■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ ハンガリーGP3日目 【 F1 】

2017年07月30日 | ☆ F1

F1ハンガリーGPは3日目を迎えました。東欧のレー

スとして初のレースになったのがハンガリーGPですが、

その舞台は、首都ブタペストの郊外にあるハンガロリ

ンクになります。

 

全長が、4.381kmとなっており、14のコ

ーナーで構成されたこのコースとなっています。決勝

では70周するので306.63kmで争う事になります。

 

 このサーキットは低速コースであり、オーバーテイク

が難しいレイアウトとなっているため、マシンの性能差

が縮まる上、抜くに抜けない車の後方に数台が連なる事

も多く、過去幾多の名勝負が繰り広げられています。

 

 ブレーキとギアボックスに厳しく、コース内のレ

イアウトも最長のストレートが800m程で、回生を

行うための場所も少ないため、マシンの性能差が出

にくいサーキットになっています。盆地のなので晴

れが多く、暑くなりやすいはずですが、昨年の予選

Q1は荒れに荒れ倒し、SCが4度も入って11台のマ

シンが107%を切り決勝はどうなるんだろうか?と

言う状態でしたから、

 

【 盆地なので雨は降らない 】

 

というのも本当だろうか?と疑いたくなりますが、

雨が降ると信じがたい事が起きています。あと、

気温が低いレースもあるので、天候次第で結構変

わってくるのもこのコースの特徴と言えます。近

年のレースでは、特に雨の影響があったレースが

複数あるので、雨が降らないと言う印象は少ない

ですが、昨年の決勝はドライで行われています。

 あと、ここはホンダにとっても思い出のある

コースで、ジェンソン・バトン選手がBARホンダ

の時代に初優勝を果たしたのもここですが、あの

レースも雨で荒れ続々とマシンが消えていく壮絶

なレース展開となりました。

 モナコ同様に抜きにくいコースレイアウトのた

め予選のグリッドと決勝の戦略が非常に大きいウ

ェイトを占めます。しかし、これまでのハンガロ

リンクのポールシッターが必ず勝っているわけで

もなく、勝率は5割を切っているため、マシンの速

さも当然の事ながら、チームの戦略や采配。ピッ

ト作業なども明暗を分ける事が多いようです。

 

 コースレイアウトは、コントロールラインを通過

すると、急激に下りながら鋭角なヘアピンとなった

1コーナーへ向かいます。搬入通路のアンダーパス

を下り、緩い左ヘアピンを通過。

 

 すぐに右90度ターンを迎えて高低差の激しいアッ

プヒルストレートへ。スピードを生かしたまま、ハ

ンガロリンクでも屈指の難コーナーであるブライン

ドとなった超高速の6コーナーを通過し、スピード

を殺さずに右に大きく回り込む7コーナーへ。

 

 ここからは上り坂が続き、右→左のシケインを通

過します。W字になった連続中速コーナーを抜ける

と2003年に改修されたダウンヒルストレートから右

90度コーナーを通過。左→右と続く連続180度ター

ンをまわって1周となります。

 

 低速コースと言われていますが、低速コーナーばか

りという事ではなく、アップヒルストレートからの左

の高速6コーナーやアクセル全開で抜けるW字コーナ

ーの出口である13コーナー、その直後の右に切れ込む

14コーナーなど高速コーナーも3箇所存在しています。

 

 1つのコーナーでミスをすると3つ4つ先のコーナー

までも確実にタイムを失います。

 

 今回のグランプリはバルテリ・ボッタス選手とキ

ミ・ライコネン選手は母国GPになります。

 

 このコースのポールタイムは、2010年にセバスチャ

ン・ベッテル選手が記録した1'18.773で、ラップレコ

ードは、2004年にミハエル・シューマッハ氏の記録し

1’19.071となっています。


ちなみに、現役ドライバーで優勝ですが、


 ■ 2003年 フェルナンド・アロンソ選手

 ■ 2005年 キミ・ライコネン選手

 ■ 2007年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2009年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2012年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2013年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2014年 ダニエル・リカルド選手

 ■ 2015年 セバスチャン・ベッテル選手

 ■ 2016年 ルイス・ハミルトン選手


となっており、ルイス・ハミルトン選手が最多となってい

ます。

 

今回ピレリが持ち込んだタイヤは


  ■ ミディアム(白)

  ■ ソフト(黄)

  ■ スーパーソフト(赤)

 

の三種類となっており、今回のグランプリのタイヤチ

ョイスですが、各チームともソフトは1セットのみで

残りの二セットを同じような数量選択しています。

 

 前回のイギリスGPでフェルナンド・アロンソ選手

(マクラーレン・ホンダ)はパーツの交換を行い全て

のペナルティーを消化してこのハンガリーに来るよう

にしていましたから、マクラーレン・ホンダは、ハン

ガリーのレースにかける意気込みがうかがえます。

 

 また、今回のハンガリーGPからザウバーが新しい

空力パッケージを導入したニュースと、ザウバーの時

期シーズンのエンジンとしてホンダではなくフェラー

リを選んだと言う事っが報じられています。

 

 また、ホンダですが、トロ・ロッソとのエンジン契

約交渉を示唆しているという話が出ており、今後の行

方が気になるところです。

 

 初日のセッションでは、午前午後共にダニエル・リ

カルド選手(レッドブル)がトップタイムをマークしてい

ます。2日目になり、予選前に行われた、FP3では、

ポイントリーダーのセバスチャン・ベッテル選手(

フェラーリ)が1'17.017でトップタイムをマークして

おり、2番手タイムには母国GPとなるキミ・ライコネ

ン選手(フェラーリ)が着け、1-2タイムとなりました。

 

 迎えた予選ですが、昨年は大前で大荒れとなりま

したが、今回の予選は天候に恵まれ、26.1℃の気

温のなか行われました。

 

 予選では、初日から速さを見せていたマクラーレ

ン・ホンダが2台揃ってQ3進出を果たしており、グ

リッドが気になる展開となりましたが、Q3では、セ

バスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が今季2回

目、通算47回目のポールポジションを獲得して

います。2番手には、母国GPのキミライコネン選

手(フェラーリ)が着け、フェラーリがフロント・ロウ

独占となりました。

 

 3番手には母国GPのバルテリ・ボッタス選手(

メルセデスAMG)が、4番手にはハンガリーでは

最多優勝のルイス・ハミルトン選手(メルセデスA

MG)が着けています。

 

 5番手には、マックス・フェルスタッペン選手(

レッドブル)、6番手にはダニエル・リカルド選手

(レッドブル)が着け、この6台が1'16秒台のタ

イムをマークしています。

 

 7番手には、ル・マン優勝経験者のニコ・ヒュ

ルケンベルグ選手(ルノー)、8番手には、フェ

ルナンド・アロンソ選手(マクラーレン・ホンダ)、

9番手にはストフェル・バンドーン選手(マクラ

ーレン・ホンダ)が着け、上位グリッドからレー

スを戦う事になります。そして、10番グリッドに

は、カルロス・サインツ選手(トロ・ロッソ)が着

けています。

 
 

ハンガリーGPのスケジュールですが、


【 7月30日(日) 】

  ■ 決勝(70周)

    21:00~(14:00~)

 

となっています。今年も中継は有償放送のみとなって

おり、CSのフジテレビNEXTのみで、


【 7月30日(日) 】

  ■ 決勝(70周)

    20:30~23:50

 

となっています。

 



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