どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

リーガエスパニョーラ便り:エスパニョールvsレアル・マドリー

2004-09-19 | Football
エスパニョールvsレアル・マドリーを見た。
結果は1-0でエスパニョールの勝利。
そして、点差以上に内容はエスパニョールのものだった。

過去1部残留ラインを何とか乗り切っているエスパニョールだが、今年は素晴らしいスタートを切った。
そして、好調のままレアル・マドリーをホームで迎えることが出来たのが幸運だったのだろう。
ボールが良く動いたし、ボールを持った後の上がりが素晴らしい。
この勢いに呑まれて、レアルはサッカーをさせてもらえなかった感じだった。

チャンピオンズリーグでレバークーゼンに0-3の大敗してしまったレアル。
ショック療法だったのか、この試合はラウール、ベッカムがベンチスタート。
更にジダン、フィーゴは怪我の為に3週間前後欠場が決定している。
右サイドのサルガドは怪我の為に欠場と見られていたが、チーム事情を考慮して何と先発してきた。
嫌な流れは更に悪い事を呼んでしまう。
GKカシジャスが試合前の練習で指を負傷。先発を外れてベンチスタートだ。

ショック療法は見事に失敗した。
とにかくボールが落ち着かない。
組織としてチームがなっていないのだ。
ボールを持っても、誰も効果的な攻撃をしようとしない。
ロングボールを蹴って、後は前線任せの状況。
ひどい。こんなひどいレアルは、先期の終盤の連敗中のチームのようだ。
疲れきったシーズン終盤ならいざ知らず、まだ開幕して3試合目だぞ。
ジダン、フィーゴがいないと、銀河系どころのチームではない。
個の力が飛びぬけていても、組織力の前では何も出来ない見本のようだ・・・。

悪い事は更に続いた。
今期鳴り物入りでローマから加入したサムエルが、この試合で2枚のイエローで退場。
力をいまだ発揮できないままだ。
終了間際には、相手への肘打ちでサルガドが一発レッド退場。
二人とも次節は出場停止だ。
サルガドへのレッドの時、ベンチにいたGKカシジャスが文句を言ったらしい。
ベンチにいるカシジャスがイエローを一枚貰った。
出ていなくてもイエローって有るのか!?
貰った直後に、胸で十字を切ったカシジャスには笑ってしまった。

次節は水曜に試合がある。
相手はオサスナ。
普段なら問題ない相手だが、なんとここまで2勝1分けの暫定首位と好調スタートを切ったチーム。
選手層を厚くしたつもりが、何と薄っぺらなレアルの選手層。
厳しい戦いが待っているだろう。

バレンシアもレアル・ソシエダに快勝。
しかし、アイマールが再び負傷との情報。
本当かよ。治ったばかりじゃないか・・・絶句。