■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 第18戦 メキシコGP今日から開催 【 F1 】

2017年10月27日 | ☆ F1

 先週のアメリカGPの興奮冷め止まぬ中、F1はメキ
シコへとやってきました。


前戦ではルイス・ハミルトン選手(メルセデスA
MG)がポール・トゥ・フィニッシュを飾ってお
り、ランキング2位のセバスチャン・ベッテル選
手(フェラーリ)との差が開き、メルセデスは
アメリカGPでコンストラクターズタイトル4連覇
となったわけですが、マックス・フェルスタッペ
ン選手(レッドブル)の四輪脱輪でのペナルテ
ィーでポジションダウンとなりポディウム獲得
とならなかったものの、フェラーリが2-3フィニ
ッシュと言う形で幕を賭して時ます。

 

隔週開催のF1ですが、今回はダブルヘッダーで、
今日からメキシコGPが開催となります。

 

2017 Mexico Grand Prix | Fast Facts

 

 メキシコGPは、1962年から開催されたグラン
プリですが、二度程開催されていない期間があ
ります。一度目は1971年~1985年で、その後、
1986年から開催となる物の1993年からは開催
されなくなり、2015年からシーズンカレンダー
に復活しています。

 今回は、セルジオ・ペレス選手にとっては
母国凱旋のグランプリとなります。

 

 

 この場所は、1965年にRA272改でホンダが初
優勝を果たした場所でもありますが、中村良夫
さんが監督に復帰され、臨んだレースでは、監
督自身が航空機の設計・開発の経験者であった
ためガソリン混合比など低気圧環境下でのエン
ジンセッティングを行い優勝に導いたと言われ
ています。ポイントすら取れない状態だったチ
ームが初優勝を果たし、グッドイヤーにとって
もF1初優勝。そして、ドライバーだったリッチ
・ギンガー選手もこのレースで初優勝を果たし
ています。そして、マシンのセッティングはす
さまじく、リッチ・ギンガー選手がレース後に
【 マシンをセーブして走った 】とコメント
したと言う記述が残っています。

 そして、再開が決まって回収工事が行われ、
2015年からレースが復活したので、近年では
2度しか開催されておらず、メルセデス一強
時代でしたから、メルセデスが2勝を上げて
おり、初開催はニコ・ロズベルグ選手が、そ
して、昨年のレースでは、ルイス・ハミルト
ン選手(メルセデスAMG)がポール・トゥー・
フィニッシュを飾っています。その為、現役
ドライバーではルイス・ハミルトン選手が唯
一の優勝を果たしています。

■ サーキット

 今回舞台は、

 
 エルマノス・ロドリゲス・サーキット

  ・ 全  長 : 4.304 km
  ・ コース幅 : 4m
  ・ コーナー : 16

 でメキシコシティの中心地から車で20分程度の距
 離にあり、メキシコシティ国際空港近くの市立公
 園内にあります。

 この一帯にはスポーツ施設が集まっており、サー
 キットの最終コーナー内側にはフォロ・ソルとい
 う野球場がありましたが、2015年の改修では野球
 場のスタンドを観客席として再利用し、グラウン
 ドがあったところにインフィールドセクションを
 設けています。

 最終コーナーの向こう側にはフェリックス・キャ
 ンデラ氏が設計し、1968年メキシコシティオリン
 ピックの室内競技場となったパラシオ・デ・ロス
 ・デポルテス(スポーツパレス)の屋根が見えま
 す。

 このサーキットは標高約2300mの高地に位置する為、
 海抜0m地点と比較して22%も空気が薄くなっていま
 す。
 
 その為、エンジン性能および空力性能が大きく低下
 します。自然吸気エンジンの場合15%低下するので、
 通常の場所とは全く環境が異なります。また、空気
 抵抗の影響はブレーキにも関係してくるので、ブレ
 ーキダクトの面積を2,3割は大きくする必要が出て
 くる計算になります。1周走行するのにおよそ80秒、
 そのうちブレーキを使用する時間は約22秒、1周あ
 たり27%程はブレーキを踏んでいることになります
 から、当然、ブレーキトラブルが多くなります。

 空気抵抗が少ないと言う事は、ストレートスピード
 は伸びやすいため、サーキットに二つ存在するスト
 レートでは最高速度が伸びます。2015年にはホーム
 ストレートで366km/hを記録しており、速度が出や
 すくブレーキが利きにくいという環境でのセッティ
 ングを行う事になります。

 こうした環境下だとエンジン内で混合気を燃焼さ
 せるような内燃機関を用いた物だと速度が著しく
 落ちるので、前回区間が多い割にはストレートス
 ピードが伸びなくなるのですが、近年のパワーユ
 ニットではそうした影響がないため、モンツァの
 ような高速サーキットになっています。しかし、
 ターボチャージャーを利用している場合、高回転で
 吸気をしているため、空気が薄いとターボチャー
 ジャーの信頼性が高くなければ厳しく、負荷が増
 える為、信頼性と効率性の双方が求められること
 になります。

 サーキットの路面は荒れており、ほこりも多く、
 マシンがこすれて火花が出るような状況もあり、
 速度が出て止まりにくく空気も薄いという条件
 で最適なセッティングを見つける事になります。

  セクター1 : 高速セクション
  セクター2 : 中・高速コーナー
  セクター3 : 低速コーナー

 とすべての要素が存在しますが、それがセク
 ターごとに奇麗に配置されたレイアウトにな
 っています。


2015年のピレリのタイヤシミュレーションの動画
でサーキットのレイアウトは確認できますが、

 

エルマノス・ロドリゲス ピレリのタイヤシミュレーション

 

のようなレイアウトになっています。

 

■ タイヤ

  今回ピレリは、アメリカGP同様に

  ■ ソフト(黄)
  ■ スーパーソフト(赤)
  ■ ウルトラソフト(紫)
 

  を導入しており、各ドライバーごとに


  
  のような違いがあります。

 


今回のGPでは前回、PUが壊れたフェルナンド・アロンソ
選手(マクラーレン・ホンダ)のマシンにアップデート
版の新型PUが実装されるため、最後尾スタートとなって
おり、トロ・ロッソは、今回のGPでは、

 ■ ブレンドン・ハートレー選手
 ■ ピエール・ガスリー選手

を起用すると発表しています。

 また、チケットは別売となりますが、予選後には、
ポール・マッカートニーさんのライブもあるようです。

 

 


【 10月27日(金) 】

  ■ フリー走行1回目
    24:00~25:30(現地時間 10:00~11:30)
 
  ■ フリー走行2回目
    28:00~29:30(現地時間 14:00~15:30)


【 10月28日(土)】

  ■ フリー走行3回目
    24:00~25:00(現地時間 10:00~11:00)

  ■ 公 式 予 選
    27:00~28:00(現地時間 13:00~14:00)


【 10月29日(日)】

  ■ 決     勝
    28:00~ (現地時間 14:00~)


となっています。F1は日本GPはBSで放送がありまし
たが、基本は有償放送のみなので、今回もそうなっ
ており、CSのフジテレビNEXTとオンデマンドのDAZN
のみで中継が行われることになっており、


【 10月27日(金) 】

  ■ フリー走行1回目 23:55~25:40
 
  ■ フリー走行2回目 27:55~29:40


【 10月28日(土)】

  ■ フリー走行3回目 23:55~25:10

  ■ 公 式 予 選 26:50~29:00


【 10月29日(日)】

  ■ 決     勝 27:30~30:00


のスケジュールで放送が行われます。



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