■ 【 仮想化 】 と 【 WINDWS エクスペリエンス インデックス 】

　とりあえず、【　Virtual Box　】　を使って仮想化をしているのです

が、基本的にテスト環境が　【　Intel VT　】　や　【　AMD V　】　に

対応していないので実際のパフォーマンスよりも低い数値になる気がする

のですが、今回は、どれだけスコアが違うのか確認してみる事にしました。

　今回のテスト環境は、


【　環　　境　】
　

CPU	Pentium 4 3.0EGHz　(HTT)
メモリー	1024MBx4　Dualch　(3GB認識)
HDD	ATA133 40GB 7200rpm
VGA	Geforce FX5200 128MB DDR

　


と言う構成で、


■　WINDOWS エクスペリエンス　インデックス（　Pentium 4 3.0EGHz　）




と言うスコアをマークしています。

　とりあえず、シングルコア設定になる事もあり、パフォーマンスも落ち

ることが想定されていたので、ターゲットとして　Cleron D330　のスコア

を用意し対比する事にしました。環境は、


【　環　　境　】
　

CPU	Cleleron D 330　(2.66GHz)
メモリー	512MBx1 + 256MBx2
HDD	ATA133 40GB 7200rpm
VGA	Geforce FX5200 128MB DDR

　
　

で、スコアは、


■　WINDOWS エクスペリエンス　インデックス　（　Celeron D 330　)




となっています。

　ご存知の通り、WINDOWS 7のWINDOWS エクスペリエンス　インデックスは

128MB以下のVRAMだったりドライバーがないと　【　1.0　】　になるんです

が、謎グラフィックでボードである可能性があるのでグラフィックの値は、

もっと強烈なモノになってからでないとスコアは出ないだろうなと言う感じ

でやっています。

　つまり、そうした点でも、64MBしかないVRAMの環境であるこのマシンに

近くなるのかなと言う印象を持っていた訳です。

　元のマシンは、普通にWINDOWS 7をインストールしたもので、今回の環境

は、【　Ubuntu Studio　】　に　【　　Virtual Box　】　をインストール

し、仮想マシンを構築。

　その上で　【　WINDOWS 7 RC版　】　を動かしたモノとなっています。

　利用したストレージだけ違い、40GBのパラレルATA接続でマシンスペック

やその他設定は変更していません。

　基本的に、OSの上で動くOSですし、VTも何もないのですから、


　【　パフォーマンスが落ちて当たり前　】　


な上に、Linux版だと


　【　メモリーは、システムの50%以上使っては無理ですよ　】


と言う括りがあるようで、結果的に2GBのメモリーも使わせて貰っていない

状況だったりします。

　つまり、メモリー部分もあからさまに


　【　WINDOWS VISTA環境で発売しているPCよりも下回るスペック　】


となってしまっているわけです。

　流石に、これだと4GBよりも悪くなるんじゃないのかと思い測ってみた

んですが、思惑と違う結果が出ていました。

【　環　　境　】
　

CPU	Pentium 4 3.0EGHz　(HTT)
メモリー	1024MBx4　Dualch　(3GB認識)
HDD	ATA133 40GB 7200rpm
VGA	Geforce FX5200 128MB DDR

　


■　WINDOWS エクスペリエンス　インデックス（　仮想化　）




なんと、メモリーとHDDのスコアが格段に向上しています。

　今回のバーチャルマシンは、40GBのHDDに20GBの仮想化したHDDを構築

し、その上に　【　WINDOWS 7 RC版　】　をインストールしてのテスト

なんですが、追いつけないようなスコアが出ているのが驚きです。

　ちなみに、コノのスコアですが、


　【　まだ、ソフトウェアRAIDとか全く使っていない状態　】


で、インストーラーの手順に沿ってインストールしたUbuntu Studioで

の動作でこんな恐ろしいスコアになってます。

　と言うか、コレだけを信用すると、


　【　仮想化したストレージでNAS作ると速くなるのでは？　】


と思ったりするのですが、HDDベンチなどのベンチマークテストなどを走

らせて実際のパフォーマンスはどうなのか確認してみる必要があるなと

思いました。

　ただ、予想以上の結果に少し驚いています。