goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

試験・身分制度 4/4  

2021-03-03 20:58:17 | 文化

 

>「最近の医学生は学力が低い」と感じる教授もでてくるはずです。>ただ、その責任は大学生にはありません。>むしろ彼らは被害者です。>折角、優秀な頭脳をもって医学部に入ってきているのに、その才能を伸ばしてもらっていないのです。 

 

今の制度では、医学進学課程で医学生は2年間教養をつける程度です。専門課程が半ば保証されていますから教養の勉強にも身が入らない。これが医学生の教養軽視の風潮につながっているようですね。専門の先生は偉い教養の先生は大したことは無いと一人で信じているようです。         

 

>いま、考えるべきは、医学部教育の中味です。 >詰め込み一辺倒ではダメです。 

 

医学部の教授内容ではないのですね。   

 

>座学をやめて、実習で締め上げるのも同様です。  

 

医療は技術 (実学) ですから実習 (実物教育) は必要ですね。   

 

>しっかりした思考力、教養をもち、自分で考えることができる人材を育成しなければなりません。

 

そうですね。医育機関の学生を学士入学に限る必要がありますね。つまり、医育機関を大学院に格上げすることが解決法になりますね。これなら教養のある学生を入学させることができます。     

 

>そのためには、学生自身の試行錯誤が必要です。>そして、彼らを指導する教員のレベルをあげなければなりません。 

 

教養学部の先生方が医学進学希望者の教養指導に責任を持っていただくと専門課程の教育も順調にるでしょうね。   

 

>医学部に必要なのは入試の改革ではありません。>教育的提供体制の改革です。

 

偏差値教育は、序列教育の言い換えに過ぎないですね。教育界が偏差値に囚われている限り、個性を伸ばす教育にはなないでしょうね。

必要なものは、学生の個人的な興味ですね。意思の無い日本人は、個人の興味の違いにも関心がない。だから、面接試験がおざなりになり貴重な才能を見逃しています。医育機関を大学院にして学卒を入学させると良いですね。   

 

>ただ、それは一朝一夕にはできないでしょう。 

 

そうですね。国を挙げての学制改革が必要ですね。   

 

>医学進学を希望する若者は、教授の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭で考えねばなりません。

 

そうですね。それは何処の大学生にも言えることですね。しかし、本格的な論文の書き方を習得する必要はどの学生にもありますね。

フランク・ギブニー氏 (Frank Gibney) は、自著 <人は城、人は石垣> (Japan The Fragile Superpower) の中で、日本語と英語の違いについて、次のように述べています。

日本語は英語のように、キチンとしたアリストテレス的文法に閉じ込められていない。言語として、日本語は「いま、ここ」に根ざしている。判断より気分に興味を持つ。意味より感受性に関心がある。英語を使うのは絶えず論理的な価値判断を行なう言語を使っていることであり、英語が価値判断を行なわせる。一方、日本語は論理的、法的ないし哲学的判断を敬遠する。たとえば、日本語には to be にあたる適当な動詞がない。“being とか reality のような概念は明治時代、漢字から人工的につくらねばならなかった。(引用終り) 

司馬遼太郎は、<十六の話>に納められた「なによりも国語」の中で、片言隻句でない文章の重要性を強調しています。

「国語力を養う基本は、いかなる場合でも、『文章にして語れ』ということである。水、といえば水をもってきてもらえるような言語環境 (つまり単語のやりとりだけで意思が通じ合う環境) では、国語力は育たない。、、、、、、ながいセンテンスをきっちり言えるようにならなければ、大人になって、ひとの話もきけず、なにをいっているのかもわからず、そのために生涯のつまずきをすることも多い。」

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国内外の社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層大きな貢献が可能になるでしょう。   

 

>以上   

 

 

.

 

 


試験・身分制度 3/4  

2021-03-03 20:32:53 | 文化

 

>優秀な学生を指導する際には、自分で考えさせることが重要です。

 

そうですね。思考停止の状態から学生を解放することが大切ですね。   

 

>教員の仕事は、知的で魅力的な環境を提供すること。 >そして、締めるところと、自由にさせるところのバランスをとらねばなりません。 >特に後者は重要です。 

 

日本人には、自由を理解することは難しいですね。   

自由とは、意思の自由の事である。だが、日本人には意思がない。そして、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。恣意の自由は何処の国でも認められていない。恣意の自由は’自由のはき違え’ となる。だから、昔からの ’不自由を常と思えば不足なし’ のままでいる。時代の閉塞感に襲われます。    

 

>米国の大学は、授業は厳しいのですが、夏休みなど休暇は長くとります。 >その間にボランティアなど自由に活動します。 

 

ボランティアとは志願者の事ですね。意思の無い日本人が志願者に成れるのは、恣意の力によるものでしょうね。日本人は恣意を鍛えて意地・根性・大和魂としますね。リーズン(理性・理由・適当) がないからこの種の行動は危険なことですね。英語のボランティアとは別次元のものですね。     

    

>多数のノーベル賞学者を輩出した京都大学の学風は自由です。  

 

ノーベル賞受賞者の数で自由の学風を絶対的に証明するのは危険なことですね。      

山本七平は、<ある異常体験者の偏見>の中で、日本人の絶対化について述べています。「日本軍が勝ったとなればこれを絶対化し、ナチスがフランスを制圧したとなればこれを絶対化し、スターリンがベルリンを落としたとなればこれを絶対化し、マッカーサーが日本軍を破ったとなればこれを絶対化し、毛沢東が大陸を制圧したとなればこれを絶対化し、林彪が権力闘争に勝ったとなれば『毛語録』を絶対化し、、、、、、等々々。常に『勝った者、または勝ったと見なされたもの』を絶対化し続けてきた―――と言う点で、まことに一貫しているといえる。」と書いています。

 

>開成高校や灘高校などの有名進学校も自由です。>詰め込み教育はしません。  

 

日本人は無哲学・能天気であって思考を停止していますから、詰め込み教育をしないと知識が増えませんね。詰め込み教育を受けた人は、蓄えた知識を使って受け売り専門の人なりますね。ありきたりのことを沢山しゃべる人になっています。ありきたりの事であれば、聴衆は安心して聞いていられますね。      

イザヤ・ベンダサンは、自著<ユダヤ人と日本人>の中で、我が国の評論家に関して下の段落のように述べています。

評論家といわれる人びとが、日本ほど多い国は、まずあるまい。本職評論家はもとより、大学教授から落語家まで (失礼! 落語家から大学教授までかも知れない) 、いわゆる評論的活動をしている人びとの総数を考えれば、まさに「浜の真砂」である。もちろん英米にも評論家はいる。しかし英語圏という、実に広大で多種多様の文化を包含するさまざまな読者層を対象としていることを考えるとき、日本語圏のみを対象として、これだけ多くの人が、一本のペンで二本の箸を動かすどころか、高級車まで動かしていることは、やはり非常に特異な現象であって、日本を考える場合、見逃しえない一面である。 (引用終り)    

 

>ところが、昨今の医学部教育は正反対です。>講義と実習を詰め込み、夏休みや冬休みは短期間です。  

 

実習があると学生は忙しくなりますね。現実直視が必要ですからね。         

 

>多くの大学が授業の出席をとり、小テストを繰り返します。>酷いところになると、医師国家試験対策用の授業や試験を行います。  

 

出席は何処の医育機関でも単位習得の要件になっていますね。テストは学生を安心させるためのものでしょうね。学生の心配事は国家試験ですから。   

     

>医師国家試験用の予備校に通う学生までいます。

 

国家試験に失敗した卒業生は、そういう事になりますね。もちろん予備校通学は強制ではありませんね。   

 

>これでは、教養は身につかず、自分で考えられません。 

 

教養は教養学部でみっちりと勉強すればよいでしょう。その後に医育機関に入学したらよいでしょう。      

 

>医師国家試験には合格するかもしれませんが、まともな大人に育たないでしょう。

 

そうですね。医育機関には初めからまともな大人を入学させる必要がありますね。   

 

 

 

.

 

 


試験・身分制度 2/4  

2021-03-03 17:18:37 | 文化

 

>ところが、低下しているのは九州大学と金沢大学だけで、2.5下がっています。ちなみに、東京大学理科一類も2.5低下しています。 >ただ、偏差値が下がっているのはごく一部です。>53の国公立大学医学部のうち、32は偏差値の変化がありませんし、旭川医科大学や弘前大学など11大学は2.5上昇しています。  

 

偏差値に囚われていては、学生の教養の向上は望めないでしょうね。

日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。わが国が学歴社会であるいうのも云うのも、序列社会の言い換えに過ぎない。偏差値に囚われて思考停止しているのでは知的な人間は増やせませんね。       

 

>医学部の定員を増やしたせいで、入学者の学力が低下しているとはいえません。

 

何時も偏差値に囚われていますね。序列順位の安定では教育の改革は果たせませんね。   

 

>■「優秀な学生」に合わない指導を行う、大学側の怠慢

>では、全国医学部長病院長会議の幹部が言うように、医学生の学力が低下しているとしたら、何が問題なのでしょうか。 >少なくとも、入学者の質が低下しているわけではありません。

 

あなたの言う入学者の質というのは偏差値の事ですね。偏差値を通して医学生の学力を評価することに間違いがあるのではありませんか。      

 

>そうなると、教育システムに問題があるか、そもそも「医学生の学力低下」という前提が間違っているかのどちらかでしょう。

 

序列を知れば、一も二も無く価値あるものと思い込む日本人の序列メンタリティに問題が在るのでしょうね。これにより、医学生に必要な学力の低下が見逃されているのでしょう。   

 

>私は両方の側面があると思います。  

 

そのようですね。   

 

>現在の医学部教育はいびつな状況です。 >東京大学理科一類に合格する学力をもつ学生が、地方の国公立の医学部に入学しているからです。 

 

医学部入学の魅力には勝てないようですね。教育の成果が偏差値の評価に置き換えられていますからね。      

 

>教授たちが学生だったときとは、まったく状況が違っています。  

 

医療技術が進歩したからですかね。   

 

>果たして、教育体制は学生に合わせて変わったのでしょうか。>私は、そこに問題があると考えています。  

 

我が国の無哲学・能天気な教育制度には問題が在りますね。   

 

>■実力派医師どころか「まともな大人」を輩出できない    

 

日本人は、無哲学・能天気ですから、まともな大人は輩出できませんね。   

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。これは、子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。現実の内容だけであれば、'現実' '現実' の上下判断になり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の場合はこれである。非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。       

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。   

 

 

 

.

 


試験・身分制度 1/4  

2021-03-03 08:40:16 | 文化

 

>試験・身分制度の根深い害

>364905 大学側の怠惰、実力派医師どころか「まともな大人」を輩出できない >匿名希望 ( 26 会社員 )  21/02/28 PM08

>昨今の学校の教育方針にて、優秀な医師どころか「まっとうな大人」ですら排出できていない状況のようです。

 

そうですね。これは深刻な問題ですね。     

 

>これから、本当に大学をはじめ学校教育が必要なのかを考えさせられます。 

 

我が国民の思考停止が教育の大きな問題になっているのでしょうね。   

見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は ‘嘘’ である。誰しも嘘つきにはなりたくない。だから、自分の非現実は語らない。これが、日本人の思考停止の原因である。日本語には、非現実 (考え) の内容を語る為の時制のある構文がない。

現実の内容は頭の外にある。だから、見ることが可能である。見ればわかる。だから、考える必要はない。これは楽ちんである。正解はただ一つである。

非現実 (考え) の内容は頭の中にある。だから、見ることができない。それは、ただの話である。その内容を知るには文法に基づいて文章の内容を理解しなくてはならない。これは、骨の折れる仕事である。だから、通常、日本人は理解をしない。忖度 (推察) で代用して済ませている。

理解と忖度は似て非なるものであるから注意が必要である。忖度 (推察) は聞き手の勝手な解釈であるから、話し手には何の責任もない。たとえ両者の間に齟齬が存在しても議論にもならない。現実直視になっていないことを忖度の主に指摘しても、'だって、私は本当にそう思ったのだから仕方がないではないか' と懸命に反発するので取りつく島がない。かくして、日本人の対話は成立しない。   

 

>-------------------------以下引用-------------------------

>リンク

>年々人気が高まる「医学部」。>志願者の増加に伴い、受験戦争は熾烈を極めている。    

 

そうですね。不況の時代には医学部に人気が集まるようですね。   

 

>しかし「最近の医学生は出来が悪い」と低評価を下す教授らが増えており、アンケートでも圧倒的多数が「学力が低下した」と回答。 >医学部は最難関ではなかったのか? >医大生の能力の変化をデータで比較・検証し、その実態に迫る 

 

学力低下に対しては、わが国は歯止めがかからないですね。それは、みなが序列順位の競争に心をうばわれているからです。  

 

>■「優秀」「出来が悪い」で評価二分…最近の医大合格者  >医学部の教授たちは、学生のことをどのように見ているでしょうか。>医学部は大学受験の最難関です。>優秀な学生が集まっているはずです。  

 

そうですね。医学部は序列順位の高い学生が入る所でね。しかし、世俗の序列順位と医師に必要な知的水準とは必ずしも一致するとは限りませんね。  

 

>ところが、指導する医学部教授の評価は違います。 >「最近の学生は出来が悪い」>「高校で習っておくべき、基礎的な教養が身についていない」 >このように嘆く人が少なくありません。 

 

基礎的な教養がなくても受験テクニックさえあれば医学部入試には合格出来ますからね。アメリカのように学卒者を医育機関に入学させると医学生の教養問題も改善するでしょうね。   

 

>このことは、医学部教授を対象とした調査でも示されています。 >201211月に全国医学部長病院長会議が発表した「医学生の学力低下問題に関するアンケート調査報告」では、全国にある80の医学部のうち、75校の担当者が「医学生の学力が低下している」と回答しているのです。>その理由として「ゆとり教育(65校)」、「医学部定員の増加(58校)」、「若者全体のモチベーションの低下(44校)」、「医学部教員の多忙(43校)」が挙げられていました。>特に、多くの医学部長や病院長が、2008年から実施された医学部定員の増員が悪影響を与えたと考えています。 

 

受験テクニック万能の世の中が教育の内容をゆがめているのでしょうね。   

 

>1966年は18歳人口の700人に1人が医学部に進んでいましたが、2013年には136人に1人となっています。 

 

田中角栄首相の一県に一医大の構想が実現しましたからね。金がなければ入学できない医大も多いのではないでしょうか。     

 

>医師専用の情報交換サイトであるエムスリーのインタビューで、福島統氏(東京慈恵会医科大学教育センター長)は「門戸は昔よりかなり広がっている」と述べています。>もし、医学部の定員増により、入学者の質が低下しているなら、偏差値は下がっているはずです。   

 

偏差値教育は、わが国お得意の序列教育の言い換えにすぎませんね。これでは日本人の無哲学・能天気は一向に治らない。偏差値教育は高度な職業人の育成には向いていませんね。     

 

 

 

.