■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ ハンガリーGP 2日目 【 F1 】

2017年07月29日 | ☆ F1

 

 F1ハンガリーGPは2日目を迎えました。東欧のレー

スとして初のレースになったのがハンガリーGPですが、

その舞台は、首都ブタペストの郊外にあるハンガロリ

ンクになります。

 

全長が、4.381kmとなっており、14のコ

ーナーで構成されたこのコースとなっています。決勝

では70周するので306.63kmで争う事になります。

 

 このサーキットは低速コースであり、オーバーテイク

が難しいレイアウトとなっているため、マシンの性能差

が縮まる上、抜くに抜けない車の後方に数台が連なる事

も多く、過去幾多の名勝負が繰り広げられています。

 

 ブレーキとギアボックスに厳しく、コース内のレ

イアウトも最長のストレートが800m程で、回生を

行うための場所も少ないため、マシンの性能差が出

にくいサーキットになっています。盆地のなので晴

れが多く、暑くなりやすいはずですが、昨年の予選

Q1は荒れに荒れ倒し、SCが4度も入って11台のマ

シンが107%を切り決勝はどうなるんだろうか?と

言う状態でしたから、

 

【 盆地なので雨は降らない 】

 

というのも本当だろうか?と疑いたくなりますが、

雨が降ると信じがたい事が起きています。あと、

気温が低いレースもあるので、天候次第で結構変

わってくるのもこのコースの特徴と言えます。近

年のレースでは、特に雨の影響があったレースが

複数あるので、雨が降らないと言う印象は少ない

ですが、昨年の決勝はドライで行われています。

 あと、ここはホンダにとっても思い出のある

コースで、ジェンソン・バトン選手がBARホンダ

の時代に初優勝を果たしたのもここですが、あの

レースも雨で荒れ続々とマシンが消えていく壮絶

なレース展開となりました。

 モナコ同様に抜きにくいコースレイアウトのた

め予選のグリッドと決勝の戦略が非常に大きいウ

ェイトを占めます。しかし、これまでのハンガロ

リンクのポールシッターが必ず勝っているわけで

もなく、勝率は5割を切っているため、マシンの速

さも当然の事ながら、チームの戦略や采配。ピッ

ト作業なども明暗を分ける事が多いようです。

 

 コースレイアウトは、コントロールラインを通過

すると、急激に下りながら鋭角なヘアピンとなった

1コーナーへ向かいます。搬入通路のアンダーパス

を下り、緩い左ヘアピンを通過。

 

 すぐに右90度ターンを迎えて高低差の激しいアッ

プヒルストレートへ。スピードを生かしたまま、ハ

ンガロリンクでも屈指の難コーナーであるブライン

ドとなった超高速の6コーナーを通過し、スピード

を殺さずに右に大きく回り込む7コーナーへ。

 

 ここからは上り坂が続き、右→左のシケインを通

過します。W字になった連続中速コーナーを抜ける

と2003年に改修されたダウンヒルストレートから右

90度コーナーを通過。左→右と続く連続180度ター

ンをまわって1周となります。

 

 低速コースと言われていますが、低速コーナーばか

りという事ではなく、アップヒルストレートからの左

の高速6コーナーやアクセル全開で抜けるW字コーナ

ーの出口である13コーナー、その直後の右に切れ込む

14コーナーなど高速コーナーも3箇所存在しています。

 

 1つのコーナーでミスをすると3つ4つ先のコーナー

までも確実にタイムを失います。

 

 今回のグランプリはバルテリ・ボッタス選手とキ

ミ・ライコネン選手は母国GPになります。

 

 このコースのポールタイムは、2010年にセバスチャ

ン・ベッテル選手が記録した1'18.773で、ラップレコ

ードは、2004年にミハエル・シューマッハ氏の記録し

1’19.071となっています。


ちなみに、現役ドライバーで優勝ですが、


 ■ 2003年 フェルナンド・アロンソ選手

 ■ 2005年 キミ・ライコネン選手

 ■ 2007年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2009年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2012年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2013年 ルイス・ハミルトン選手

 ■ 2014年 ダニエル・リカルド選手

 ■ 2015年 セバスチャン・ベッテル選手

 ■ 2016年 ルイス・ハミルトン選手


となっており、ルイス・ハミルトン選手が最多となってい

ます。

 

今回ピレリが持ち込んだタイヤは


  ■ ミディアム(白)

  ■ ソフト(黄)

  ■ スーパーソフト(赤)

 

の三種類となっており、今回のグランプリのタイヤチ

ョイスですが、各チームともソフトは1セットのみで

残りの二セットを同じような数量選択しています。

 

 前回のイギリスGPでフェルナンド・アロンソ選手

(マクラーレン・ホンダ)はパーツの交換を行い全て

のペナルティーを消化してこのハンガリーに来るよう

にしていましたから、マクラーレン・ホンダは、ハン

ガリーのレースにかける意気込みがうかがえます。

 

 また、今回のハンガリーGPからザウバーが新しい

空力パッケージを導入したニュースと、ザウバーの時

期シーズンのエンジンとしてホンダではなくフェラー

リを選んだと言う事っが報じられています。

 

 また、ホンダですが、トロ・ロッソとのエンジン契

約交渉を示唆しているという話が出ており、今後の行

方が気になるところです。

 

 ハンガリーGPの初日にのセッションですが、午前

 ■ 気  温 : 21.2℃

 ■ 路面温度 : 25.9℃

 

と比較的涼しい中、路面温度も低い状態でセッション

が行われました。

 

 

 FP1が始まると、多くの馬身がコースオフやスピ

ンをするシーンが見られました。そんな中、ケビン

・マグヌッセン選手(ハース)に代わってステアリ

ングを握ったアントニオ・ジョビナッツィ選手が

ターン11でコントロールを失いタイヤバリアに突っ

込みます。これによりセッションは赤旗中断となり

ます。

 

 各マシンがタイムを刻む中セッション終盤に、

ジョリオン・パーマー選手(ルノー)が宴席でフ

ロンウイングを破損し赤旗中断のままセッションは

終了しました。

 

 このセッションでは、イギリスGPでオーバーテ

イクショーを展開し順位を上げたダニエル・リカル

ド選手(レッドブル)が1'18.4488でトップタイム

をマークしています。2番手には母国GPのキミ・ラ

イコネン選手が0.234秒差でつけており、3番手に

は、ミハエル・シューマッハ氏の最多ポール記録に

あと一つとなったハンガリーでの最多優勝を果たし

ているルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)

が着けています。

 

 4番手には、前回のイギリスGpでは2ストップ勢

では最上位フィニッシュだったマックス・フェルス

タッペン選手(レッドブル)、5番手には、前回の

レーズで2位フィニッシュだった母国GPのバルテ

リ・ボッタス選手(メルセデスAMG)となっていま

す。6番手には、前戦のタイヤのバーストが悔やまれ

るもポイントリーダーでハンガリーGPを迎えるセバ

スチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が着け、最

初のセッションはトップ3チームが上位を占める結果

となりました。

 

 ハンガリーに焦点を合わせていたマクラーレン・ホ

ンダですが、FP1は好発進となり、フェルナンド・ア

ロンソ選手(マクラーレン・ホンダ)が7番手、スト

フェル・バンドーン選手(マクラーレン・ホンダ)が

8番手タイムとなっており、TOP3のチームの次に続く

タイムをマークしています。

 

 その後ろにはルノー勢が着けており、ル・マン優勝

経験のあるニコ・ヒュルケンベルグ選手(ルノー)が

9番手、セッション終盤いマシンが壊れるアクシデン

トがあったジョリオン・パーマー選手(ルノー)が10

番手タイムとなっています。

 

 午後を迎え、FP2が開始されると、気温も上がり、

 

 ■ 気  温 : 28度

 ■ 路面温度 : 32度

 

のドライコンディションの中セッションは行われてい

ます。

 

 このセッションでは、午前中のアンドニオ・ジョビ

ナッツィ選手(ルノー)のクラッシュによるマシンの

修理で、ケビン・マグヌッセン選手(ルノー)は走行

できずセッションが始まります。

 

 セッションが進む中、残り40分を迎えた時に、パ

スカス・ウェイン選手(ザウバー)がクラッシュを

喫します。そして、終盤の残り17分にジョリオン・

パーマー選手(ルノー)が最終コーナーでクラッシュ

を喫し赤旗中断となっています。

 

 このセッションでも、午前に引き続き、ダニエル・

リカルド選手(レッドブル)が1'18.455でトップタ

イムをマークしており、初日を共に最速タイムで締

めくくっています。2番手には、ポイントリーダーの

セバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が0.183

秒差のタイムで着けています。3番手タイムは母国GP

のバルテリ・ボッタス選手(メルセデスAMG)が着け

ており、4番手にも同じく母国GPのキミ・ライコネン

選手(フェラーリ)が着けています。

 

 5番手には、ルイス・ハミルトン選手(メルセデス

AMG)、6番手にはマックス・フェルスタッペン選手

(レッドブル)と続き、メルセデス、フェラーリ、レ

ッドブルの三チームが0.5秒以内のタイムに並ぶ展開

になります。

 

 7番手に、ニコ・ヒュルケンベルグ選手(ルノー)、

8番手に、フェルナンド・アロンソ選手(マクラーレ

ン・ホンダ)、9番手にカルロス・サインツ選手(ト

ロ・ロッソ)が着け、10番手にストフェル・バンド

ーン選手(マクラーレン・ホンダ)が着けています。

 

 FP2もマクラーレン・ホンダはTOP10内のタイム

をマークしており上位3チームと他のチームではタ

イム差があるものの好スタートを切っています。

  

ハンガリーGPのスケジュールですが、


【 7月29日(土) 】


  ■ フリー走行 3

    18:00~19:00(11:00~12:00)

  ■ 公式予選

    21:00~22:00(14:00~15:00)

 

【 7月30日(日) 】

  ■ 決勝(70周)

    21:00~(14:00~)

 

となっています。今年も中継は有償放送のみとなって

おり、CSのフジテレビNEXTのみで、

 

【 7月29日(土) 】


  ■ フリー走行 3

    17:55~19:10

  ■ 公式予選 

    20:50~23:00

 

【 7月30日(日) 】

  ■ 決勝(70周)

    20:30~23:50

 

となっています。初日の今日はFP1とFP2が行われます。

 

 



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