KAZのアルバム

「KAZのおさんぽ」で掲載した写真のアルバムです
カテゴリーと索引から検索できます
*現在の蝶の掲載種数:153種

オオミスジ

2018年07月16日 | イチモンジ・ミスジ類
日本に生息するミスジチョウの仲間では最大の種で、コミスジの倍近い大きさがあります。
ウメ、スモモ、アンズなどのバラ科栽培種を食樹とし、山沿いの民家周辺や果樹園などで見かけます。
自生種を食樹としないことから中国や朝鮮から古い時代に果樹とともに移入されたと種と考えられています。
年1回初夏から夏にかけて食樹のまわりを飛ぶ姿が観察されます。


(オオミスジ♀ 2018/7/8 茨城県北茨城市)


(オオミスジ♂ 2010/7/18 長野県松本市)


(オオミスジ♂裏面 2010/7/18 長野県松本市)


(オオミスジ♀ 2010/7/18 長野県松本市)


(オオミスジ♀ 2010/7/18 長野県松本市)



ホシミスジ

2018年06月26日 | イチモンジ・ミスジ類
中型のミスジチョウの仲間で、東日本では山地のシモツケの自生する高原などで年1回夏に見られます。
一方西日本では平地のユキヤナギやコデマリで年数回発生する地域もあるようです。
他のミスジ類に比べ小さな白点が多く、特に前翅の1本目のラインが点線状になるのが特徴です。


(ホシミスジ 2018/6/17 山梨県北杜市)


(ホシミスジ♂ 2015/7/19 群馬県榛名山)


(ホシミスジ 2014/7/21 山梨県南都留郡)


(ホシミスジ 2013/7/20 群馬県長野原町)


(ホシミスジ♂ 2010/7/10 群馬県榛名山)

 
(ホシミスジ♀ 2007/7/27 群馬県榛名山)

 
(ホシミスジ♀ 2007/7/27 群馬県榛名山)

アサマイチモンジ

2017年08月11日 | イチモンジ・ミスジ類
イチモンジチョウとそっくりな蝶ですが微妙に白斑に違いが見られます。
いちばん判りやすいのが前翅前縁中央にある一つの白斑で、イチモンジチョウにはこれがありません。
生息地は本州のみでイチモンジチョウのように北海道や四国九州には棲息しません。
本州でも点々と生息地が見られますが、関東南部などではあまり見られず局地的な分布をします。
割と開けた場所を好むようで、田んぼや池のまわりや河原などに多いようです。


(アサマイチモンジ♀ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(アサマイチモンジ♀ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(アサマイチモンジ♀ 2017/8/6 山梨県南都留郡)


(アサマイチモンジ♀ 2013/9/28 栃木県さくら市)

ミスジチョウ

2017年06月19日 | イチモンジ・ミスジ類
コミスジが林縁の草地との境界を好むのに比べ、ミスジチョウは樹林性が強く、渓流沿いの梢などで見かけます。
大きさはコミスジより一回り大きく、前翅の白いラインに切れ目が無く2本目のラインと環状に繋がります。
高い樹上にいる事の多い蝶ですが、暑い日には木漏れ日の差す森の木陰の地面で吸水する姿が観察されます。
年1回の発生で関東の低地などでは6月、山地や寒冷地では7月に姿を見せます。
幼虫はカエデ類を食樹とし、枯葉を綴った巣の中で幼虫越冬をします。


(ミスジチョウ 2017/5/28 東京都八王子市)


(ミスジチョウ 2014/6/15 千葉県千葉市)


(毛虫の死骸を吸うミスジチョウ 2014/6/15 千葉県千葉市)


(ミスジチョウ 2013/6/23 千葉県千葉市)


(ミスジチョウ 2011/6/5 千葉県千葉市)


(ミスジチョウ 2011/6/5 千葉県千葉市)


(ミスジチョウ 2009/6/13 千葉県千葉市)


(ミスジチョウ 2009/6/13 千葉県千葉市)

 
(ミスジチョウ 2006/8/5 福島県南会津郡)

 
(ミスジチョウ 2006/8/5 福島県南会津郡)

コミスジ

2015年05月14日 | イチモンジ・ミスジ類
緑の梢をスイスイ気持ち良さそうに飛ぶ、白と黒のコントラストの綺麗なタテハチョウです。
北海道から九州まで分布しますが、沖縄にはそっくりの別種リュウキュウミスジが分布します。
ミスジチョウ類は皆良く似ていて区別が難しいですが、平地ではこのコミスジが最も身近な蝶です。
関東あたりでは年3回程発生し、マメ科植物を食草とします。


(コミスジ 2015/5/2 千葉県千葉市)


(コミスジ吸水 2014/5/17 東京都八王子市)


(コミスジ 2014/5/11 千葉県千葉市)


(コミスジ 2011/5/6 千葉県千葉市)


(コミスジ 2011/5/4 千葉県千葉市)


(コミスジ 2010/5/8 千葉県千葉市)

 
(コミスジ 2007/9/10 千葉県千葉市)

 
(コミスジ♂ 2007/5/12 千葉県千葉市)

 
(コミスジ♂ 2007/5/12 千葉県千葉市)

フタスジチョウ

2015年01月17日 | イチモンジ・ミスジ類
ミスジチョウの仲間はその名のとおり3本のラインがありますが、このフタスジチョウは後翅のラインが1本足りません。
本州中部では概ね1000mから2000m程度の高原に棲息しますが、北海道では低地でも見られます。
白帯の幅は北に行くにつれ広くなる傾向があり、北海道産では本州の倍近い幅に達します。
幼虫はシモツケ類を食草とし、成虫も食草の見られる付近で多く見られます。


(フタスジチョウ♂ 2014/7/12 長野県南佐久郡)


(獣の落し物を吸うフタスジチョウ♂ 左端はイチモンジチョウ 2014/7/12 長野県南佐久郡)


(フタスジチョウ♂ 2012/7/16 長野県東御市)


(フタスジチョウ♂ 2011/7/17 長野県東御市)


(フタスジチョウ 2009/7/15 長野県南佐久郡)


(フタスジチョウ♂ 2008/7/20 長野県東御市)


(フタスジチョウ♂ 2008/7/15 長野県東御市)


(フタスジチョウ♂ 2008/7/15 長野県東御市)


(フタスジチョウ♂ 2007/7/13 栃木県日光市)


(獣糞での吸汁 2006/7/26 栃木県日光市)

オオイチモンジ

2015年01月15日 | イチモンジ・ミスジ類
深山に棲む大型の美しいタテハチョウで、北海道と本州の中部山岳地帯に生息します。
本州では奥日光や尾瀬周辺、八ヶ岳などに棲息していましたが、現在は上高地以外で見るのは難しいようです。
上高地では梓川流域に沿って見られ、崖で吸水する姿や獣糞や動物の死骸などに集まる姿が観察されます。


(オオイチモンジ♂ 2010/7/18 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂ 2010/7/18 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂ 2010/7/18 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂ 2006/7/14 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂ 2006/7/14 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂ 2006/7/14 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂ 2006/7/14 長野県上高地)


(トカゲの死骸にやって来たオオイチモンジ♂ 2006/7/14 長野県上高地)


(オオイチモンジ♂裏面 2006/7/14 長野県上高地)


(獣糞で吸汁するオオイチモンジ♂ 2006/7/14 長野県上高地)

イチモンジチョウ

2014年07月24日 | イチモンジ・ミスジ類
新緑の季節になると、緑の梢をスイスイと気持ち良さそうに飛ぶ白黒の蝶を見かけます。
タテハチョウの仲間のイチモンジチョウやミスジチョウたちです。
この仲間の多くは黒地に白いラインのシンプルなデザインですが、思いのほか緑に映えて爽やかな印象を受けます。
中でもこのイチモンジチョウは均整のとれた美しい翅形で、身近ながらもとても魅力的な蝶です。


(イチモンジチョウ 2014/5/31 千葉県千葉市)


(イチモンジチョウ 2013/5/26 千葉県千葉市)


(イチモンジチョウ 2012/5/20 千葉県千葉市)


(イチモンジチョウ 2012/5/20 千葉県千葉市)


(イチモンジチョウ 2012/5/20 千葉県千葉市)


(イチモンジチョウ 2009/7/15 長野県)

 
(イチモンジチョウ 2007/5/24 千葉県千葉市)

 
(イチモンジチョウ 2007/5/27 千葉県千葉市)

 
(イチモンジチョウ 2006/6/4 千葉県君津市)