かやのなか

あれやこれやと考える

31日

2017-03-31 21:58:42 | 日々のこと
今年度の仕事が終わった。
14時過ぎくらいに目処がついていて、そのとき既に少し虚脱状態だったのだが、まだ業務時間が残っていたのでもう少し片付け、、などと気力を絞ってやっていたが、定時ごろに限界がきてもう充分やっただろうと悟り、切り上げて定時に帰った。連れを誘おうとしたが嫌われてしまった。
14時すぎの時点ではまだ少し達成感とか開放感も感じられていたのが、帰り際はただ疲労と虚脱感が身体を覆っていた。思ったことを洗いざらい素直に言葉にしてゆきたい気持ちと、もう何もいうまいという極端な気持ちが行ったり来たり。
どっちつかずの気分は河原町に着いた後も続いた。何か目新しくて美味しいものでも食べて帰るか、いや、さっさと帰ってしまってそこそこ美味いとわかっている近所の中華料理屋に駆け込むか、とふらふら市内をうろついたが結局良い店も見つからない。気になっていたおでん屋はカップルと団体で一杯、かつおでん屋にあるまじき内装のオサレさで、食べログの「ひとりでも気軽に入れます!」の看板は偽りであった。
諦めて引き返し、近所の中華料理屋に落ち着いたが、店の中は盛況で、みんな年度末の打ち上げだろうか、スーツ姿のサラリーマンの団体が多かった。
中華料理屋では、日々の癒しのヘロドトスを読み進めた。一巻のキュロス王統治時代のペルシャの話が終わり、二巻はエジプトが舞台だ。冒頭からえんえん、ナイル川とその周辺のデルタ地帯の地理的説明が続く。ナイル川の起点を誰もみたことがないという。リビアよりも西側がどうなっているか、誰もわからないという。現実逃避かもしれないが、もし自分がその時代に生まれていたらどう生きただろうか、と妄想してみる。エジプト人は男が家で働き女が外に売りに出る。何が常識で何が非常識か。
そんなことを考えていると、なんとなく元気になってきた。
仕事中ときどきパフェの残像が脳裏に過ぎった。
よく寝て、明日はパフェでも食べて、ジョギングしよう。