ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♀ 2018/10/28 神奈川県湯河原町)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2015/10/18 静岡県伊東市)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2015/10/18 静岡県伊東市)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2015/10/18 静岡県伊東市)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2015/10/18 静岡県伊東市)


(クロマダラソテツシジミ♂ 2015/10/18 静岡県伊東市)


(クロマダラソテツシジミ♀ 2015/10/18 静岡県伊東市)

ウラギンシジミ

2018年11月08日 | 大型シジミチョウ類
一面銀白色の不思議な裏面を持った、日本のシジミでは最も大型の種類です。
様々な面で特異な特徴を持ち、シジミチョウ科とは分けるべきだとの説もあるようです。
表の斑紋の形は♂♀ほぼ一緒ですが、♂は橙赤色♀は白色とめでたく色分けされています。
成虫で越冬し、幼虫はフジやクズなどマメ科植物の花や蕾を食べて育ちます。


(ウラギンシジミ♀ 2018/11/1 千葉県君津市)


(ウラギンシジミ♂ 2018/10/21 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♀ 2014/9/30 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♂ 2014/6/21 千葉県君津市)


(柿の実にやってきたウラギンシジミ 2013/10/27 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♂ 2013/9/14 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♂ 2013/9/14 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♂ 2013/5/18 皇居東御苑)


(ウラギンシジミ 2012/9/17 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♀ 2011/10/29 東京都葛西臨海公園)


(ウラギンシジミ吸水 2011/10/10 千葉県千葉市)


(葉裏で越冬中のウラギンシジミ 2008/12/21 千葉県千葉市)


(ウラギンシジミ♀ 2008/11/1 千葉県千葉市)

オオゴマシジミ

2018年08月11日 | 大型シジミチョウ類
北海道から本州の深山の渓流沿いなどで見られる大型のシジミチョウで7月末から8月に見られます。
飛翔は割と緩やかで、渓流沿いの崖地や林道沿いの草地などのクガイソウやヒヨドリバナなどで吸蜜します。
斑紋はオオルリシジミの♀やゴマシジミに似ており、幼虫の生態もゴマシジミと同じくアリの巣に入って生育します。


(オオゴマシジミ 2018/8/10 福島県南会津郡)


(オオゴマシジミ 2018/8/10 福島県南会津郡)


(オオゴマシジミ 2018/8/1 長野県松本市)

ミヤマカラスシジミ

2018年08月06日 | 大型シジミチョウ類
山地の林縁などで7月頃に見られる大型のシジミチョウで、花で蜜を吸う姿が見られます。
良く似たカラスシジミは山地の渓流沿いで見られますが、本種は林と湿地や草地の境界付近に多い蝶です。
カラスシジミとの区別は後翅裏面の内側の黒点列がカラスシジミではジグザグのライン状になり、本種では丸い黒点列となります。


(ミヤマカラスシジミ♂ 2018/7/21 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♂ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♂ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♀ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♀ 2012/7/23 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♀ 2012/7/23 山梨県南都留郡)


(ミヤマカラスシジミ♂ 2012/7/23 山梨県南都留郡)

クロシジミ

2017年08月12日 | 大型シジミチョウ類
伐採跡の幼木とススキの混じるような環境に発生する大型のシジミチョウ。
薪炭材の需要が多かった時代には里山の輪伐跡で良く見られた蝶ですが、現在では里山の雑木林も放置されクロシジミも各地で絶滅危惧種となっています。
幼虫は若齢期にはアブラムシの出す蜜を吸って育ち、その後クロオオアリに餌をもらって育つと言う不思議な生態を持っています。
♂は翅表が紫に輝きますが、♀は褐色で個体により薄い白斑が現れます。


(クロシジミ♀ 2017/8/6  山梨県南都留郡)


(クロシジミ♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♂ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♀ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♂ 2012/7/23 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♀ 2012/7/23 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♀ 2012/7/23 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♀ 2012/7/23 山梨県南都留郡)


(クロシジミ♀ 2012/7/23 山梨県南都留郡)

キマダラルリツバメ

2017年07月08日 | 大型シジミチョウ類
幼虫が桜や桑や桐などの古木に棲むハリブトシリアゲアリに育てられるという変った生態を持つシジミチョウ。
この特異な生態の為に環境の変化には非常に弱く、全国でも生息地はごく少なく絶滅が心配される蝶のひとつ。
ただ小型で飛翔は速いうえに夕方しか姿を現さないことから未発見の生息地もある事が考えられます。
成虫は6月下旬から7月上旬頃に現れ、夕方4時頃から発生木周辺の草地で占有行動する姿が見られます。


(キマダラルリツバメ♂ 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂ 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂ 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂ 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂ 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♀ 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂裏面 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂裏面 2017/6/27 福島県大沼郡)


(キマダラルリツバメ♂裏面 2017/6/27 福島県大沼郡)

ムラサキシジミ

2016年12月25日 | 大型シジミチョウ類
東北地方南部以南のアラカシなどの食樹の多い樹林で見られる大型で美しいシジミチョウ。
関東の平地では、初夏・夏・秋の3回程発生し秋の個体は食樹に残った枯葉の裏などで越冬します。
街中の公園などでも秋に日光浴をする姿をよく目にしますが、花に来る事はあまりありません。
♀は翅表の紫が青味を帯び、前翅中室外端で青鱗が途切れるのが特徴です。
低温でも比較的良く活動し、真冬でも10℃を越えると日光浴に出てきます。


(ムラサキシジミ♂ 2016/12/4 千葉県千葉市)


(ムラサキシジミ♂ 2015/1/17 千葉県千葉市)


(アラカシの枯葉で越冬中のムラサキシジミ 2014/12/13 千葉県君津市)


(ムラサキシジミ♂ 2013/11/3 千葉県千葉市)


(ムラサキシジミ♀ 2012/12/16 千葉県千葉市)


(ムラサキシジミ♂ 2012/11/25 千葉県千葉市)


(ムラサキシジミ♂ 2012/1/9 千葉県千葉市)


(ムラサキシジミ♀ 2011/12/4 千葉県千葉市)


(ムラサキシジミ♀ 2010/7/3 千葉県千葉市)


(山茶花で吸蜜するムラサキシジミ♂ 2009/12/1 千葉県千葉市)


(アブラムシの分泌物を吸うムラサキシジミ 2009/11/15 千葉県千葉市)

ウラナミシジミ

2016年03月04日 | 大型シジミチョウ類
温暖な無霜地帯で越冬し毎年繁殖しながら北上するという生活を繰り返す、やや大型のシジミチョウです。
表は♂は淡い紫色、♀はやや輝きのある明るいブルーをしています。
マメ科植物の蕾や花や若い実を食べて育ち、冬の寒さがやって来るまで繁殖を繰り返します。
ただ冬に氷点下に下がる地域では全て死に絶えてしまい、春にまた温暖な地域から北上を始めます。
関東あたりでは秋には花壇の花などで良く見かけます。


(ウラナミシジミ♂ 2016/1/9 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ♂ 2014/10/12 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ 2013/9/14 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ 2012/9/30 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ♂ 2011/9/25 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ裏面 2011/9/25 千葉県千葉市)


(ウラナミシジ♀ 2010/9/26 千葉県千葉市)


(ウラナミシジ♀ 2009/12/1 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ 2009/8/8 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ♂ 2008/10/7 千葉県千葉市)


(ウラナミシジミ裏面 2007/6/30 千葉県千葉市)

ムラサキツバメ

2015年11月24日 | 大型シジミチョウ類
近年の温暖化の影響で分布を広げたと言われている、紫色の大型のシジミチョウ。
最近は関東南部では公園のマテバシイの林に普通に見られる様になりました。
成虫で集団越冬するので有名な蝶ですが、暖かい日には真冬でも出てきて日光浴する姿が見られます。
♂は暗い紫色ですが、♀はゼフィルスのB型に似たクッキリとした青紫の斑紋の美しい蝶です。


(ムラサキツバメ♂ 2015/11/07 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♀ 2015/11/07 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♀ 2015/11/07 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♀ 2013/12/8 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ越冬集団 2011/11/27 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ吸蜜 2011/1/9 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ裏面 2010/12/11 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♂ 2010/11/21 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♂ 2010/11/21 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♂ 2009/9/28 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ越冬集団 2008/11/29 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ吸水 2007/11/18 千葉県千葉市)


(ムラサキツバメ♀ 2007/11/12 千葉県千葉市)

カラスシジミ

2015年09月02日 | 大型シジミチョウ類
一見ゼフィルスに似た裏面のこの蝶はカラスシジミ、翅表は一様に黒褐色で名前の由来となっています。
カラスシジミの仲間は海外に沢山の種類がいますが、日本では4種ほどが棲息しています。
いずれの種も数が少なくなかなか目に触れる機会の少ない仲間ですが、このカラスシジミは分布も比較的広く、
本州中部では山地の渓流沿いなどに7月頃に姿を見せます。
ゼフィルスに比べて背の低いブッシュなどで見かけることが多く、沢沿いのイタドリで吸蜜する姿を見かけます。


(カラスシジミ 2015/8/10 長野県松本市)


(カラスシジミ 2009/7/25 長野県上高地)


(カラスシジミ 2007/8/5 長野県上高地)


(カラスシジミ 2007/8/5 長野県上高地)


(カラスシジミ 2006/7/26 栃木県日光市)


(カラスシジミ♀ 2006/7/26 栃木県日光市)


(カラスシジミ 2006/7/26 栃木県日光市)


(カラスシジミ吸水 2006/7/26 栃木県日光市)

ゴマシジミ

2015年08月14日 | 大型シジミチョウ類
ワレモコウの仲間を食草とする大型のシジミで年1回8月に見られます。
本州中部以西では山地草原のワレモコウ、北日本では低湿地のナガボノシロワレモコウで主に発生します。
幼虫は秋にアリの巣に運ばれアリの幼虫や蛹を食べて成長する半肉食性の珍しい生態を持っています。
翅表は青い部分の広がった固体から真っ黒な個体まで変異が多く、特に♀に黒化個体が多いようです。
成虫はワレモコウの花で吸蜜する姿を良く見かけますが、ハギの花も好きな様子で時おり吸蜜する個体を見かけます。


(ゴマシジミ♂ 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)


(ゴマシジミ♂ 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)


(ゴマシジミ♂ 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)


(ゴマシジミ♀ 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)


(ゴマシジミ♀ 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)


(ワレモコウへの産卵 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)


(青い♂と黒い♀ 長野県松本市 2015/8/10 α58/SONY DT55-200)

オオルリシジミ

2015年05月26日 | 大型シジミチョウ類
大型の美しい青いシジミで♀の翅表はゴマシジミやオオゴマシジミに似ています。
私が蝶を追い始めた1970年代の頃には、まだ長野北部あたりで自然状態のオオルリシジミも見られました。
現在では本州中部の一部の保護された場所と九州の阿蘇山周辺で見られるのみとなってしまいました。
成虫は年1回5月から6月にかけて見られ、食草のクララの多い明るい草地に生息します。


(オオルリシジミ♂ 2015/5/23 長野県安曇野市)


(オオルリシジミ♂ 2015/5/23 長野県安曇野市)


(オオルリシジミ♂裏面 2015/5/23 長野県安曇野市)


(オオルリシジミ♀ 2015/5/23 長野県安曇野市)


(オオルリシジミ♀ 2015/5/23 長野県安曇野市)


(オオルリシジミ♀裏面 2015/5/23 長野県安曇野市)


(オオルリシジミ交尾 2015/5/23 長野県安曇野市)

トラフシジミ

2014年12月25日 | 大型シジミチョウ類
トラフシジミは里山から山地にまで棲む大型のシジミチョウで、やや樹上性の傾向が見られます。
春型では裏面が白と茶色のツートンカラーに染められてとても美しいのですが、夏型では白の部分が淡い褐色に変わり、やや地味なイメージになります。
基本的には春型は4月~5月、夏型は6月~7月頃にに出現しますが、条件によって夏型の個体が少なかったり春型の発生だけだったりと、やや不規則な発生をしているようです。
比較的良く花を訪れる姿を見かける蝶ですが、春型では日光浴する姿なども観察されます。


(トラフシジミ夏型 2012/7/25 長野県松本市)


(トラフシジミ夏型 2009/7/28 岐阜県奥飛騨温泉)


(トラフシジミ春型 2009/4/10 千葉県君津市)


(トラフシジミ夏型 2008/8/7 群馬県吾妻郡)


(トラフシジミ春型 2006/4/4 千葉県君津市)


(トラフシジミ春型 2006/4/4 千葉県君津市)