川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

J1・第19節

2006-08-23 22:12:06 | サッカー
FC東京 5 - 1 アビスパ福岡
(東京)藤山、赤嶺、石川、伊野波、阿部 (福岡)OG
国立まで行って見てきたのですが…
福岡についてはほとんどテレビなどでも見ないのですが、以前詳細なブログを見たりしておりましたので、「左SBのアレックスの守備がなっていないらしい」ということと「右SBの中村北斗も守備の面では今ひとつらしい」という先入観などを持って、どんなものかいなと楽しみにしておりました。
その福岡は北斗を右MFにして、川勝監督の弟子吉村が右SBに入っていました。が、この吉村がいきなり対面の川口にぶっこ抜かれて決定機を作られてしまいます。で、北斗はというと位置どりにどこか迷いがありかのようで、また攻めの局面で走っても後ろからのボールがバロンの方に出ることが多くて徒労に終わることがほとんど…正直前半はいてもいなくてもほぼ同じなのではというくらい惨憺たるものでした。
片や左のアレックスはというと、こちらは前評判通り(?)石川にやられ徳永にやられ…正直、梶山とルーカスがピリッとしていない状態だったのでどうにか持ちこたえていたのかなという印象…特に梶山はパスも不正確で位置取りも悪くかなりダメでしたね。
幸か不幸か福岡は前半半ばで薮田が警告二枚で退場処分になってしまい、攻守定まらずの状態からまず守りという意識が向いたことで、逆に一時良くなりました。が、これもホベルトがDFラインの前のスペースを懸命に防いでいるからで、正直時間の問題かな~と思っていたら、藤山が突破してきてシュート、味方に当たって足元に転がってきたところをまたシュートしたら前にいたDFに当たってコースが変わっての先制ゴール。
前半は1-0で終わりましたが、梶山のところが修正されれば後半一方的な虐殺になるのではという雰囲気が…

後半、アビスパは川勝にハッパをかけられたか必死に点を取りにき、左SBのアレックスは味方がボールをキープしていればどこへでも上がっていきます。
え~、で、アレックスの持ち場をカバーする人がいないし、そもそも退場で一人少ないので、FCは石川と徳永がそろってドフリーです。あたかも「お前達に何が出来るって言うんだよ?」と挑発しているかのよう…
まあ、それでも「肉を切らせて骨を断つ」ではないですが、そのアレックスが猛然と右サイドへと走っていった流れからクロスかシュート気味のボールを中にいれ、それが相手のOGを呼び込み同点にしました。FCは速攻時に右がドフリーなのですが、同点にされたことで落ち着きを失ったのか無闇と回したところをかっさらわれたりしてしばしばピンチを迎えております…
12分くらいには遅攻からのパスをカットしたアビスパが逆に徳永の曖昧なポジショニングを突いて決定的なチャンス…途中投入の城後が独走してGKと1対1になりましたがこれが枠外…。

で、この逆転機会を逃した福岡が落ちたのと、FCが冷静さを取り戻したこともあって、以降はFCのゴールショー。
20分前くらいに右サイドをようやく使って徳永のクロスから赤嶺。
直後に今度は左をついて、中へ戻したボールを石川がちょっとハンド気味にトラップしつつ豪快に決めて3点目。
コーナーキックから伊野波、阿部と途中投入組が決めて結果的には5-1と十分虐殺的なスコアになりましたが、正直8-1で終わっても不思議でなかったような試合ではありました。

アビスパ側から見ると、前線、中盤が迫力不足のため、攻めをより効果的にするためにはアレックスが入ってこなければいけない…ただ、それは代償として自分側の左サイドをほぼ明渡すことになる…正直無茶苦茶なのですが、このアレックスの無茶苦茶なオーバーラップが別の試合でも行われているということは、そうせざるをえないという苦しい台所事情などもあるのでしょうか…
中村北斗は後半は前を向いて攻め込む機会もありましたし、アレックスの援護を受けると脅威にはなりましたが、全体としてみると攻守に中途半端な印象。3-5-2の右がやはりいいのかなという気が。アレックスも左ハーフにした方がまだ守備がマシになるような…
もっとも、もう一人のキーマンでこの日アビスパで一番効いていたホベルトは、4バックの前でやらせるのが一番良さそうで、解決の糸口を見つけるのは苦労しそうな印象を受けました。引退している岩本輝雄を引っ張り出したくなるのも何となく分かります。

ちなみにFCは新加入のワシントンが二試合続けてベンチ外。彼はガーロのとんだ置き土産となってしまったのでしょうか…

他の試合は?
浦和レッズ 3 - 1 アルビレックス新潟
(浦和)ワシントン3 (新潟)エジミウソン
川崎フロンターレ 4 - 2 名古屋グランパスエイト
(川崎)ジュニーニョ2、我那覇、OG (名古)秋田、ヨンセン
名古屋の連勝は4でストップ。まあ、ヨンセンがOGを含めて2点入れたようですのでノープロブレムなのですが。
横浜Fマリノス 1 - 2 大宮アルディージャ
(横浜)松田 (大宮)小林慶、吉原
ヴァンフォーレ甲府 2 - 1 鹿島アントラーズ
(甲府)バレー、須藤 (鹿島)岩政
ジュビロ磐田 3 - 1 ジェフ千葉
(磐田)太田2、福西 (千葉)巻
京都パープルサンガ 4 - 4 セレッソ大阪
(京都)松田、パウリーニョ、手島2 (C大阪)古橋、大久保2、藤本
京都は2試合続けて凄い試合をやっております。
ガンバ大阪 3 - 2 サンフレッチェ広島
(G大阪)山口、二川、マグノ・アウベス (広島)柏木、李漢宰
大分トリニータ 3 - 3 清水エスパルス
(大分)高橋2、エジミウソン (清水)チョ・ジェジン、枝村、伊東

頭でドリブル

2006-08-23 14:48:40 | サッカー
古きを学びて新しきを知るということを温故知新といいますが…

1930年の第一回ワールドカップ。
その準決勝でウルグアイの伝説的MFホセ・レアンドロ・アンドラーデがハーフウェーラインあたりからリフティングで前進しはじめ、そのまま緩慢な相手DFを全員かわしてゴールしたという話があります。まあ、当時は自分の持ち場から出て行かないという感じでしたし、やられた相手も「ポカーン」としていただけなのではとも思うのですが。

それから70年以上経った今、このリフティングドリブルをやる酔狂な選手が現れたのだとか。
サッカーに新たな大技? 話題呼ぶ「くっつきドリブル」とは。(narinari.com)
ケルロンっていう選手がいるとは聞いてましたが、こんなことをやる選手なわけですか。
ワールドカップの前に中澤のボンバーヘッドを整髪料でガチガチに固め、川口にヘッドでバックパスをした後、中澤の頭の中にボールをおさめてもらい、そのまま中澤を相手ゴールまで走らせれば点になるのではないかという戦術を提案されていた方がいましたけれど、このプレーにヒントを得ていたのでしょうか…

…でまあ、対策ですけれどカッとなって倒しに行くからダメなのであって正当なショルダーチャージで体勢狂わせればいいだけなのではと思うんですけれどね。血の気のあるラテン人DFなら「馬鹿にするな」と倒したりするんでしょうけれど、カンナバーロあたりなら併走してショルダーチャージで吹っ飛ばしてボールを獲って「はいはい面白い面白い、ご苦労さん」で終わりそうな気がするんですが(笑)
これが本当にいつも通用しているのなら、8得点なんてものにはならないでしょうし。少なくとも、欧州レベルの冷静な面々相手にはとても通用しそうなものには見えないんですが。

まあ、おそらくは89分間は普通のプレーに終始しており、一試合に一度か二度ほどやって観衆を湧かせているだけなのではと思いますけれど。あとは緊迫した試合の中でこういうのをやれば、それはそれで観衆を笑いに引き込むこともできるでしょうし有用なのではという気はしますけれどね。

CL3回戦

2006-08-23 13:30:12 | サッカー
強豪は順当に勝利
面白くない…といいつつも、バレンシア、レッズあたりは一応応援しているチームですけどね。レッズは何だかんだ言いつつジェラードをスタメンから外す余裕でしたし(カイトはまだいないみたいですが)、クラウチが決めておりました。同点にされるあたりは何とも不安ですが、一応ホームでの1点のリードを守りきりました。
キケ・フローレスが「アウェーでは奴等は弱い」と言っていたザルツブルク相手にバレンシアは快勝。しかしキケ・フローレスはザルツブルクに決まった時も「オーストリアのクラブで助かった」と相手を挑発しておりましたが、こんなに好戦的な監督でしたっけ?
ミランは先に2点を先取し、相手の反撃を1点に抑えて順当勝ち。でもベンチを見るとFWの控えが…体調面に問題があり、セリエであのスタイルが通用するのかとされているロナウドであっても獲らざるを得ない部分がありますかね…いくら何でもスロースターターのジラとケガの多いピッポだけで一年通してというのは無理でしょうし。
といいますか、インテルがズラタンを獲ったのはミランに対する嫌がらせが一番の理由かもしれないという気がしてきました(笑)

ラファエル・ソビスがラシンへ
そのミランが3人目のFWとして白羽の矢を立てていたらしいというソビスは南米チャンピオンのインテルナシオナルからスペインのラシン・サンタンデールへ移籍するそうです。といっても、本人が明らかにしたというだけで、実際どうなのかはよく分かりませんが。
一部の配信記事には「ラシンへ」とありましたが、これだけではラシン・サンタンデール(スペイン)かラシン・クラブ(アルゼンチン)か分かりません(笑) スペイン発なのでラシン・クラブということはありえないでしょうけれど。
一時期ブラジル代表の23人目に滑り込むかもとか言われていましたが、このところはそんなに良くもなかったそうですが、ラシンの残留切り札となりますか。
ついでにラシンはレアル・マドリーからルベン・ゴンザレスも獲得したそうです。

ユヴェントスはブームソン獲得
お金がないといいつつ、DFに7億2000万円の移籍金を払うあたりが侮れません。
セリエBならトゥドールとロベルト・コヴァチの二人で足りるような気もするのですが(元イタリア代表レグロッターリエもいますし)、そのうえでなお新戦力を獲るということはA残留を諦めていないということなんでしょうねぇ…

代表は30日夜発表、翌日から活動
「誰が使えるのか分からないし~」というつとめてサッカー的な部分と「日本はユーゴと違って準備万端やってくれるから色々やってみたいし~」という偏屈親父的部分とが半々くらいな気もします(笑)

トッテナム2-0でシーズン初勝利
タイニオがスタメンで出れば去年の強かったトテナムが戻ってくるということで(笑)。後半24分にゾコラに替えられていたのは気に入りませんが。
しかしまあ、ケガで代表戦を辞退していたタイニオですが、とりあえず元気そうで何よりではあります。

瑞典-丁抹U-21

2006-08-23 01:25:36 | サッカー
9月5日に予定されているデンマーク-スウェーデンのU-21代表メンバー。
9月5日というと、当ブログ開設1周年の日にあたるわけですが、何とも粋な計らいをしてくれたものです(誰が?)。

U-21スウェーデン代表
GK ヨアン・ダーリン、アッバース・ハッサン
DF マティアス・ビェリスミール、アンドレアス・グランクビスト、ペーター・ラーション、ミカエル・ルスティグ、フレドリック・ストール、オスカル・ヴェンデト
MF ドゥサン・ドュイッチ、マルティン・フリブロック、アレクサンダー・ファルネルド、ラスムス・リンドグレン、エルカン・ゼンギン
FW ビョルン・ランストレーム、ヘノク・ゴイトム、ヨアキム・ショーハーゲ、オラ・トイフォネン、ポントゥス・ヴェルンブルーム

欧州で注目されている選手となると、ファルネルド、ゴイトム、ランストレームくらいでしょうかね。

U-21デンマーク代表
GK イェスパー・ハンセン、テイス・F・ラスムッセン
DF ヨナス・トルスト、ミカエル・ヤコブセン、トマス・コルテガード、モアテン・ラスムッセン、セーレン・イェンセン
MF マルティン・ベルグフォルト、マルティン・スペルマン、マルティン・オルンスコフ・ニールセン、ミッケル・ティッゲーセン、ニキ・ツィームリンク、ヴィリアム・クビスト・ヨルゲンセン
FW ダニー・ステン・オルセン、イェペ・クルス、ヨアン・アブサロンセン、カスペア・ロレンツェン、モアテン・ダンカン・ラスムッセン、シモン・ブスク・ポウルセン

アッゲルとベントナーがいないので、大分地味めではあります。トルストとダンカンくらいでしょうか。
デンマークはこの下の世代がちょい強でミカエル・ラウドルップの息子アンドレアス・ラウドルップもいたりと話題性もあるので、いわゆる穴世代という感じもするのですが。

名前だけ見ているとスウェーデンの方が若干上のような気もしないではないですかね。スウェーデンには他にもユーゴ生まれのサイドMFとかアーセナルにいるS・ラーションとかそこそこの選手はおるようなので。