川天使空間

work, write, and fish! __ >゜)))彡  

なもみ(火だこ)

2013年03月13日 05時23分23秒 | 小児科
クリニックの看護師さんのお嬢さんが続けて二人、下腿に大理石状の色素沈着を訴えてやってきた。
調べたら、火だこ(温熱性紅斑)。
赤外線ヒーターなどに繰り返し当たった場所が赤くまだらになり、繰り返すと色素沈着を残すらしい。



(写真も撮らせてもらったけれど画像はこちらからお借りしました)

ビタミンCを処方して、ほかに治療法はないものかと調べたら、なんとなんと。

秋田では火だこのことを「なもみ」という。
秋田の「なまはげ」の語源は、火だこから来ているらしいのだ。

寒い時期に動かないで火にあたっている人にできる「なもみ」。
これを剥がすべく出羽包丁を持って、「なぐごはいねが~」と。
「なもみはぎ」→「なまはげ」となったらしい。

新潟にいる次男に電話で話したら、
「ああ、『なもみ』ってそういうやつだったんだ」
どうしてなもみなんて知ってるのと問いただしたら、
「秋田に18年いたからね」と。
母は30年以上もいるのに、知らなかったよ……。

ファンタジーとリアリティの境目の部分って、いいなぁ。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« くつろぐ | トップ | 復活の脚 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふしぎ (こちらのまです)
2013-03-13 09:33:07
えええ、そんなものが、昔から。
先人の言葉は、バカにしてはしけないなあ。
Unknown (yesnid)
2013-03-13 09:35:35
今で言う低音やけどでしょうか。ここでもビタミンC大活躍ですね。
なまはげ (笑)
2013-03-13 20:55:52
生禿げ かと思ってました。
Unknown (敦子)
2013-03-13 21:15:01
のまですさま>

ええ、うんと昔からあった言葉みたいで。
すごいですよね、先人は。

yesnidさま>

低温火傷とはちょっと違うみたいなんです。
繰り返し繰り返し、同じあたりを温めているとできる日焼けみたいなもので。

笑さま>

あはは、私もその漢字、脳内で当ててました~。
まさかこんなものだったとは(爆)。

コメントを投稿

小児科」カテゴリの最新記事