不活化ポリオワクチン

9月から、不活化ポリオワクチン(IPV)接種が始まった。

これまで日本では、ポリオは生ワクチン集団接種のみだった。
けれど経口生ワクチンなので、ワクチン接種者やその家族にポリオ発症のリスクがある。
発展途上国では、免疫獲得効果の高さから、まだ経口生ワクチンが主流。
けれど先進国では流行の可能性は低いので、不活化ポリオが主流になっている。

輸入不活化ポリオ希望者が増えてきたこともあって、厚労省は意外に早く不活化ワクチン移行を進めたようで。
これまでのDPTワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風三種混合)と同じスケジュールで、まずは単独の不活化ポリオを接種することになる。
そして、11月からは、4種（DPT-IPV）混合ワクチンが開始される。

昨日、うちのクリニックで不活化ポリオワクチン接種者は12名だった。
夏風邪や肺炎や喘息の患者さんの隙間にやっているから、なかなか慌ただしい。
秋田市では9月から夜間休日診療所が市立秋田総合病院に移転し、私たちも出向することになっている。
10月後半から始まるインフルエンザワクチン確保もお願いしたし。
マイコプラズマ肺炎の流行だけだと思っていたら、近くの保育所でA型インフルが出ているとの情報もあるし。

秋から冬にかけて、小児科はずんずん忙しくなってくる。
気温はどうみても　真夏なのになぁ。

帰宅する時、外気温がまだ32度だった。
涼しくなってからなんとか創作。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)